カウンター席での食事と言えば、洋食や和食のイメージがあると思いますが、ここ最近は中国料理をカウンター席で楽しめるお店も増えてきました。様々なお酒とのペアリングも魅力的です。今回は都内にある中国料理店の中から、大人の隠れ家として使えるカウンター席のある名店を6軒厳選してご紹介いたします。
目 次
寄り添うような滋味、癒しの中国割烹
月居 赤坂(東京・赤坂)
赤坂の路地裏にひっそりと佇む、二階建ての日本家屋。一階のカウンター席では、選りすぐりの食材を調理する様子を見ながら食事を堪能できます。
割烹料理のようなスタイルで、滋味に満ちたお料理の数々をいただくと、心が解きほぐされるような優しい味わいに包まれます。
鎌倉野菜を活かした、身体が喜ぶ創作中国料理
SION modern chinese(東京・広尾)
名店で研鑽を積んだシェフが目指すのは、和食の要素を取り入れた身体を慈しむ創作中国料理。食材の持ち味を存分に引き出し、数十種類の漢方を巧みに使い分ける技術と発想力には、飽きさせない魅力があります。紹興酒やワインなど、お酒のラインナップも幅広く用意されています。
落ち着いた雰囲気のカウンター席で寛ぎつつ、お食事を楽しめます。
しっかりと口に広がる旨み、それでいて丸みのある味わい
ENGINE(東京・牛込神楽坂)
黒酢の酢豚は、豚肉と季節の野菜にタレがしっかりと絡む人気の一品。濃厚な旨みにもかかわらず、その味の濃さに味覚が麻痺させられてしまうような角の立った余韻はありません。
最後にタレを別添えのおこげですくい取ってすべて食べ尽くしたくなる、卓抜した完成度です。
シンプルながら、上質な設えが揃う空間には、洗練された雰囲気が漂います。
足し算と引き算のお料理が融合した、和風中華
の弥七(東京・四谷三丁目)
素材そのもののよさを引き立てる日本料理と、スパイスや油で奥行きのある味わいを持たせる中国料理。異なる料理の長所を融合させた「の弥七」の和風中華は、お料理に伸ばす箸が止まらなくなります。食材の色、味、特に香りの見事な引き出し方は、お見事の一言です。
カウンター席は席幅が広く、リラックスしてお食事を楽しむことができます。
六本木駅至近、大理石カウンターのモダンチャイニーズ
Modern Chinese 亮(東京・六本木)
鮑と黒トリュフの中華風リゾットは、オイスターソースがベースの餡と玉子炒飯が絶妙の相性で、大人気の一皿です。点心や薬膳火鍋、北京ダックなどの定番メニューも人気があります。フカヒレや黒毛和牛のコースも揃っていて、モダンチャイニーズを幅広い層が楽しめる広東料理店です。
赤を基調としたスタイリッシュなカウンター席をご用意しています。
カウンターから始まる、魅惑の少量多皿四川料理の旅
虎峰(東京・六本木)
広大な中国大陸を食べながら旅するように、バラエティー豊かなお料理が次々と現れます。少量多皿の宴にソムリエが呼吸を合わせ、お酒、中国茶、お水がペアリングで提供される繊細なモダンチャイニーズ。一度訪れるとまた旅に出たくなる、癖になるような体験ができます。
フルオープンのカウンター席からは、迫力に満ちた調理の様子を楽しめます。
今回ご紹介いたしましたお店以外にも、中国料理をベースにさらなる美味しさを目指し、趣向を凝らしている中国料理店がまだまだ沢山あります。お客様にもっと美味しいお料理を、料理人のその思いが、私たちに幸せな食事の時間をもたらしてくれている。そのことに改めて感謝をしながら、大切な人とのお食事を、これからも楽しんでいきたいですね。
※こちらの記事は2023年10月13日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。