ミシュラン星付き店や予約困難の名店はなかなか敷居が高く、気軽に訪れることができないかもしれません。そこで今回は、本店の流れを汲んだコンセプトを楽しめる、そんな美食家話題の人気店が手掛ける注目店を厳選しました。難易度が高い本店の料理を味わってみる絶好のチャンス、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
目 次
1.日本の食文化を世界に発信、アートギャラリーと「鮨さいとう」のコラボ
3110NZ by LDH Kitchen(東京都/中目黒駅)
ニューヨークを拠点とする建築デザインユニット「Snarkitecture(スナーキテクチャー)」による無機質な建物は、いかにも美術館にふさわしい外観ながら、中に入るとそのスタイリッシュな空間は鮨屋でもある、という意外性に驚く「3110NZ by LDH Kitchen」。ミシュラン三つ星「鮨さいとう」と、現代美術ギャラリー「NANZUKA」という斬新なコラボレーションが実現しました。
「LDH」のHIROさんが「日本の食文化を発信したい」と、飲食部門の運営を手掛けていることも話題沸騰です。最先端のアート作品を眺めながら、齋藤孝司氏の愛弟子で、香港店から呼び寄せた小林郁哉氏の握る鮨を、心ゆくまで堪能。匠の技、選ばれしネタ、器に至るまで「鮨さいとう」のエッセンスを凝縮した、唯一無二の一軒です。
2.天ぷらの名店が贈る、厳選食材の鉄板焼き×和食
新宿 鉄板焼き YOKOTA(東京都/新宿駅)
麻布十番の名店「天冨良 よこ田」が西新宿のビル5階に出店した鉄板焼き×和食の「新宿 鉄板焼き YOKOTA」。カウンターと半個室があり、ていねいな接客に高級感あふれる造りは、会食や接待にも最適です。
人気は、厳選黒毛和牛サーロインとフィレの食べ比べや活伊勢海老など、豪華9品の「春・雪コース」。食材の味が活きるベストの調理法、タイミングでゲストの前に運ばれます。すっぽんのスープやお造り、蒸し物、煮物と、和食のラインナップも充実。カウンターに座れば、炎の中で焼き上がるステーキなど、迫力満点のショーが繰り広げられます。個室での会食や接待のほか、目にも美しい料理の数々と季節のデザートを楽しめるコースは、女子会にもおすすめです。
3.「帝国ホテル 東京」初の直営日本料理店で、伝統と革新のコースを堪能
日本料理 帝国ホテル 寅黒 / 帝国ホテル 東京(東京都/日比谷駅)
開業以来、フランス料理メインだった「帝国ホテル 東京」 に、直営日本料理店オープンで話題となった「日本料理 帝国ホテル 寅黒」。数寄屋造りをベースにしたメインダイニングエリアには伝統と格式を感じる一枚板のカウンター席とテーブル席が配されています。
「神楽坂 石かわ」を擁する「石かわグループ」とのアライアンスにより “伝統と革新”の日本料理をコンセプトとして誕生したこの店の調理長に抜擢されたのは「石かわグループ」「虎白」の2番手を務めた鷹見将志氏。料理人の手捌きを目の当たりに、立ち昇る香りや、視覚でも食の醍醐味を演出した日本料理を満喫できます。
4.ウルフギャング氏が認めた厳選食材のみで仕立てたイタリアン
IL LUPINO PRIME TOKYO(東京都/表参道駅)
世界的に有名なステーキハウスのオーナーであるウルフギャング・ズウィナー氏が手掛けるイタリアン「IL LUPINO PRIME TOKYO」。米国内で 2パーセント以下だけ認証される、高級牛肉「USDAプライムビーフ」のTボーンステーキ、ハンドメイドのピザやパスタなどの本格イタリアン、キャビアやトリュフといった、ブランドの厳格な基準をクリアして、ウルフギャング⽒が実際に認めた⾷材のみを提供しています。
春には「IL LUPINO PRIME TOKYO」が誇る「USDA プライムビーフ」のチーズバーガーやカプレーゼなどをセイボリーに配した、この店ならではのストロベリーアフタヌーンティーも人気。旬のいちごを使用したタルトやシュークリーム、モンブランなどのスイーツとの組み合わせが新鮮です。
各店とも本店のコンセプトをベースにした新しい試みが魅力的です。本店に訪問の機会がなかった方も、今ならまだ予約が取りやすい時期。さまざまな形に進化した名店が繰り出す料理に舌鼓を打ってみませんか。
※こちらの記事は2023年08月21日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。