銀座エリアには、老舗やミシュランの星を獲得している店など、多くの高級フランス料理店が立ち並んでいます。ディナーは気軽に行ける料金ではなくても、ランチであれば、1万円で名店の味を楽しむこともできます。今回は、記念日などの特別な日に出かけたくなる、銀座でお値打ちランチをいただけるフランス料理店をご紹介します。
目 次
1.軽やかなソースが持ち味、技術の高さが光るクラシックフレンチ
Restaurant L’AFFINAGE(東京都/銀座駅)

GINZA SIX近く、賑わう中央通りから1本裏手のあづま通りに面したビル2階の「Restaurant L’AFFINAGE」。オープンキッチンの躍動感を体感できるカウンター席に着くと、オブジェのように飾られたエシレバターの塊が目に留まります。
「料理やサービスを長きにわたって熟すように深化させたい」という思いから「ラフィナージュ(熟成)」と名付けたのは「銀座 レカン」の6代目総料理長を経て独立した、高良康之シェフ。熟練の技により生み出された軽やかなソース使いで、クラシックなフランス料理をモダンに仕立てます。自ら日本全国の生産者を訪ね、各地で出会った上質な国産食材を使った旬な味わい全6品のランチは、9,900円。アルコールを控えたいランチの時間には、厳選茶のペアリングも魅力です。
2.芸術的プレゼンテーションのサプライズで、美味しい贅沢を
RESTAURANT Air(東京都/銀座駅)
銀座の街並みを見下ろすEXIT MELSAの高層階に位置する「RESTAURANT Air」。旬の野菜を中心に、豊洲市場のこだわり食材を使い、丁寧に仕上げたフレンチは“美味しい贅沢”がコンセプト。目にも麗しい芸術的プレゼンテーションの一皿ひと皿が運ばれるたびに歓声が上がります。
松濤の「シェ松尾青山サロン」で料理人としてスタートし、恵比寿の「ビストロ間」のシェフとして名を馳せた山本英男氏。スペシャリテ“Air”は、海老・イクラ・ズワイガニなどの魚介を中心にワイングラスの中で花を咲かせた一品で、オブジェのような美しさです。魚と肉のダブルのメインを含むランチが8,470円とリーズナブル。心躍るランチのひとときを過ごせます。
3.日本を代表するグランメゾンで非日常の美食体験を
銀座 レカン(東京都/銀座駅)
銀座4丁目のミキモトビル地下に40年以上にわたって店を構える「銀座 レカン」は、日本を代表するグランメゾン。シャンデリアや大理石の壁を用いてシャンパンゴールドに彩られた重厚なインテリア。上質な空間とサービスで、非日常のランチ体験を満喫できます。
数々の名シェフから受け継がれたクラシックをベースに、常に新しい試みで楽しませてくれる8代目シェフの栗田雄平氏。鮪やビーツを使った真紅のひと皿は、次の時代へと扉を開いていく斬新なスペシャリテです。ラストは店名である“宝石箱(レカン)”から煌めくミニャルディーズが登場。11,000円のランチを優雅に演出してくれます。
4.オープンキッチンを眺めながら味わう骨太なフランス料理
レストラン ル ジャルダン デ サヴール(東京都/東銀座駅)
東銀座駅から徒歩約3分、ビルの地下にある店の扉を開けると、馬蹄形の8席のカウンターが目に飛び込んできます。シェフの手捌きを間近に眺めながら食事できる、オープンキッチンが魅力の「レストラン ル ジャルダン デ サヴール」。フランス語で「風味の庭」の意を持つ店名は、巨匠ミッシェル・ブラス氏が名付け親。
スペシャリテの温野菜の盛り合わせ“ガルグイユ”は、40種以上の野菜やハーブ、キノコをそれぞれベストな調理法で仕上げ、香り、食感、味が一体になった印象的なひと皿です。「レカン」や南仏の星付きレストランで修業した中澤敬二氏が繰り出すのは、骨太な古典料理。ランチには肉か魚を選べる6,000円のお値打ちのコースもあり、正統派のフレンチを存分に味わうことができる貴重な一店です。
予算を気にせず楽しめる、銀座のフランス料理店を厳選しました。パリの友人宅に招かれたような雰囲気、オープンキッチンの臨場感、グランメゾンの充実なサービス、芸術的プレゼンテーションなど、それぞれの店の魅力を存分に味わってください。
※こちらの記事は2024年11月25日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。