幅広い郷土料理や、その地ならではの一味違う美味も多数あるグルメな街・福岡。そんななか、東京の名店が続々と出店し、個性を重視した新店も登場しています。そこで今回は、2023年に福岡でオープンした話題の店を紹介します。
目 次
1.東京・広尾にある「和食 貴山」が寿司会席をオープン
博多 鮨 貴山(福岡県/博多駅)
博多駅より徒歩2分ほど、好立地なビルの地下1階にあり、隠れ家的な雰囲気漂う「博多 鮨 貴山」。ミシュランに掲載された東京・広尾の「和食 貴山(たかやま)」が2023年4月、博多にオープンした寿司会席の店です。
いただけるのは、旬の野菜や魚介を中心に料理長厳選の食材から創り上げる会席料理と、本格江戸前寿司を併せたコース。赤酢を使って甘味をほんのり出し、出汁醤油で調整したほろりと口のなかでとろけるシャリが絶妙です。和食の基本となる出汁を利かせ、素材本来の美味しさを引き出した料理の数々。ランチのおまかせ握りは4,950円とリーズナブルなので、温もりを感じる落ち着いた空間でぜひ味わってみてください。
2.赤坂の名店による粋な握りと、趣向を凝らした料理
博多 鮨 桃の木(福岡県/博多駅)
赤坂の名店「赤坂 桃の木」が2023年5月、素材や技術を誇る同店プロデュースの寿司屋「博多 鮨 桃の木」として、九州に初出店。名店で研鑽を積んだ職人が織り成す握りとともに、丁寧に作られた一品料理の数々が楽しめます。
目利きが仕入れた厳選素材の一つひとつに工夫を凝らし、粋な握りと趣向を凝らしたひと皿に舌鼓。寿司ネタは素材に合わせて、念入りに下処理をほどこし、休ませることで魚本来の風味を出していきます。上品で安らかな木目調の個室は、美味を味わう高揚感を演出。完全個室もあり、様々なシーンで利用可能です。この店でしか体験できない、職人技を堪能する満ち足りた時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
3.六本木の予約困難店による至高の近火焼き焼鳥店
鳥カミ GARDEN CITY(福岡県/天神駅)
六本木に本店を構える予約困難店が、2023年6月、福岡に上陸。星付き店で修業した白石優太氏による上質な焼鳥の「おまかせコース」を楽しめる「鳥カミ GARDEN CITY」がオープンしました。シンガポールのブランディングチーム「JETSETTER」が担当したスタイリッシュな空間には、無垢板を使用したカウンターがコの字に厨房を囲みます。
目の前で繰り広げられる店主の妙技、炭による近火の強火で焼き上げる焼鳥は至高の味わい。「おまかせコース」では、その日の仕入れ状況によってメニューが変わる厳選11本を満喫できます。「月見つくね」の卵は、一般流通しない「ゆう地卵」の卵黄を使用。秘伝のたれと卵黄の相性が抜群の「卵かけごはん」や鶏ガラをじっくり煮込んだ鳥スープのお茶漬けで、至福の締めを味わってみてください。
4.二十四節気を表現する細やかな素材使いの和食
渡辺通あなん(福岡県/渡辺通り駅)
渡辺通り駅と薬院駅の2駅からアクセスできる至便な立地のビル3階に、2023年8月、オープンした「渡辺通あなん」。店主は名店「分とく山」で5年間料理長として腕を振るった、阿南優貴氏。店では、二十四節気を表現する、細やかな素材使いのコースが味わえます。柔らかな灯がともる温かみのある店内は、のんびりと食事ができるリラックス空間。
看板料理「鮑の小鍋」は、鮑の身と肝、さらに「佐賀海苔 香味干し」がふんだんに使われ、お酒が進む大人のための逸品です。福岡出身の阿南氏がこだわって入手する食材は、九州の山海の幸が集まる長浜市場や東京の豊洲市場から厳選した品々。希少銘柄の日本酒とともに季節を感じる献立を楽しむ、和みの時間を過ごせることでしょう。
福岡は舌の肥えた美食家の集まる街。そんなグルマンの要求を満たす2023年にオープンした新店を厳選しました。個性的なコンセプトで生まれた4店、新しい福岡の味を堪能しに出かけてみてはいかがですか。
※こちらの記事は2024年10月21日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。