価格以上の満足感が得られる、1万円台で満喫できる京都のレストラン5選

「高級レストラン」だけのセレクションではない「価格以上の満足感が得られる料理」として、1997年にミシュランガイドに登場したビブグルマン。良心的な価格で満足できる、良質な料理を提供する店に与えられます。今回は「ミシュランガイド京都・大阪2024」においてビブグルマンに選出された、予算1万円台で楽しめる京都のレストランを5軒ご紹介します。

1.素材の魅力を引き出したシンプルな一皿を味わえる、隠れ家風フレンチ

Asperge Blanche(京都府/五条駅)

Asperge Blancheの店内

「Asperge Blanche」は、京都・五条駅から徒歩約2分の場所にある、10席のみの小さなフレンチレストラン。大通りから一本入った路地裏にあり、ご夫婦で営まれているのだそう。一軒家を改装した建物で、鮮やかなブルーのドアを開けると、アンティーク雑貨を散りばめた温かみのある空間がゲストを迎えてくれます。

店の自慢は、味を無理に重ねず、素材本来の魅力を活かしたシンプルな料理。野菜は地元近郊のものをメインに、有機・無農薬・減農薬にこだわって仕入れています。肉や魚をはじめ、店おすすめのテリーヌなどは、熟成を施して旨味や風味を引き出すのだとか。7品が揃うWメインのディナーコースは10,500円。街の喧騒から一線を画した隠れ家風の空間で、ゆったりとしたひとときを。

フレンチ

Asperge Blanche

京都市営地下鉄烏丸線 五条駅 徒歩2分

6,000円〜7,999円

2.京野菜で風土を表現、目でも舌でも楽しめる前衛的なモダンフレンチ

ドゥフィーユ(京都府/烏丸駅)

人々で賑わう四条・烏丸エリアに位置する「ドゥフィーユ」は、モダニズムフレンチを提供するレストラン。客席は全部で8席、ゲスト一人ひとりに気を配れるようにという、シェフのこだわりが伝わります。こぢんまりとした空間は、大切な方との記念日など特別な日にもぴったり。

フランス料理をベースにした、前衛的な料理が評判の同店。キャンバスに見立てた白い皿に、まるで芸術品のように美しい料理を仕立てます。京都ならではの風土を表現すべく、メニューには亀岡や上賀茂で仕入れた野菜を使用。もちろん、見た目だけでなく味も折り紙付き。全9品のおまかせコースは、10,780円とお値打ちです。

モダンフレンチ

ドゥフィーユ

阪急京都本線 烏丸駅 烏丸駅13(阪急)出口から徒歩約2分

6,000円〜7,999円

3.イタリアの郷土料理をベースにした逸品と、ナチュラルワインを堪能

ラピンタイカ(京都府/東山駅)

有名な神社仏閣が数多く点在する東山エリア。東大路仁王門に佇む「ラピンタイカ」は、トスカーナ地方の郷土料理をベースにしたメニューが人気の、イタリアンレストランです。店内はリラックスして料理を楽しめるよう、ゆとりを持った席の配置に。“また戻ってくる”という意味を持つ店名どおり、たくさんのゲストに足を運び続けてもらえるような店を目指しているのだそう。

魚介類や野菜など、食材は季節と鮮度を意識して仕入れ。料理のボリュームも満点で、特に前菜の盛り合わせがおすすめとのこと。料理だけでなくイタリア・フランスのものを中心としたナチュラルワインも豊富に揃います。パスタが充実しているのも特徴で、2種のパスタがいただけるディナーコースは7,700円。気軽に行ける家庭的な雰囲気も魅力です。

イタリア料理

ラピンタイカ

京都市営地下鉄東西線 東山駅 徒歩5分

6,000円〜7,999円

4.名物の釜めしは豊富なラインナップ、二条城近くの“普段着割烹”

一華(京都府/二条城駅)

二条城駅から歩いて3分ほどの場所に立つ「一華」は、“普段着割烹”をコンセプトにした割烹料理店。カウンター7席のみの空間は、木目の質感を活かした落ち着きある雰囲気です。ディナーコースは7,440円からで、別途一品料理も注文可能。生麩田楽など京都らしい一皿も揃います。

店の名物は、一人前ずつ丁寧に炊き上げる釜めし。鶏ときのこや山菜などの定番に加え、夏の鮎、秋の松茸といった季節を感じる釜めしも用意されており、お好みのものを選べるのが嬉しいところ。大将と女将が二人三脚で営まれているこちらの店は、お二人の温かな人柄やおもてなしも評判だそう。肩肘を張らずに美味しい料理を味わってみては。

釜飯・割烹・小料理

一華

地下鉄東西線 二条城前駅 徒歩3分

6,000円〜7,999円

5.日本酒にこだわりを持つ店主が振る舞う、季節を切り取る京料理

紫竹 葵湖(京都府/下竹殿町)

京都中心部から少し足を延ばしてたどり着く北大路エリア。歴史感じる瓦屋根の長家に店を構える「紫竹 葵湖(しちく きこ)」は、店主の丁寧な仕事が光る京料理が魅力の一軒です。月ごとに変わるコース料理で、季節を感じるディナータイムを満喫。特等席とも言えるカウンターで、店主の手捌きを楽しめます。

料理もさることながら、開店準備のころから様々な酒蔵を巡って決めたという、日本酒のラインナップも必見。店主の故郷が滋賀ということから、京都の店でありながら、滋賀の日本酒のみを取り扱うというこだわりぶりです。おすすめを聞いて、料理との饗宴を堪能してみてはいかがでしょう。夜のコースは、5,500円から9,900円と嬉しい価格帯です。

懐石・会席料理

紫竹 葵湖

線 駅 京都市バス特37系統・46系統「下竹殿町」より徒歩2分

6,000円〜7,999円

価格以上の満足感が得られると人気のビブグルマン。今回は京都エリアから1万円台で楽しめるレストランをご紹介しました。気軽に訪れて、美食を満喫してみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2024年10月10日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Yuri

校正の仕事に興味を持ち、スクールを経て一休コンシェルジュ編集部へ。好き嫌いはほぼなし。食べることが大好きで、どんなものでも美味しく・楽しくいただきます。編集部メンバーとのお店巡りが最近のマイブーム。もう少しお酒が強くなりたいと思う今日この頃です。

【MY CHOICE】
・最近行ったお店:さ行/デンクシフロリ/BLESS/レストラン プルニエ/ラフィナージュ

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