美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、カウンター席がある中国料理店から名物料理をご紹介します。
シェフが鍋を振る様子を始め、活気ある厨房の様子をカウンター越しに眺めるひとときは、まさに食のエンターテイメント。他ではいただけない特別な一皿を、ぜひ味わってみませんか?
1.東京チャイニーズ 一凛(東京都/新富町)のスペシャリテ
よだれ鶏、陳麻婆豆腐

新富町駅から徒歩約3分のところにある中国料理店「東京チャイニーズ 一凛」。店内は、ライブ感やシェフとの会話も楽しめるカウンター席と、テーブル席がゆったりと配置され、リラックスした雰囲気の中で食事をすることができます。
こちらでいただけるのは、お店の人気料理や旬の食材を組み込んだ「おまかせコース」。四川料理をベースに、大地と大海原を感じられるような、素材を活かした料理が並びます。
柔らかくしっとりとした食感に仕上げられた兵庫県丹波産の「丹波高坂地鶏」を、辛味と酸味のあるタレに絡めていただく「よだれ鶏」は、お店を代表する名物料理。細かく砕いたナッツや、たっぷりのパクチーがアクセントになっています。
コースの締めの定番料理のひとつである「陳麻婆豆腐」は、ランチでも人気の高い一品。具材から引き出された旨みとコク、上品な辛味と山椒などのスパイスの香りが調和し、ごはんとの相性が良いのは言うまでもありません。
2.南青山 ESSENCE(東京都/外苑前)のスペシャリテ
薬膳煮込みスープ
“心と身体を癒す中国料理”をコンセプトに、美意識や健康志向の高い街・青山に店を構える「南青山 ESSENCE」。モダンな設えの店内は、テーブル席をメインに、カウンター席や完全個室もあり、様々なシーンで利用できる居心地の良い空間となっています。
薬膳の根本“天人合一(てんじんごういつ)”の考え方に基づき、二十四節気の「節目」(約2週間に1回)ごとにメニューを変更しているのも、このお店ならではのこだわり。化学調味料を一切使用せず、旬の食材と薬膳の知恵を使った薬膳中華は、多くの食通たちを魅了してやみません。
“究極の健康料理”とも言われる「薬膳スープ」は、お店の魅力を一番に感じられるスペシャリテ。すっぽん、覇王花、朝鮮人参、当帰など、数種類の薬膳を、旬の食材とともに煮込んでおり、二十四節気によって異なる味を楽しめるのも嬉しいポイント。食べるだけで健康になれるという、薬膳の真髄(エッセンス)を体験してみては。
3.ENGINE(東京都/神楽坂)のスペシャリテ
黒酢の酢豚
神楽坂の路地裏に店を構える「ENGINE」は、名だたる名店での修業経験を持つ松下和昌氏が腕を振るう中国料理店。全ての客席に目が届くようにしたかったという店内は、6席のカウンターとテーブル席で構成されており、どの席からも厨房の様子を眺めながら食事を楽しむことができます。
松下シェフが得意とするのが、和の風情が感じられる中国料理。野菜は広島県の契約農家を始め、全国各地から旬のものを厳選。一般的にはあまり中華に用いられない、ハモや本マグロ、生麩、金山寺味噌なども絶妙に組み合わせた料理は、中華料理の満足感がありながらも、和食のようなやさしい食べ心地で、幅広いお客様から支持されています。
スペシャリテの「黒酢の酢豚」は、長年修業を積んだ赤坂の中国料理店「うずまき」時代からの名物料理。黒酢を効かせたタレは、濃厚でありながらも、角がないまろやかな味わいとなっています。季節ごとに食材が変わるのも、また食べたいと思わせる理由のひとつです。
素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。
※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。