今もっとも熱いグルメエリアのひとつ、四ツ谷三丁目・荒木町。中でも和食は、知る人ぞ知る名店が数多く建ち並んでいます。プレミアム美食メディア「KIWAMINO」では今回、職人が手間暇かけて作り上げた絶品の和食が食べられる名店をご紹介いたします。ぜひ大切な人と一緒に、ゆっくりと至極の料理を味わってみてはいかがでしょうか。
備長炭で焼き上げた料理が愉しめる割烹の名店
津の守坂 小柴
「津の守坂 小柴」は、四ツ谷・荒木町の喧騒から離れた閑静な住宅街に位置する知る人ぞ知る隠れ家割烹。京都や広島、銀座の日本料理店で経験を積み、神楽坂のお店で料理長を務めた小柴武氏が開業しました。
店内はカウンターとテーブル1席のみと小規模ながら、吉野檜と杉をふんだんに使った清々しさが漂い、寛ぎの空間になっています。器にもこだわり、アンティーク物を始めとする美しい器と手の込んだ料理を、目でも楽しむことができるでしょう。
備長炭を使用した炭火焼きの料理を中心に、新鮮な魚介、旬の野菜を豊富に使用する割烹料理が自慢。熟練の技で食材の味を生かすように焼き上げた焼き物は、多くの支持を集める人気の一品となっています。
基本的にはおまかせコースでの提供ですが、格式が高いと思われがちな割烹料理をより身近に楽しんでもらいたいという店主の思いから、ゲストは好みの食材や料理を選ぶことが可能。自由度の高いオーダーができるので、会食利用にもおすすめです。
匠の技がきらりと光るカウンター和食
四谷 うえ村
四ツ谷三丁目駅から徒歩約5分、荒木町エリアの一角で暖簾を掲げる「四谷 うえ村」。京都や東京の名店で腕を磨いた植村友二朗氏の織り成す料理の数々は、2012年より10年連続でミシュラン一つ星を獲得しています。
木のぬくもりが感じられる店内にはカウンター7席を配備。店主の料理に向かう真剣なまなざし、華麗な包丁さばきや調理の様子を間近で感じられ、料理を五感で楽しむことができるでしょう。
おまかせコースで提供する料理は、巧みな技で季節の食材の持つ旨味を最大限に引き出したものばかり。長年の経験と発想から紡ぎ出されるのは、京料理を中心とした枠にとらわれない品々で、多くの食通を驚嘆させています。
刺身には必ず本マグロを盛り込むほか、熟練の目利きで厳選した旬の素材や生産者から直接仕入れる確かな食材を使うなど、店主のこだわりが随所に光っているところも魅力です。
今回は、東京の中でも食通の集うグルメスポット四ツ谷三丁目・荒木町の職人の技が生きる和食の名店をご紹介しました。どれも個性と魅力が溢れるお店ばかり。自分へのご褒美や大切な方とのお食事にぜひ一度足を運んでみては。