一度は行きたい、北海道の名店5選

獲れたての海の幸や、広大な大地で育った新鮮な野菜や上質なお肉など「食の宝庫」とも言われる北海道。そんな地には、美食を堪能できるお店が多く軒を連ねます。
今回は、一度は訪れたい北海道の名店を5軒、厳選してご紹介。この場所でしか味わうことのできない、とっておきの料理を求めて、足を運んでみませんか。

1.フレンチの枠を超えた料理を、非日常空間で味わう

霜止出苗(北海道/中島公園駅)

札幌・中島公園近くの閑静な住宅街にある「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」は“札幌の鬼才”と名高い五十嵐光氏が店主を務めるレストラン。
高い塀が配された入口には看板を設けておらず、訪れた人々が非日常の空間で食を楽しめる環境が整います。

提供されるのは、お店の世界観が反映されたジャンルレスな料理の数々。近隣の山で店主自ら採取したキノコや山菜など、北海道中から集めた食材を、砂糖や化学調味料を一切使わず、目にも美しい一皿へと仕上げます。

店内にはビールや焼酎、日本酒はもちろん、500種類以上のワインをストック。伝統的なものから自然な製造方法のものまで、フランス産を中心に、生産者と顔を合わせた上で厳選したワインを揃えます。ここならではのマリアージュを、嗜んでみてはいかがでしょうか。

イノベーティブ

霜止出苗

南北線 中島公園駅 徒歩5分

30,000円〜39,999円

2.北海道の旬食材で季節を感じる、こだわりのフレンチ

AKI NAGAO(北海道/すすきの駅)

鮮やかな青色の壁が印象的な「AKI NAGAO」は、「ミシュランガイド北海道2017特別版」において一つ星として掲載されたフレンチレストラン。“古さのなかに新しいものがある”という長尾シェフの料理コンセプトに寄り添った店内は、ヨーロッパから輸入したアンティークのレンガと、360度オールステンレスになったキッチンが、心地良く調和します。

全国の生産者が生み出す厳選された食材を使い、北海道らしさを表現した料理の数々は、コースのなかで四季を感じ取れる構成になっており、季節を変えて訪れるゲストも多いそう。

なかでも、お店のスペシャリテ、牡蠣料理はぜひ食べてみたい一品。北海道・厚岸をはじめとする日本各地で獲れる旬の牡蠣を、海洋深層水で仕上げます。料理と合わせるワインのリストも豊富。注目を集める北海道産のワインを多く取り揃えているのも嬉しい点です。

フランス料理・イノベーティブ

AKI NAGAO

地下鉄南北線 すすきの駅 1番出口より徒歩3分

40,000円〜49,999円

3.“食とアートの共存”を体現する、新感覚のレストラン

ル・ミュゼ・イデア(北海道/宮の森)

木製のファザードからエントランスを抜けた先にある「ル・ミュゼ」。店内は、1階をカジュアルなレストラン「コンセプト・セー」へ、2階をオープンキッチンや薪火台などが設置されたラグジュアリーなダイニング「ル・ミュゼ・イデア」へと、2020年にリニューアルしました。

北海道内で育つ厳選した素材そのものの味を大切にしながら仕上げるフレンチは、シンプルでピュアな味わい。特にダイニングに設置された薪火を用いたメインメニューは、ありのままの素材の美味しさを存分に堪能できます。

そんな料理の数々を彩る器は、全てが一品一品に合わせて作られたオリジナルのオーダーメイド。北海道の木々や、シェフ自らが作陶した作品に鮮やかに盛り付けられます。味はもちろん、見た目でも楽しむ美食のひとときを体感しましょう。

フレンチ

ル・ミュゼ・イデア

東西線 円山駅 タクシー10分

4.北海道の食材と京野菜が組み合わさった伝統的な茶懐石

壽山(北海道/西駅)

繁華街の中心部より少し離れた、閑静なエリアに佇む「壽山(すやま)」。店主を務める高橋秀人氏は、東京・京都などの京料理店で研鑽を積み、40歳でお店を開業。2019年には現在の場所に移転オープンを果たしました。

料理は「おまかせコース」一本のみ。北海道内から厳選した食材を取り寄せ、京野菜を組み合わせて生み出す、伝統的な茶懐石を味わうことができます。コースのなかには、ホッケやシシャモなど、北の国らしい食材の数々も。

先附、しのぎ、造り、椀と正統派の構成で進む食事は、どれも繊細な味わいで、長年研鑽を積んできた店主だからこそ。透明感のある出汁や季節の野菜の甘み、火入れの妙などが加わったここだけの美食を求めて、訪れるゲストが後を絶ちません。

日本料理

壽山

地下鉄東西線 西18丁目駅 4番出口より徒歩1分

20,000円〜29,999円

5.確かな実績が紡ぐ、出汁にこだわった繊細な日本料理

温味(北海道/中島公園駅)

中島公園の緑を間近に感じる場所にある「温味(ぬくみ)」は、「ミシュランガイド北海道2017特別版」において二つ星として掲載された日本料理店です。店主・山本真樹氏は、札幌にある「古屋」で料理長を務めた後、在香港日本総領事公邸料理人として香港へ。その後「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」の日本料理店で料理長を務めた実力者。

“基本に忠実に”がモットーの料理は、ゲストに美味しいものを提供したいという想いから、その時期の美味しいものを北海道産はもちろんのこと、全国各地から厳選して取り寄せます。

さらに、一番出汁は天然利尻昆布の一級品、二番出汁は羅臼の良質な昆布を使用。削りたての本鰹節を毎日仕入れ、風味と旨味を一番良い状態で提供するこだわり様。旬食材と実績が織りなす、繊細な日本料理を求めて訪れたいお店です。

日本料理

温味

市営地下鉄南北線 中島公園駅 3番出口徒歩5分

20,000円〜29,999円

どのお店も個性に溢れた名店ばかり。北海道にある「このお店」でしか味わえない美食の数々を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2023年12月06日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Minaho Ito

一休.comの宿泊営業から編集部へ。子供を預けて、つかの間の贅沢をレストランで過ごすのが楽しみ。見た目が美しい料理が好きで、イノベーティブ料理やフレンチ・イタリアンがお気に入り。
自分へのご褒美にスイーツ店巡りをすることも多く、行きたいお店リストは常に更新中。

【MY CHOICE】
・最近行ったお店:ラペ (La paix)
・好きなお店:NARISAWA/Crear Bacchus/オテル・ドゥ・ミクニ/ガストロノミー ジョエル・ロブション
・得意料理:イノベーティブ料理/フレンチ/イタリアン
・好きな食材:赤身肉/チーズ

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