東京で非日常感溢れるランチを楽しめる、邸宅レストラン4選

佇まいを一目見るだけで、期待感が湧き上がってくる邸宅レストラン。食事はもちろん、外観やお庭を楽しんだり、内装の細かい部分に見入ったり。日常とは一味違う贅沢な時間を過ごすのにぴったりの場所です。今回は、東京にある邸宅レストランを厳選。「KIWAMINO」がおすすめする店舗を4軒ご紹介します。

1.1978年オープン、歴史ある邸宅で味わう至高のフレンチ

レストラン マダム・トキ(東京都/代官山駅)

代官山駅から徒歩約8分、旧山手通り沿いの閑静なエリアに佇むのが「レストラン マダム・トキ」。重厚なマホガニーの扉を開くと笑顔で迎えてくれる、アットホームな一軒家レストランです。柱や床にはイタリアの大理石が使用され、欧州らしい雰囲気がたっぷり。1978年にオープンしてから今もなお、異国情緒溢れる古き良き空間で、多くのファンを惹きつけています。

腕をふるうのは、フランスの三つ星レストランなどで研鑽を積んだシェフ。ランチメニューは2種類あり、それぞれノンアルコール、もしくはアルコールペアリングも選べます。ワインのラインナップも豊富で、料理や気分に合わせてチョイス可能。安全な食材を丁寧に調理した、“美味しいこと”を絶対条件に作る至高の料理につい笑みがこぼれます。歴史を感じる美しい一皿に酔いしれてみては。

フランス料理

レストラン マダム・トキ

東急東横線 代官山駅 徒歩8分/正面出口よりみずほ銀行方面を道なりに進み八幡通りへ。横断歩道を渡り直進、突き当りT字路を左折。旧山手通りに出ますので右折直進。代官山蔦屋書店・バプティスト教会を通り過ぎた右手にございます。

2.洗練された非日常空間で、至福の美食を楽しむ

オーベルジュ・ド・リル トーキョー(東京都/六本木駅)

六本木駅より徒歩5分ほどの「オーベルジュ・ド・リル トーキョー」は、フランス・アルザス地方で100年以上の歴史を誇る名店「オーベルジュ・ド・リル」の東京店です。白亜の洋館のエントランスを抜け、メインダイニングの扉を開けると現れるのは、燦然ときらめくシャンデリア。ゆるやかな螺旋階段を降りると、華やかな印象のダイニングフロアへとたどり着きます。2階フロアには個室が4部屋あり、接待などのビジネスシーンや、家族や仲間との特別な集まりにもおすすめ。

提供しているのは、先代から受け継がれた伝統のスペシャリテと、時代や季節の変化を取り入れた一皿。その2つが調和し、受け継がれる美味しさと旬の彩りが生み出す特別なメニューです。食事に合わせるワインは、世界最優秀ソムリエのタイトルに輝いたセルジュ・デュプス氏が監修し、600種類、2,000本を常に保存するという徹底ぶり。素晴らしい料理と洗練された空間で、心満たされるひとときを過ごしましょう。

クラシック フレンチ

オーベルジュ・ド・リル トーキョー

東京メトロ日比谷線 六本木駅 2番出口より徒歩5分

20,000円〜29,999円

3.趣のある優雅な邸宅レストランで、スペイン料理の楽しさを堪能

小笠原伯爵邸(東京都/若松河田駅)

若松河田駅の地上出口を出てすぐ、スパニッシュ様式の邸宅「小笠原伯爵邸」では、モダンスパニッシュを堪能できます。かつて小笠原長幹伯爵が暮らした豪華な本邸を、優美な雰囲気をまとう建物へと蘇らせました。スペイン建築ならではのパティオ(中庭)や、樹齢500年のオリーブの樹など、見所も多数。食事後には、館内を見学することも可能です。邸宅が歩んできた歴史に、思いを馳せながら、美食のひとときを過ごせるでしょう。

楽しめるのは、スペインならではの食材と日本各地から取り寄せた旬の食材を合わせたコース料理。イベリコ豚の高級希少部位「プルマ」を使ったメイン料理をランチでも堪能できます。前菜からデザートまで、一皿一皿からスペイン料理の楽しさを味わいましょう。重厚感のある建物でいただく、四季の魅力を詰め込んだ品々。特別な日にぴったりの思い出が作れそう。

スペイン料理

小笠原伯爵邸

都営大江戸線 若松河田駅 改札右側・河田口 出口より地上すぐ

15,000円〜19,999円

4.東京都指定の有形文化財で味わうモダンフレンチ

La Maison Kioi(東京都/永田町駅)

永田町駅直結、「東京ガーデンテラス紀尾井町」内に店舗を構えるのが「La Maison Kioi」。昭和初期に建てられたチューダー様式の洋館が目印のレストランです。建物は「赤坂プリンスホテル」の旧館として長い間愛されてきた、東京都指定の有形文化財。館内のところどころに優美な装飾が施され、荘厳なインテリアに気分が高まります。4名〜利用可能の個室プランもあり、グループでのお祝いごとにもぴったり。

料理には、シェフが「お客様に心からおすすめしたい」と思った食材だけを厳選。旬の恵みをふんだんに使った一皿を提供しています。ランチタイムは、メインディッシュとデザートを選べるプリフィックスコース。選べるデザートには「ふじと紅玉のアップルパイ」などがあるほか、季節ごとに変わる「シーズナルパフェ」が食べられるコースも用意されており、甘党にもうれしいメニュー構成です。赤坂の閑静な一角で、至福のひとときを。

フランス料理

La Maison Kioi

東京メトロ南北線 永田町駅 9a改札直結「東京ガーデンテラス紀尾井町」4F

東京にある魅力的な邸宅レストランをご紹介しました。美味しい料理とともに建物の雰囲気を味わえば、日常から解き放たれ、うっとり気分に浸れます。日常を忘れられる空間でのランチは、この上ないご褒美になるはず。大切な日の思い出づくりに、ぜひ足を運んでみては。

※こちらの記事は2025年03月30日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

安岡晴香

広告代理店、出版社の営業職を経て、WEB・雑誌のライターに。グルメ、旅、美容、カルチャー、ビジネスなど、幅広いジャンルの記事を発信している。幼少期から食べるのが生きがいだが、営業時代に会食でさまざまな名店を訪れ感動したことで、食への愛がさらに増大。お酒の愉しさもおぼえ、日本各地でレストラン巡りを続けている。

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