名物の一つに「ひつまぶし」が挙げられ、うなぎの老舗店が多く軒を連ねる名古屋。炭火で香ばしく焼き上げた肉厚のうなぎは、食べ応え抜群です。
今回は名古屋にある一度は訪れたい、うなぎの名店をご紹介。ひつまぶしだけではない、名古屋のうなぎ料理店の魅力が満載です。
目 次
1.希少な青うなぎのみを使用するミシュラン掲載の名古屋の名店
うな富士(愛知県/鶴舞駅)
創業100年以上の老舗うなぎ店が多い名古屋において、わずか25年でミシュランに掲載された名店「うな富士」。
いただけるうなぎは、一般的なものより3割以上もの大きさを誇る青うなぎのみを使用。全体の収穫量のわずか2割しかない「うな富士」のうなぎは、身の厚さや脂の乗り方、旨味がたまりません。
肝がプリっとした綺麗な形で取り出すことができる腹開きをしたうなぎを、1,000度を超える炭火の「地焼き」で調理します。
そんな香ばしいうなぎに丸々と肥えた肝を乗せたうなぎ丼やひつまぶしが名物。創業以来継ぎ足してきた、門外不出のタレと合わせて味わいましょう。
2.大きく切られた鰻と種類豊富な地酒との組み合わせを楽しむ
うな善(愛知県/名古屋駅)
名古屋駅から徒歩約8分の好立地にある「うな善」は、関東風のひつまぶしが名物のお店。
厳選したうなぎを白焼きし強火で蒸した後、あっさりしながらもコクのある秘伝のタレに3度くぐらせ、焼き上げます。一般的な名古屋のひつまぶしとは違い、細かく刻むことなく、一切れが大きく食べ応えがあるのも特徴の一つ。
また、うなぎと合わせてお酒を楽しむことができるのも「うな善」ならではです。愛知県の地酒はもちろん、種類豊富なお酒をラインナップ。白焼きやう巻はもちろん、産者直送の名古屋コーチン料理や魚料理などのアテも多いので、ひつまぶしと合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
3.名店出身の店主が調理する、美味しいとこ取りの名物料理
うなぎ家 しば福や(愛知県/国際センター駅)
江戸時代当時の街並みを残す四間道、円頓寺商店街。昔ながらの雰囲気に溶け込むよう佇む「うなぎ家 しば福や」は、古民家をリノベーションしたお店です。
店を切り盛りするのはうなぎの養殖業を営む父を持ち、名古屋の名店「うな富士」にて研鑽を積んだ店主。
外はカリっと、中はふわっと焼き上げたうなぎを、軽やかでふかみのあるタレに絡めて丁寧に仕上げます。
なかでも名物は「まぶしば丼」。名古屋の名物でもある定番のひつまぶしと、シンプルな蒲焼きを同時に楽しむことができる一品です。蒲焼の香ばしさと出汁の旨味、両方の調理法でうなぎの美味しさを満喫しませんか。
4.うなぎ卸問屋だからこそ!目の前で焼き上げる一本鰻
うなぎ四代目菊川 ミッドランドスクエア名古屋本店(愛知県/名古屋駅)
「うなぎ四代目菊川」は、90年続くうなぎの卸問屋が運営するお店です。実績のなかで培われた目利きの力で、約300グラムもの大きさのうなぎを仕入れ、調理。まるごと1本を焼き上げる“一本鰻”が名物です。
肉厚なうなぎは皮目を香ばしく焼き上げても身が縮まず、備長炭の強い火にも負けないほどの脂が特徴。短時間で焼き上げるため外側はパリっと中はふんわり、口に入れた瞬間に脂がとろけでる美味しさがたまりません。
そんなうなぎは職人がライブキッチンにて、捌いて焼き上げます。調理シーンを見ているだけで、食欲をそそられることでしょう。
5.伊勢神宮に奉納する、由緒正しいこだわりのうなぎ料理を食す
うなぎのしろむら(愛知県/久屋大通駅)
「うなぎのしろむら」は、伊勢神宮外宮御祭神「豊受大神様」の御前で宣誓書と共に丹精込めて焼き上げた「活うなぎ蒲焼・白焼き」を奉納している、唯一のうなぎ料理店です。
店内は随所に木と和紙を組み合わせた日本伝統の雰囲気。中庭を望む個室もあるので、用途に合わせて問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
より天然に近い環境で育てられる「三河一色産活うなぎ」は上質な脂身が特徴。そんなうなぎをお客様が来店されてから、活きたまま捌きます。炭火でパリっと焼き上げたうなぎは、愛知県産の醤油やみりんを用いたタレにくぐらせ提供。うなぎ丼やひつまぶしとの相性を考え選び抜かれたお米と一緒に召し上がれ。
暑い夏に精を付けてくれるうなぎ料理。
ひつまぶしだけではないうなぎ料理の名店で、ぜひ夏の贅沢を味わってみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。