プレミアム美食メディア「KIWAMINO」では今回、東京にある「ネオ中華」の名店をご紹介。伝統的な中国料理に新たなエッセンスが加わり、“中国料理の進化系”と言われる「ネオ中華」。2021年注目のトレンドグルメを味わってみませんか?
目 次
少量多皿の独創的な中国料理を多彩なペアリングで味わう
虎峰
六本木交差点からほど近い裏通りに店を構える「虎峰」は、オープンキッチンを囲むカウンター席で、中国料理では珍しい少量多皿のコースを楽しめる一軒。
シェフを務めるのは、恵比寿の名店「マサズ・キッチン」でスーシェフを務めた経験を持つ山本雅氏。中国料理を軸に、フレンチや和食のエッセンスを取り入れた遊び心溢れる料理が、食通たちを魅了しています。
繊細で多彩な料理に合わせたペアリングも「虎峰」ならではの楽しみ方。ワインを中心としたアルコールはもちろん、中国茶などのノンアルコールドリンクのペアリングもあるのでお酒が苦手な方でも安心です。テンポ良く繰り出される美しく斬新な料理の数々を、じっくりと堪能しましょう。
シーンに合わせて楽しめる中華×スペインのイノベーティブな食体験
Textura
丸の内仲通り沿いに位置する「TexturA」。築地の「東京チャイニーズ 一凛」や、鎌倉の「イチリンハナレ」で独自の世界観を表現してきた齋藤宏文氏が店を手掛け、中国料理×スペイン料理という今までにないジャンルで注目を集めています。
コーススタイルの「レストランエリア」と、アラカルトメニューの「カジュアルダイニングエリア」をシーンに合わせて選べるのも人気の理由のひとつ。
コース料理は、中国料理とスペイン料理が交互に並び、お酒も料理に合わせて紹興酒やシェリー酒、スペインのワインなどをいただけます。スペシャリテの「よだれ鶏」は、残ったタレを餃子や麺に絡めて三段階で味わう人気の一品。遊び心溢れる料理で、心躍る食体験が叶います。
『ミシュランガイド東京2021』三つ星の名店で中華と和食の融合を堪能
茶禅華
「茶禅華」は、南麻布の閑静な住宅街にひっそりと佇む一軒家レストラン。「和魂漢才」をコンセプトに、日本の食材と中国料理の本質を融合したモダンで革新的な料理が評価され、『ミシュランガイド東京2021』では中国料理で初めて三つ星に掲載。ますます注目を集めている中国料理の名店です。
料理長を務めるのは、「麻布長江」や「龍吟」など、中国料理と日本料理の名店で研鑽を積んだ川田智也氏。旬の食材を使用した「おまかせコース」の他、季節によっては上海蟹などの豪華食材を使用するコースも登場します。
料理はもちろん、中国茶の豊富な知識を活かした「ティーペアリング」も好評で、これを目当てに来店する客も多いそう。
日本料理と中国料理の絶妙なバランスで仕上げる和風中華
の弥七
昔ながらの飲食店が並ぶ新宿区荒木町に店を構える「の弥七」は、日本料理と中国料理を融合した「和風中華」が人気のお店。店内は日本料理店を思わせる落ち着いた和の設え。ライブ感が魅力のカウンター席の他、テーブル席や個室もあり、幅広いシーンで利用できます。
店主を務めるのは、中国料理の名店「御田町 桃の木」で腕を磨いた山本眞也氏。日本食の基本である出汁を感じられる新感覚の中国料理を、懐石の構成を中華風にアレンジしたコースで提供しています。
素材の良さを活かした“引き算”の日本料理と、スパイスや油で味の奥行きを表現する“足し算”の中国料理。両方の絶妙なバランスで仕上げる「和風中華」を味わって。
心躍るヌーベルシノワと300種から選ぶワインのマリアージュ
epicer
西麻布の交差点のほど近くにひっそりと佇む創作中国料理店「epicer」。バカラの花器や陶磁の壺など、こだわりの品々に彩られた店内は完全個室と半個室のみ。落ち着きと高級感のある雰囲気で、隠れ家的なお店として多くの食通たちから支持を集めています。
化学調味料は一切不使用。旬の食材に旨出汁や香辛料、ハーブなどを組み合わせ、匠の技で仕上げた料理の数々は、見た目も味も中華の概念を変えるものばかり。
料理に合う銘柄を中心に、オーナーソムリエがセレクトした約300種類のワインも「epicer」ならではの魅力のひとつです。心躍るヌーベルシノワと、魅力的なワインのマリアージュを心行くまで楽しめます。
中国料理の伝統を軸にしつつも、和食やフレンチ、スペイン料理など様々なエッセンスが加わり、それぞれのお店独自の進化を遂げた「ネオ中華」。
中国料理好きもそうでない方も、最先端の中華を味わいに訪れてみませんか?
※こちらの記事は2024年05月17日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。