寒くなるこれからの季節、旬を迎えるカニ。プレミアム美食メディア「KIWAMINO」では今回、一度は訪れたいカニ料理の名店を厳選してご紹介。みっちりと詰まった肉厚な身から広がる香りと甘みを堪能する、まさに至福のとき。これからの時期にしか出会えない、冬の味覚を味わいに出掛けませんか。
福井県の老舗旅館「望洋楼」の味を表参道で
ふくい、望洋楼
福井県・三国温泉で創業100年以上を誇る料理旅館が手掛ける「ふくい、望洋楼」。古民家で利用された梁やこだわりの越前焼、北陸の新鮮食材など、上質な空間と料理を楽しめるお店。
こだわりのカニ料理に用いるのは福井県名産の越前蟹。その日に店主が選び抜いた越前蟹を現地から直送し調理します。
新鮮な状態で福井県の味を表現するため、その日に仕入れた食材を使用。ガサえびやのどぐろなど、熟練の職人達の技術によって福井県の名産を最も美味しい状態でいただきましょう。
素材の鮮度とライブ感が人気の活蟹料理専門店
銀座 きた福
「銀座 きた福」は、赤坂店に続く2号店として、2015年に銀座7丁目の地にオープン。個室が3室のみの小ぢんまりとしたお店ですが、洗練された店構えや設えの上質さは1つ星の名店であることを感じさせます。
お料理は、個室それぞれに配された料理人が目の前で調理。活きた蟹が手際よく捌かれ、鮮度抜群のままカニ料理を堪能することができます。通年で楽しめるたらば蟹やずわい蟹から、冬季限定(11月~3月)で楽しめる松葉蟹や希少な黄金蟹など、専門店ならではの品揃えが嬉しいですね。
極上のカニ料理を引き立てるペアリングコースも人気。アルコール類も充実しており、日本酒やワイン、シャンパンなど、蟹との相性抜群の厳選されたラインナップが用意されています。
銀座の夜景とともに活蟹の甘みと旨みを堪能
銀座 蟹みつ
2019年に惜しまれつつ閉店した「日比谷蟹工船」の姉妹店としてオープンした「銀座 蟹みつ」。夜景を見ながらカニ料理を楽しめる2人席やプライバシーが保たれた個室も備えています。
旬に合わせて北海道各地の漁港から入荷する活毛蟹は自慢の一品。蟹は輸送時のストレスにより旨みが損なわれてしまうため、水揚げからの輸送時間が短く済むよう、日本近海で獲れた蟹だけを限定して扱うのが「蟹みつ」のこだわり。
カニ料理とともに最高級山形牛を楽しめるコースや、活毛蟹・たらば蟹・鮑を同時にいただけるコースなども用意。新鮮な活毛蟹と高級食材の贅沢な組み合わせに舌鼓を打つことでしょう。
山陰地方の旬の食材を味わえる日本料理店
赤坂 四季庵 よう悦
「和食 銀座四季庵」が赤坂に移転し、「赤坂 四季庵 よう悦」として2019年11月にオープン。7席のカウンターと1つの完全個室が備わる店内は、寛ぎの時間を過ごすのにぴったりのシンプルな内装。
その季節にしか出会えない食材にこだわった懐石料理は、最良の食材に合わせてメニューも変わるため、定期的に利用しても飽きることはありません。冬季限定の松葉蟹を始め、のどぐろや黒鮑、鱧、松茸など、とことん旬の食材を味わえます。
旬の食材とのマリアージュを楽しめるように、日本酒やKENZOブランドを中心としたワインなど、常時50種類ほどのアルコールを用意。シンプルで上質な空間のため、利用シーンを選ばず、お食事を楽しむことができそうです。
冬の味覚の代表格であるカニを味わうことができる名店を厳選してご紹介しました。種類や産地、調理法の異なるカニ料理を食べ比べることができるのもこの時期だけ。つい無言になって没頭してしまう極上の美味しさを堪能しましょう。ぜひ、お気に入りの一軒を見つけてみてはいかがでしょうか。