情緒たっぷりの街並みが随所に残る京都。せっかく美味しい料理をいただくのであれば、京都らしい雰囲気と共に満喫しませんか?
「KIWAMINO」では、一度は訪れたい名店の数々をご紹介していますが、その中から今回は、古都・京都の風情ある町家をお洒落に改装したレストランをまとめてご紹介いたします。
目 次
【フレンチ】
1.京都モダンフレンチ先駆けのお店で味わう唯一無二のご馳走
Restaurant MOTOI(京都府/烏丸御池駅)

情緒溢れる京都・俵屋町、数々の名店が軒を連ねるこの地にひっそりと佇む「Restaurant MOTOI」は、大正時代の呉服商の邸宅をリノベーションしたモダンフレンチレストラン。伝統美とスタイリッシュなデザインが見事に融合した空間は、正座した時と同じくらいの目線で中庭を眺められるように床を下げるなど、細部にまでこだわりを感じます。
オーナーシェフを務める前田元氏は、中華の料理人として約10年間研鑽を積んだ後に渡仏、フレンチに転身した面白い経歴の持ち主。中華のエッセンスを取り入れたフレンチのコースは、前田氏ならではの一皿ばかりが並びます。可能な限り、自らの手で食材を調達するなど、食材と真摯に向き合っているからこそ生み出される、唯一無二のご馳走をいただきましょう。
2.本場パリで世界中のVIPを魅了した料理を京町家でいただく
山地陽介(京都府/祇園四条駅)
シェフ自らのフルネームを店名に掲げる「山地陽介」。祇園の中心部に位置し、街並みに馴染む料亭のような佇まいは、これから始まる美味しいひとときへの期待を高めます。
“日常を洗練させて極上の癒しの空間を作りたい”という想いが詰まった店内は、明るくナチュラルな雰囲気。和を感じさせる中庭とのコントラストも心地よい時間を演出します。
腕を振るうシェフ・山地陽介氏は、フランスのトップガストロノミー「ポール・ボキューズ」や「アラン・デュカス」、「ジョエル・ロブション」などの名店で研鑽を積んだ実力者。京都の食材が秘める可能性を昇華した一皿は、驚きと感動に満ち溢れています。京町家で寛ぎながら、世界最先端の美食を味わってみませんか。
元記事を読む:https://www.kiwamino.com/articles/selections/12717
【イタリアン】
3.祇園の京町家で楽しむ、オーダーメイドのイタリア料理
リストランテ ティー ブイ ビー(京都府/祇園四条駅)
情緒溢れる京都・俵屋町、数々の名店が軒を連ねるこの地にひっそり京都・祇園の南側、花街の風情溢れる石畳の一角にある「リストランテ ティー ブイ ビー」。現役のお茶屋でもある町家の1階を改装した店内は、モダンな感性が際立つ洗練のインテリアで彩られています。
この店の特徴は、料理を選ぶというスタイルではなく「誂える(あつらえる)」というオーダーメイドで楽しめること。京都・鷹峯の老舗農園で収穫された地野菜や、鮮魚にお肉など、その日に仕入れた厳選食材を専用ワゴンに載せて紹介してくれます。ゲストがその場でチョイスした食材を、京料理の技法も取り入れた京都ならではのイタリア料理に仕立てます。
4.京都でイタリアの雰囲気を味わえる町家のリストランテ
Ristorante 美郷(京都府/五条駅)
閑静な住宅街の一角に佇む「Ristorante 美郷」は、100年以上歴史のある古民家をリノベーションした一軒家レストラン。ゆっくりと流れる時間の中で、日本ならではの四季折々の表情を見せてくれる坪庭を眺めながら食事をいただけます。
料理はイタリア郷土料理のコンセプトを大切に、旬の食材をふんだんに使用。全国各地の新鮮な魚介類、京都上鳥羽の無農薬野菜、信州の天然キノコや山菜など、安心できる食材にこだわり、繊細で優しい料理を提供しています。150種のイタリアワインを備え、グラスワインも常時8種類ほど。イタリアの地方にあるリストランテのような、アットホームで居心地の良い一軒です。
元記事を読む:https://www.kiwamino.com/articles/selections/15242
【中華】
5.高瀬川のほとりで満喫する 町家の京風創作中華
創作中華 一之船入(京都府/京都市役所前駅)
「創作中華 一之船入」は、京都市役所にも程近い史跡・高瀬川一之船入のほとりに立つ、かつてはお茶屋であった築90年の町家。高瀬川一之船入は、高瀬川を往来する船の荷の積み下ろしや方向転換に使われた入り江で、現存する唯一の船入です。
こちらでいただけるのは、横浜中華街や全国の有名店で修業を積み中国特級調理士の資格を有するオーナーシェフが、京料理の出汁使いにも注力して作り上げた、京都人の厳しい舌にも支持される創作中華。契約農園から仕入れる無農薬の京野菜を“医食同源”の考えに基づいた料理に仕立てます。窓の外は高瀬川の入り江という風情ある町家の個室で、この上ない情緒を感じながら京都と中華の融合が楽しめる一軒です。
6.洗練された「麻」や「辣」の新感覚・四川料理を、寛ぎの町家で
町家四川 星月夜(京都府/四条駅)
四条堀川に近い油小路仏光寺の築100年の町家を改装し2015年にオープンした「町家四川 星月夜」。情緒溢れる町家の店内で四川料理がいただける評判の一軒です。
数々の有名中華料理店で長年修業を積んだシェフが、伝統を守りながらも新しい感覚の四川料理を追及している同店。厳選した京都ならではの旬の食材を使用し、巧みなスパイス使いで「麻」や「辣」を効かせたこちらの四川料理は、豊富に用意された紹興酒やワインと一緒に味わいたい洗練されたメニューが揃います。
坪庭の四季折々の表情を望む落ち着いた空間で、デザートや食後の中国茶までをゆっくりと。特別なひとときのランチやディナーにもおすすめです。
元記事を読む:https://www.kiwamino.com/articles/selections/9929
いかがでしょうか。今回はフレンチを始め、イタリアンや中華などの様々なジャンルで一度は訪れてみたい、京都にある町家のレストランをご紹介いたしました。
食事はもちろん、歴史を感じられる町家ならではの空間も魅力的なお店ばかり。気になるお店はぜひチェックしてみてください。
※こちらの記事は2024年12月25日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。