春夏秋冬の変化が盛り込まれた日本料理。目でも舌でも日本ならではの魅力をしみじみと感じられ、四季の移り変わりと共に味わいたくなりますよね。今回は、一度は行きたい、奈良にある日本料理の名店を厳選して4軒ご紹介。和の心と技を活かした旬の逸品を楽しんでみませんか?
目 次
1.ライブ感溢れるカウンターで楽しむ、旬を感じる懐石料理
奈良 而今(奈良県/近鉄奈良駅)
奈良県・近鉄奈良駅より徒歩約4分と、好アクセスな立地に位置する「奈良 而今」。『ミシュランガイド奈良2022』では二つ星に掲載され、注目を集める日本料理店です。店主・清水唱二郎氏が提供するのは、ライブ感溢れるカウンターで食材の旬を届ける懐石料理。
奈良の老舗料亭「菊水楼」や、京都の割烹料理店「祇園にしかわ」で修業を積んだ清水氏が、名店で磨いた技と自身の感性を活かし、厳選された食材を独創的な料理の数々へと昇華します。こだわりは土佐備長炭を使用した炭焼き料理。外の皮はパリッと、身はふっくら。口にした瞬間に燻香が広がり、至福のひとときへといざなってくれるでしょう。
2.名店で研鑽を積んだ大将が織りなす、伝統の中に個性が光る逸品
おか田(奈良県/近鉄奈良駅)
奈良県・近鉄奈良駅より徒歩約7分。ならまち・猿沢池より近くにある「おか田」は、風情ある立地に佇む懐石料理店です。シックで洗練された和の空間では、美しい器と共に食事を楽しめます。吉野檜のカウンター越しに腕を振るうのは、大阪・心斎橋にある日本料理の名店「懐石料理 桝田」にて、16年修業を積んだ大将・岡田直己氏。
“会席を通じて奈良の食の豊かさを伝える”という思いから、大和野菜や三輪素麺など奈良ならではの食材をふんだんに使用します。季節感と素材の味わいを大切にして正統派に仕上げる料理は、伝統的なスタイルの中にも大将らしさが光る逸品揃いでしょう。
3.大将自ら厳選した器の数々と、料理のマリアージュを堪能
和やまむら(奈良県/新大宮駅)
奈良県・新大宮駅よりほど近くに佇む「和やまむら」。玄関へ足を踏み入れると、店内の随所に季節の花が飾られており“和の心”を感じる空間が広がります。上質な和のおもてなしを感じながら、心安らぐ四季折々の料理を堪能しましょう。
もてなすのは、長年老舗料亭で板長を務めた山村信晴氏。大将自ら吟味して集めた1,000を超えるこだわりの器に合わせるのは、丁寧に仕上げた季節を感じる料理の数々。例えば、氷の器に盛られる見目美しいお造りや卓上で熱を感じる七輪など、目でも舌でも満喫できるひとときになること請け合いです。
4.素材の旨味を最大限に引き立てる、素朴で温かみのある料理
味の風 にしむら(奈良県/桜井駅)
奈良県・桜井駅から徒歩10分ほど、住宅街に店を構えるのは「味の風 にしむら」。季節の花を設えた趣漂う店内は、一枚板で作られたカウンター席が特徴。地元・桜井で生まれ育った店主・西村宜久氏が提供する、素朴で温かみのある料理の数々をライブ感溢れるカウンター越しに堪能ください。
料理は、シンプルな見た目の中に光る独創的な仕立てが魅力。一品に使う食材は、二つまでに留めることで、素材の印象を深めます。春は明日香村の筍を素揚げしてから醤油焼に、夏は絹ごし豆腐にトマト水の出汁をかけるなど、創意を凝らされた逸品は、日本料理の味に新たな風を吹かせます。
今回は、一度は行ってみたい、奈良にある日本料理の名店を厳選して5店舗ご紹介しました。日本の四季の美しさを食事の中に感じられる料理の数々は、それぞれの店ごとに特徴のあるものばかり。奈良ならではの食の魅力を堪能しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2024年09月10日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。