プレミアム美食メディア「KIWAMINO」では今回、2021年にオープンした都内で話題のレストランをご紹介します。
イタリアンやフレンチ、寿司など、個性豊かなお店の中から、お気に入りの1軒を見付けてみてはいかがでしょうか。
目 次
1.超予約困難店「長谷川稔」イズムを継承する本格イタリアン
WAJO(東京都/代官山)
代官山駅から徒歩約5分。ひっそりとした裏通りに佇む隠れ家イタリアン「WAJO(ワジョ)」。予約困難店「長谷川稔」の直営店として、2021年3月にオープンしました。シェフとして腕を振るう小早川大輔氏は、イタリアで11年間研鑽を積み、帰国後は「長谷川稔」本店に合流し、長谷川流を学んだ実力派。
いただけるのは「シェフのおまかせコース」のみ。国内外の厳選食材を使用し、イタリア各地の郷土料理を軸にした一品たち。絵画のように美しい盛り付けが特徴の長谷川イズムを、見事に表現しています。「香り」に順番があるという小早川氏の料理。プロ好みの格好良い料理をぜひ堪能してみてはいかがでしょう。
2.“熱いシャリ”で注目を浴びた伝説の鮨店が復活
佐たけ(東京都/築地市場駅)
2021年5月にオープンした「佐たけ」。“熱いシャリ”で注目され多くの美食家を唸らせた「すし佐竹」の主人・佐竹大氏が、1年余りの充電期間を経て復活オープンさせた鮨店です。花街に佇む隠れ家のような外観、樹齢250年といわれる吉野桧で作られた「白木」の一枚板カウンターが備わる店内。凛とした雰囲気が、程よい緊張感を感じさせます。
カウンター個室もあるので、用途に合わせてご利用ください。
握りは、大将厳選の大トロを熱いシャリで握った鮨からスタート。シャリが冷めていくに従って、貝類やコハダのような青魚が握ぎられていきます。さらに気の利いたつまみも充実。最後に登場する熱々のシャリで握った穴子も、とろける味わいと触感が印象的です。
3.一つ星レストランが満を持してオープンさせたこだわりのおでん屋さん
平ちゃん(東京都/三越前駅)
5年連続でミシュラン一つ星を獲得しているフレンチレストラン「La Paix(ラペ)」にて、新年限定で開催していた人気企画「おでん屋平ちゃん」が、実店舗として2021年6月にオープンしました。カウンター8席、半個室の座席が最大8名のこぢんまりとした落ち着いた店内。おひとり様でも楽しめる空間となっています。
いただけるのは、オーナー・松本一平氏のお母様が営む「おでん割烹」の味を原点に、フレンチの技法を掛け合わせた“進化系おでん”。昆布や鰹節をじっくりと炊き上げ、白醤油を加えた深い味わいの出汁を使用し、素材ごとに火入れと薬味を変えながら、丁寧に仕上げます。日本各地の生産者から直接仕入れた旬の食材をふんだんに用いた「季節のおでん」を堪能あれ。
4.一つ星を獲得した鮨の名店のDNAを受け継ぐ注目店
鮨結う翼(東京都/恵比寿)
2021年7月にオープンした「鮨結う翼」は、4年連続でミシュラン一つ星を獲得した「鮨由う」の大将・尾崎淳氏のもとで修練を積んだ、次世代を担う職人が握る鮨店です。才能ある若手鮨職人の今後を憂い、尾崎氏が彼らの活躍の場としてオープンさせました。
使用する食材は、尾崎氏が同行して仕入れをしたもの。素材にもこだわっています。「おまかせコース」は、新政、而今など稀少な日本酒やソムリエ厳選の台湾茶まで楽しめる飲み物付き。もちろん味は「鮨由う」に負けず劣らず。本格江戸前鮨と肩肘張らない楽しいひとときを、リーズナブルに味わえると評判です。
5.「フレンチ×炭火焼き」フランスと日本文化の融合を味わう
神保町 五木田(東京都/神保町駅)
2021年7月にオープンした「神保町 五木田」。国内やフランスの名店で研鑽を積み、フランス料理店「マノワールディノ」でシェフとして活躍した五木田祐人氏のお店です。入り口には暖簾がかけられるなど、外観や店内からは和の雰囲気を感じます。これがこのお店の魅力の一片。フランスと日本文化の融合を表現した空間と料理がテーマとなっています。
いただくのは、シェフがこれまで培ったフランス料理の技術と知識を生かし、炭や薪など日本で古来から伝わる究極の火入れにより、鶏を主体とした素材の持つ本来の味わいを最大限に引き出した料理。フランスと日本が融和した一皿は、ここだけでしか味わえません。
6.ラグジュアリーな空間で味わう洗練されたフランス料理
SÉZANNE/フォーシーズンズホテル丸の内 東京(東京都/東京駅)
東京駅を眼下に望むラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」に誕生したフレンチレストラン「SÉZANNE (セザン)」。店内の繊細なデザインは、“ホテルのレストラン”の空間ではなく“知る人ぞ知る、秘密の隠れ家”という雰囲気を感じさせ、訪れたゲストを魅了しています。
いただく料理は、クラシックなフランス料理のレシピを、ダイナミックかつ緻密で繊細な技術によって軽やかに昇華させた一皿。ロンドン、ニューヨーク、パリなど名だたるレストランで研鑽を積み、ミシュランの星も獲得している「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」のエグゼクティブシェフ、ダニエル・カルバート氏が腕を振るいます。素敵な空間と美しい料理を同時に味わいましょう。
https://www.fourseasons.com/jp/tokyo/dining/restaurants/sezanne/
どれもこれも個性的で、予約困難店になりそうなお店ばかり。いつものお店に訪れるのも良いですが、たまには新しいお店に足を運んでみませんか。これまでにない感動が得られるかもしれませんよ。
※こちらの記事は2024年01月05日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。