2021年オープンの注目グルメ!銀座で話題のレストラン4選

東京屈指のグルメ激戦区・銀座エリアには、2021年も様々なレストランが新規開業し、注目を集めました。
今回は、銀座エリアで2021年にオープンした話題のレストランを4軒ご紹介いたします。

1.13年間に渡るパリでの活躍から帰国、姉弟が織りなす絆のフレンチ

レフ アオキ(LES FRERES AOKI)(東京都/東銀座駅)

フランス・パリにて「Restaurant Makoto AOKI」を開業し、13年間高い評価を得てきた青木三代子氏と誠氏。二人の兄は、銀座を代表する鮨店の一つ「銀座 鮨青木」の青木利勝氏で、三兄弟のおもてなしが銀座で楽しめる事に。

姉弟が開業した「レフ アオキ(LES FRERES AOKI)」は、パリ時代と比べて客席数を絞り、カウンター席のみに。“きめ細かな対応で、お客様とファミリアな関係を築いていきたい”という考えの元、パリで多くのゲストから賞賛を受けた、三代子氏の接客の妙が生きる設えです。

シェフの誠氏の料理はパリっ子を満足させてきた、伝統的なフランス料理。銀座という土地柄を考慮し、パリ時代より一皿あたりのポーションを抑え、皿数を8皿前後に増やした構成での提供に。人気メニューの中でも「仔鳩のロースト」は外せません。ロゼ色に輝く断面の美しさと見事な火入れは勿論ですが、酸味が効いたソースとのバランスが絶品の一皿です。

フランス料理

レフ アオキ(LES FRERES AOKI)

東京メトロ日比谷線 東銀座駅 出口3

12,000円〜14,999円

2.名店を継ぐ名店で味わう、旬を感じる秀逸な一貫

こはる(東京都/銀座駅 徒歩8分)

日本国内はもとより、海外からも多くのお客様が通い詰める鮨の名店「青空(はるたか)」。その人気を15年間支えてきた栗田寿之氏が店主として、「青空」の移転後、その跡地に満を持して「こはる」を開業しました。

温もりを感じる木の風合いが生かされた設えは、席間がゆったりと贅沢に取られています。
長年の経験で培った目利きと豊富な知識で仕入れられる食材は、どれも妥協を許さない逸品揃い。職人技から生み出される四季を感じるつまみと握りを、心ゆくまで堪能する事ができます。

シャリにも細心の注意を払い、甘味の強い米と粘りの少ない米の2種類の山形米をブレンドして炊き上げています。シャリは食材の持つポテンシャルを最大限に引き出すための存在でなければならないという思いから、米に応じて水加減を調整し、米酢と塩を効かせ硬めのシャリに。
常に品質を保つため、何度も米を炊き、ネタに合わせて温度調整も行う徹底ぶりです。

寿司

こはる

東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 徒歩8分

30,000円〜39,999円

3.人気鮨店が移転オープン、代名詞とも言える「熱いシャリ」との再会

佐たけ(東京都/築地市場駅)

鮨好きや同業者からも注目を集めていた佐竹大氏が「すし佐竹」を閉店したのが2020年2月。屋号を「佐たけ」に改めて移転オープンとの報は、瞬く間に大きな反響を呼びました。

吟味したネタの数々も素晴らしいですが、佐竹氏と言えばシャリへのひとかたならぬ思いの強さ。硬めに炊いたシャリは、はっきりとした酸味と強めの塩加減。ネタと一緒に何度も咀嚼する事で、滋味深い美味しさが口の中で幾重にも広がっていき、何とも言えない幸福感に包まれるでしょう。

シャリの温度は人肌というのがセオリーですが、鮪の大トロや金目鯛など脂の強いネタに、
ホカホカと湯気の立つ熱いシャリを合わせます。ネタの脂がシャリの熱で融解し、シャリを覆う事で生まれる一体感は、この握りを飲み込んでしまいたくないと思う程。貝類や青魚には少し温度を下げたシャリを使い緩急を付ける、飽きの来ない構成力にも感服の一言です。

寿司

佐たけ

都営大江戸線 築地市場駅 330m

20,000円〜29,999円

4.日本料理をベースにした唯一無二の焼鳥を体感できる新店

焼鳥 月や(東京都/銀座駅 徒歩5分)

日本料理の伝統を引き継ぐ数々の星獲得店で修業を重ねてきた加藤丈法氏が店主を務める「焼鳥 月や」。天井の日本墨画が凛とした非日常感漂う白木のカウンターでいただく、日本文化継承の技を取り入れた「焼鳥」は「月や」でしか味わえない逸品です。

鶏肉は、銘柄鶏の最高峰である「伊達鶏の雌」を使用。フルーツの様な甘み、噛み締めた時に押し返してくる気持ちよい弾力、柔らかな肉質の奥から深みのあるコクが溢れ出てくる「伊達鶏の雌」焼鳥は、拘りの備長炭で部位ごとに火入れし、味付けを変えて丁寧に仕上げます。
焼鳥の合間には、日本全国は勿論、世界中の最上食材を吟味し素材の味を最大限に引き出した日本料理の数々が提供されます。

それぞれの料理の完成度が高いのは言うまでもありませんが、ひとりひとりに対面で提供してくれるプレミアムな体験と圧巻のホスピタリティがゲストに感動をもたらせてくれ虜にしてしまいます。
料理に合わせて多種多様のドリンクも揃えられており、訪れたお客様からも好評を博しています。

焼鳥・日本料理

焼鳥 月や

東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 徒歩5分

15,000円〜19,999円

それぞれのお店が様々なスタイルで更なる高みを目指し、より沢山のお客様に満足してもらえるようにと奮闘しています。そんな姿は自然と私も頑張ろうという、前向きな気持ちにしてくれます。オープンしたばかりの新店に、皆様も美味しい喜びを見つけに行ってみませんか。

※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

橋本 恭一

美味しいお酒とお料理を求め続ける 都内屈指の胃袋&肝臓フル回転系ライター。 和洋中ジャンル問わず、王道の古典料理から イノベーティブ系のお料理にどんなお酒が合うかを ひたすらに追い求めており、食前食後などのバーの 楽しみ方も皆様にお伝えしてまいります。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:ナスキロ/サエキ飯店/赤坂 らいもん/鮨 みうら
・好きなお店:レストラン キエチュード/ラ クレリエール/私厨房 勇/トラットリア ダディーニ
・自分の会食で使うなら:くろ﨑/Les Chanterelles/日本料理 晴山/の弥七
・得意ジャンル:フレンチ/イタリアン/バー
・好きな食材:サルミソース/真鱈の白子/生トリ貝

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