情緒たっぷりの街並みが随所に残る京都。せっかく美味しい料理をいただくのであれば、京都らしい雰囲気と共に満喫しませんか?
今回は、風情ある町家をお洒落に改装したイタリアンレストランを6軒ご紹介。和と洋の融合を目と舌で楽しみましょう。
目 次
1.春夏秋冬の高級食材を使った料理を堪能する完全紹介制イタリアン
やまぐち(京都府/祇園四条)
京都・祇園の街並みに溶け込むように暖簾を掲げる「やまぐち」。「ゲストとの信頼関係を大切にしたい」との想いから、完全紹介制のスタイルを守り続けているイタリア料理の名店です。
腕を振るうのは、日本料理からイタリア料理のシェフへ転身した後、東京の「リストランテ カノビアーノ」や京都祇園の「リストランテ ティ ヴォリオ ベーネ」で経験を積んだ山口正氏。雲丹、鮑、トリュフ、キャビア等の高級食材を惜しみなく使い、和食とイタリアンを見事に融合させた独創的な料理を楽しめるコースは「おまかせコース」のみ。かけ放題のからすみなど、遊び心に満ちた料理で食通達を魅了しています。
2.「菜園」という名のレストランで、身体に優しいイタリア料理に舌鼓
ORTO(京都府/烏丸御池)
京都の中心地・烏丸御池の裏路地に並ぶ町家の一角にあるイタリアンレストラン「ORTO」。吹き抜けの天井が開放的な店内は、街の喧騒とは無縁のゆったりとした雰囲気。1階はライブ感溢れるカウンター席、2階はシックなテーブル席となっており、幅広いシーンで利用することができます。
こちらでいただけるのは、旬の素材を活かし、塩分や油分を最小限に控えた調理法で仕立てるコース料理。イタリア語で「菜園」を意味する「ORTO」ならではの、肉・魚を一切使用しない野菜のみで構成された「菜園コース」も、新鮮な楽しみと驚きを感じさせてくれます。
3.空間も料理も“異なるものの融合”で魅了する町家イタリアン
RISTRANTE ITALIANO CHIMERA(京都府/祇園四条)
八坂神社の南楼門近くに位置する「RISTRANTE ITALIANO CHIMERA」。小さな路地のようなエントランスを進み、祇園の町家を改装した和風な佇まいの建物に一歩足を踏み入れると雰囲気は一変、開放感のあるスタイリッシュな空間が広がります。
店名に込められた“異なるものの融合”の通り、料理はイタリアンながら京都を中心とした食材を使用。由来の異なる食材の中から相性の良いもの同士を組み合わせ、切り方から火入れまでこだわった一皿は、クラシックでありながら新しさも感じられます。美食家達を惹きつけてやまない所以は、器、素材、料理、温度、全てに妥協を許さないこだわりにあるのでしょう。
4.京野菜×イタリアンのコラボレーションを楽しむ一軒家レストラン
イル・ギオットーネ 京都店(京都府/祇園四条)
京都市八坂の五重塔の横に位置する「イル・ギオットーネ 京都店」は、古民家を改装した佇まいが街並みに溶け込む一軒家レストラン。オフホワイトの内装に木調のインテリアで整えられた店内は庭の緑に包まれ、さながら森のリストランテのような雰囲気です。
“もしイタリアに京都という州があったら”をコンセプトに、食材はできる限り京都産のものを使用。京野菜とイタリアンを独自の色を出しながらまとめ上げ、1枚の皿に表現しています。オープン以来人気の定番メニュー「色々なキノコのリゾット」は、数種類のキノコの食感が心地良く、ワインとの相性も絶妙です。
5.祇園の京町家で楽しむ、オーダーメイドのイタリア料理
リストランテ ティ ヴォリオ ベーネ(京都府/祇園四条)
京都・祇園の南側、花街の風情溢れる石畳の一角にある「リストランテ ティ ヴォリオ ベーネ」。現役のお茶屋でもある町家の1階を改装した店内は、モダンな感性が際立つ洗練のインテリアで彩られています。
この店の特徴は、料理を選ぶというスタイルではなく「誂える(あつらえる)」というオーダーメイドで楽しめること。京都・鷹峯の老舗農園で収穫された地野菜や、鮮魚にお肉など、その日に仕入れた厳選食材を専用ワゴンに載せて紹介。ゲストがその場でチョイスした食材を、京料理の技法も取り入れた京都ならではのイタリア料理に仕立てます。
6.京都でイタリアの雰囲気を味わえる町家のリストランテ
Ristorante 美郷(京都府/五条)
閑静な住宅街の一角に佇む「Ristorante 美郷」は、100年以上歴史のある古民家をリノベーションした一軒家レストラン。ゆっくりと流れる時間の中で、日本ならではの四季折々の表情を見せてくれる坪庭を眺めながら食事をいただけます。
料理はイタリア郷土料理のコンセプトを大切に、旬の食材をふんだんに使用。全国各地の新鮮な魚介類、京都上鳥羽の無農薬野菜、信州の天然キノコや山菜など、安心できる食材にこだわり、繊細で優しい料理を提供しています。150種のイタリアワインを備え、グラスワインも常時8種類ほど。イタリアの地方にあるリストランテのような、アットホームで居心地の良い一軒です。
今回は、町家で楽しむ京都のイタリアンレストランをご紹介しました。
食事はもちろん、町家ならではの空間も魅力の店ばかり。古都・京都で、和と洋の融合を存分に味わい尽くしましょう。
※こちらの記事は2022年09月12日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。