レストランで海外旅行気分!各国料理を味わえる話題の店 大阪編

たまには趣向を変えて、あまり馴染みのない外国グルメを味わうのも楽しいもの。そこで今回は、大阪の各国料理のおすすめ店をご紹介します。大阪を訪れた際にはわざわざ寄ってみたい、そんな魅力的な店を集めてみました。

1.伝統料理に西洋の技術や和の素材を絡めた創作中華

Chi-Fu(大阪府/淀屋橋駅)

1947年に初代が西天満で創業した「ビーフン東」3代目の東浩司氏がオープンさせたイノベーティブ中華で“Chinois-Fummet, Chinois-Futurism(中国の香気、革新的な中国料理)”の意を持つ「Chi-Fu」。淀屋橋から8分ほど歩くと見えてくるウッディな店構えの中に広がるのは、カフェのようなモダンなインテリア。

まずは「カオス」など、斬新な料理名に想像力がかき立てられます。壮大な歴史を持つ中国伝統料理に西洋の技術や和の素材を絡めて編み出される無国籍風の料理の数々は、驚きの連続。3,000本余りのワインを揃え、コース中の料理それぞれに合わせて少量ずつ提案される厳選ワインとのマリアージュにも、サプライズが詰まっています。

アジアン・フュージョン

Chi-Fu

地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅 徒歩7分

15,000円〜19,999円

2.全国を食べ歩いて考案した唯一無二のタッカンマリ

酒と女と鶏と麺(大阪府/北新地駅)

厳選伊達鶏を丸々1羽使用した「タッカンマリ」を味わえる「酒と女と鶏と麺」。北新地の街並みを眺望できる席も楽しめる、落ち着いた空間で供されるのは、和・韓・中の食材と技術を取り入れたタッカンマリ。

鳥1匹使った水炊きの韓国風イメージとは異なり、全国の鳥料理、水炊き、タッカンマリなどを食べ歩き、厳選した鶏と独自のスープで作り上げた独創的なひと品です。
星付き高級中華料理店で修業を積んだシェフにより考案された、色彩豊かな前菜からコシのある食感の冷麺まで、体にも優しいこの店ならではの滋味深いコース。料理人渾身のポン酢とよだれ鶏のソースで食べる、唯一無二のタッカンマリをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

韓国料理

酒と女と鶏と麺

JR線 北新地駅 徒歩2分

3.アメリカのソウルフードをボリューム満点に楽しむ

ロウリーズ・ザ・プライムリブ 大阪(大阪府/梅田駅)

1938年、アメリカのビバリーヒルズで誕生したプライムリブ専門店「ロウリーズ・ザ・プライムリブ 大阪」。梅田駅徒歩約1分のハービス内にある大阪店は、227席を有する広さ。映画のワンシーンを思わせるアメリカンアール・デコで統一されたモダンな空間です。

特製スパイスで味付けした骨付リブを長時間かけてじっくり焼き上げたローストビーフは、アメリカのソウルフードのひとつ。
さらに、ゲストの目の前で新鮮な野菜が入ったボールを回して、ドレッシングを上から注ぐスピニングボウルサラダも、アメリカ流の豪快な演出です。食べきれない場合は、持ち帰りもできるので、思う存分肉を堪能したい時にぴったり。ボリューム満点のアメリカンサイズの数々を、心ゆくまで味わってみてください。

アメリカ料理

ロウリーズ・ザ・プライムリブ 大阪

阪神本線 梅田駅 西口より徒歩1分

10,000円〜11,999円

4.石窯「アサドール」で焼き上げる本場バスクの味

アラルデ(大阪府/西大橋駅 )

大阪・本町のビジネス街にあるモダンスパニッシュ「アラルデ」。和食店で修業したのち、アルゼンチンのレストランや、スペイン・バスク地方の一つ星店「アラメダ」で研鑽を積み、帰国後は各地のレストランで腕を振るってきた山本嘉嗣氏が、2016年にオープン。
日本の食材を使い、炭と薪、ブドウの枯れ枝を使って焼くバスク料理のフルコースが楽しめます。

特注したスペイン式の石窯「アサドール」が設置されたオープンキッチンのカウンター席は、臨場感も満載。焼き上がる肉や魚は、この店ならではの本場の味わいです。表面はしっかり焼き色をつけ、中はしっとり仕上げたスペシャリテのバスクチーズケーキも、はずせません。スペイン産厳選のワインに加えて、バスク地方の微発泡ワイン「チャコリ」も10種類ほど揃え、美食の町・バスクのご馳走をじっくり味わえる貴重な一軒です。

モダンスパニッシュ

アラルデ

大阪メトロ長堀鶴見緑地線 西大橋駅 2番出口 北へ600m 徒歩6分

15,000円〜19,999円

さすがグルメな町、大阪には魅力的な各国の味覚が揃っていますね。腕利のシェフによる独自のアレンジが光るレアな料理の数々に舌鼓。一度は訪れてみたい、個性的な店ばかりをご紹介しました。

※こちらの記事は2023年05月05日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Miki D'Angelo Yamashita

コロンビア大学・パリ政治学院修士。新聞社を経てフリージャーナリスト。専門は別だが、趣味が高じて食担当記者に。延べ3000人料理人インタビュー、約30カ国で食関連を取材。料理本も多数編集。

【MY CHOICE】
・最近行ったお店:未在 / 晴山 / レヴォ /茶禅華
・好きなお店:ギ・サヴォワ / Restaurant KEI / 祇園さゝ木 / 宮坂
・自分の会食で使うなら:ル・ブルキニオン / ラルジャン / 乃木坂しん / 蕎麦おさめ
・注目しているお店:お料理ふじ居 / 日本料理 研野 / ELEZO ESPRIT
・得意ジャンル: スイーツ
・好きな食材:麺類

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