関東と関西の文化の接点として、独自の文化を育んできた名古屋。様々なグルメがあるなかで、もちろん寿司も外せません。シャリとネタというシンプルな組み合わせでありながら、職人の繊細な技が凝縮された奥深い料理は、日本人のみならず世界中から愛されています。今回「KIWAMINO」では、一度は行きたい名古屋にある寿司の名店を5軒ご紹介します。
目 次
1.地元の厳選素材をたっぷり使った正統派江戸前寿司
浜源(愛知県/御器所駅)
名古屋・御器所駅より徒歩約7分。「浜源」は、閑静な住宅街の一角に位置する江戸前寿司店です。伝統的な日本建築と西洋風アンティークが融合した店内には、“お客様にゆったり過ごして頂きたい”という2代目大将・鈴木太郎氏の思いが込められています。白木のカウンター席は、余裕をもった6席のみの心地よい空間です。
大将が握るのは、正統派江戸前寿司。先代から受け継いだ技をベースに、かつてミシュラン三つ星を獲得した「あら輝」で学んだエッセンスを取り入れます。素材を引き立てるシャリは赤酢と白酢をブレンドし、ほろりと解ける触感に。豊洲の卸から仕入れる厳選された鮪や、地元の旬の魚介類の旨味が光る珠玉の一貫を堪能して。
2.“本当の旬”にこだわる寿司とワインのマリアージュを満喫
すし人 酒伊(愛知県/久屋大通駅)
名古屋・久屋大通駅より徒歩4分。ビルの2階奥に位置する「すし人 酒伊」は、“本当の旬”にこだわり、その季節にしか味わえないネタを提供する、完全予約制の寿司店です。凛とした和みのカウンター席「母屋」や、特別感のある完全個室「高岳」の他、リピーターのみが利用できるという艶やかな「はなれ」を備えます。
「ゲストの声をくみ取り、コースに反映させる」という大将の心遣いを感じる料理は、どれも鮮度や季節感、質の良さを追求した逸品の数々。そんな料理には、ワインとのペアリングがおすすめです。産地やワインの特徴と合わせたペアリングは、テロワールを感じながらマリアージュを満喫できること請け合い。最初から最後までコースを堪能できることでしょう。
3.旬そのものを満喫できる寿司店で、季節に触れる
鮨井(愛知県/浅間町駅)
名古屋・浅間町駅より徒歩7分のところに位置する「鮨井」は、魚の旬を楽しむ寿司店です。毎朝市場に足を運ぶ店主・井田吉政氏が握るのは、全国各地から最良の時期に仕入れる鮮魚のみ。いつ来ても、その時に最も旬の味を満喫できます。大将が“日本一”と謡うのは、静岡県より直送する山葵!日本で初めて山葵栽培を始めたという農家から仕入れる山葵は、みずみずしく辛みの強い2年物。山葵が苦手という方も楽しめるはず。
コースは予算に合わせたお任せコースが3つ。5つ星お米マイスターと選ぶこだわりのシャリで握る寿司の他に、お刺身や小鉢などがついています。料理に合わせてそれぞれ日本酒やワインも提案してくれるので、スタイリッシュな和空間で思う存分寿司を堪能ください。
4.サービス精神溢れる大将が握る、人気のネタは必食
鮨処 宿木(愛知県/大曽根駅)
名古屋・大曽根駅から徒歩9分のところに店を構える「鮨処 宿木」。店名の「宿木」は「源氏物語」五十四帖の巻名の1つを由来としているとか。暖簾をくぐり店内に入ると、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気が漂います。カウンター席の他、テーブル席の用意もあるので、1人でも、デートでも様々な場面で活躍するでしょう。
ネタは光物を中心に豊富なラインアップを提供。当日は「食べたいネタや食べられる量を気兼ねなく伝えてOK」というサービス精神も旺盛です。店で人気のネタという、コハダ、サバ、穴子は、ぜひリクエストしたいものですね。コースは予算に応じて選べる4タイプを用意しているので、お腹の具合やシチュエーションに合わせて選んでみては。
※こちらの記事は2024年10月31日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。