1万円以下でランチを楽しめるステーキ・鉄板焼き 神戸編

神戸といえば、その稀有な美味しさで世界に名を轟かせている神戸ビーフが有名ですが、但馬牛や三田牛など、兵庫県にはほかにもブランド牛が目白押し。圧倒的な肉質・サシを誇り上質な味わいが特徴です。今回は、そんなハイクオリティなビーフを1万円以下のランチで満喫できるステーキ・鉄板焼きレストランを5軒を厳選しました。

1.神戸牛をさまざまな調理法で楽しむ

雪月風花 北野坂(兵庫県/三宮駅)

三宮駅より徒歩約3分、2022年4月に生田ロードから移転し、リニューアルオープンした「雪月風花 北野坂」。店内はレンガや木材を使用し、間接照明の落ち着ける空間です。

料理では特注の炉窯と生産者指定の紀州備長炭で神戸牛や厳選和牛を焼き上げるなど、すべてにこだわりが詰まっています。鉄板焼き、創作料理、燻製料理の融合で神戸牛のあらゆる可能性を表現。厳選された神戸牛を一頭買いすることで、お値打ち価格で提供できる強みを発揮します。

「国産牛ランチコース」は、黒毛和牛フィレ100グラムを使った炉窯焼ステーキにデザートも付いて7,700円。「神戸牛ランチコース」は、赤身の炉窯焼きステーキにデザートが付いて5品で8,800円。ベストの状態に仕上げられた貴重な部位は、口の中で旨味が広がり絶品です。

紀州備長炭炉釜焼き

雪月風花 北野坂

JR神戸線 三ノ宮駅 徒歩3分

12,000円〜14,999円

2.フレンチテイストの鉄板焼きを堪能

但馬/神戸ポートピアホテル(兵庫県/三宮駅)

「神戸ポートピアホテル」の一角に店を構える「但馬」。「日本鉄板焼協会」により師範に認定された桑原健也氏厳選の黒毛和牛や海の幸、野菜を盛り込んだフレンチテイストの鉄板焼きを堪能できます。

ゲストの目の前で鮮やかに黒毛和牛の神戸ビーフを焼き上げ、季節ごとの香り、色など食材の持つポテンシャルを最大限に引き出すパフォーマンスを披露。

ロース90グラム、フィレ80グラム、モモ肉150グラムから選べる黒毛和牛、海鮮など全7品の「キャトルセゾン」のコースは8,300円。特選黒毛和牛のロース90グラムまたはフィレ80グラムが選べる「~特選ビオレ~紫」のコースが9,000円とリーズナブルなランチに心弾みます。スタイリッシュな中にも親しみが感じられる店内で、見事な手捌きのライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。

鉄板焼

但馬/神戸ポートピアホテル

JR神戸線/阪急線/阪神線/市営地下鉄線 三宮駅 ホテルシャトルバス(無料)ご利用で約15分(20分間隔で運行)

12,000円〜14,999円

3.厳選された兵庫県のブランド牛を満喫

鉄板焼 心/ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド(兵庫県/みなと元町駅)

神戸港を望むハーバーランドに立つ「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」の2階に位置する「鉄板焼 心」。世界の美食家が憧れる神戸ビーフをはじめ、但馬牛、三田和牛など厳選された兵庫県のブランド牛を満喫できる鉄板焼き店です。

地元の食材を中心に使った、日本料理の手法をベースにしながらも創造性あふれる鉄板焼きが楽しめます。神戸港のオーシャンビューとともに、ダイナミックに調理が繰り広げられるショーを五感で体感できるのも、この店ならでは。

ランチコースも充実しており、乾杯ドリンクが付いた国産牛フィレ肉120グラムに日替わりの一品を含む全7品の「スペシャルランチ」は、9,200円。2種から選ぶパティシエ特製デザートも魅力です。

鉄板焼

鉄板焼 心/ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド

神戸市営地下鉄海岸線 みなと元町駅 徒歩約4分

20,000円〜29,999円

4.素材や部位の特性を繊細に引き出したステーキ

鉄板焼 十河(兵庫県/三ノ宮駅)

黒を基調とした“大人の隠れ家”「鉄板焼 十河」。鉄板焼協会認定1級の資格を持つオーナーシェフ・十河展史氏が、熟練の技を駆使して素材や部位の特性を繊細に引き出したステーキが食通を魅了しています。

厳選した雌牛を数日間熟成させることで旨味を凝縮。ウニ醤油や岩塩、炭塩、トリュフ塩などを添えて、多彩な味付けで楽しむことができます。

ランチは、黒毛和牛フィレステーキなど全6品で6,655円の「Bコース」、100グラムの黒毛和牛フィレステーキと本日の海鮮2種の鉄板焼きにデザートが付いた全7品で7,865円の「Cコース」がおすすめ。コンセプトに“心・連・楽・輝”を掲げ、旬の食材をゲストの目の前で丁寧に焼き上げる鉄板焼きをカウンターで堪能してください。

鉄板焼き

鉄板焼 十河

JR線 三ノ宮駅 徒歩5分

15,000円〜19,999円

5.眺望とともに楽しむ熟成ステーキの魅力

ステーキハウス ミディアムレア/オリエンタルホテル(兵庫県/旧居留地・大丸前駅)

神戸旧居留地のメインストリートに面し「ORIENTAL HOTEL」最上階にある「ステーキハウス ミディアムレア」。店内はシックな雰囲気に統一された特別空間です。カウンター席の窓外に広がる海の眺望は圧巻。

A4ランクの神戸牛や、種付けから出荷まで一か所の牧場で飼育する飛騨牛などをシンプルな調理法で仕上げ、旨味を凝縮。美食家を惹き付けます。

80グラムの和牛サーロインステーキが楽しめる9,350円のランチコース「STANDARD LUNCH]は、プラス料金で神戸牛フィレ80グラムなど好みの部位に変更することも。ホテルらしいホスピタリティも温かく、産地や調理方法などをていねいに解説してくれるので、シェフとのコミュニケーションもまた楽しみのひとつとなっています。

鉄板焼・ステーキ

ステーキハウス ミディアムレア/オリエンタルホテル

地下鉄海岸線 旧居留地・大丸前駅 徒歩5分

贅沢に神戸牛を一頭買いするなど、リーズナブルに提供する店側の努力もあり、ランチであれば1万円以下で上質のビーフを満喫できます。なかでも今回は、旧来のステーキ専門店の料理構成ではなく、さまざまな調理法を駆使してあらたなビーフの味わい方を追求している店をピックアップしました。スタイリッシュな空間や港の眺望を楽しめる神戸ならではのお洒落なステーキ・鉄板焼きレストランをぜひチェックしてみてください。

※こちらの記事は2024年04月08日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Miki D'Angelo Yamashita

コロンビア大学・パリ政治学院修士。新聞社を経てフリージャーナリスト。専門は別だが、趣味が高じて食担当記者に。延べ3000人料理人インタビュー、約30カ国で食関連を取材。料理本も多数編集。

【MY CHOICE】
・最近行ったお店:未在 / 晴山 / レヴォ /茶禅華
・好きなお店:ギ・サヴォワ / Restaurant KEI / 祇園さゝ木 / 宮坂
・自分の会食で使うなら:ル・ブルキニオン / ラルジャン / 乃木坂しん / 蕎麦おさめ
・注目しているお店:お料理ふじ居 / 日本料理 研野 / ELEZO ESPRIT
・得意ジャンル: スイーツ
・好きな食材:麺類

このライターの記事をもっと見る

この記事をシェアする