一度は訪れたい、フランス料理の名店 福岡編

世界有数の高漁場を誇る玄界灘を抱え、食材の宝庫として国内外から知られる福岡県。なかでも県庁所在地である福岡市は、博多や天神といった繁華街を擁し、個性豊かな人気店がたくさん存在しています。
今回「KIWAMINO」では“食の都”福岡にある、フランス料理の名店をご紹介いたします。

1. ありふれた食材を創意工夫溢れる一皿に昇華するモダンフレンチ

Restaurant Sola(福岡県/中州川端駅)

「Restaurant Sola」は、博多港のフェリー乗り場のすぐ側にあるモダンスタイルのフレンチレストラン。パリに開いた店が、わずか1年3か月でフランスの「ミシュランガイド」に掲載され、世界から注目を集める吉武広樹氏が、オーナーシェフを務めています。海辺のロケーションに相応しく、品がありながらも肩肘を張らない雰囲気も人気の理由のひとつです。

「ありふれた食材でかつてない美味しさを届けたい」という想いから、無理なく生産されている一般的な食材を活用。創意工夫に満ち、環境と調和した「Sola」流の料理に仕上げます。名物のひとつである薪料理には、2017年の九州北部豪雨で大量発生した流木を使用し、肉や魚介、野菜も炙って香ばしさを引き立てています。

モダンフレンチ

Restaurant Sola

福岡市地下鉄空港線 中洲川端駅 徒歩16分

12,000円〜14,999円

2.オーナーソムリエと気鋭のシェフがもてなす隠れ家的グランメゾン

レザンドール(福岡県/天神南駅)

大人の美食の街・西中州に、隠れ家のようにひっそりと店を構える「レザンドール」。元ホテルマンのオーナーソムリエ・石井秀樹氏が、サービスマン目線で造り上げた店内は、隣客の視線や会話の音にも配慮し、全て計算し尽くされた空間設計。カトラリーは「エルキューイ」、グラスはハンドメイド、器は「リモージュ」や有田焼など、上質を揃えた特別なグランメゾンです。

料理長を務めるのは、数々の名店で腕を磨いた加治佐尚樹シェフ。香りを巧みに操り、フルーツやスパイス、ハーブなどで見た目も美しく彩ります。正統派でありながら、九州の食材を活かしたこだわりのフレンチは、常時400種類を数えるワインとの相性も抜群です。

フランス料理

レザンドール

福岡市地下鉄七隈線 天神南駅 徒歩4分

15,000円〜19,999円

3.九州各地の厳選食材を存分に楽しむ福岡屈指の正統派フレンチ

レストラン・ジョルジュマルソー(福岡県/赤坂駅)

空港や主要駅にもアクセス便利な赤坂駅の近くにある「レストラン・ジョルジュマルソー」は、福岡屈指の有名フレンチレストラン。「九州の生産者と共に福岡より“食”を発信する」ことを大切に、長崎出身で、地元食材の魅力をよく知る小西晃治シェフが腕を振るいます。

【熊本、大分のフルーツや野菜】【福岡近郊のハーブや小麦】

食材は、佐賀県唐津市場から活魚で仕入れる海の幸をはじめ、大分などの契約農家から届く有機野菜、長崎から届くこだわりの卵、福岡近郊で採れたハーブやフルーツといった、九州各地の信頼できる生産者から厳選。九州の旬を一皿の中に表現した彩り鮮やかな正統派フランス料理を、五感で楽しみましょう。

フランス料理

レストラン・ジョルジュマルソー

地下鉄空港線 赤坂駅 1番出口 徒歩5分

15,000円〜19,999円

4.リバービューの店内で地産地消の先を目指したフレンチに舌鼓

L’eau Blanche(福岡県/中州川端駅)

那珂川の畔に佇むフレンチレストラン「L’eau Blanche」は、店内のどの席からもリバービューを楽しめる絶好のロケーション。夜には川面に映る街のネオンがゆらめき、幻想的な雰囲気を演出します。フランス語で「白い水」を意味する店名は、地元福岡出身のシェフ・白水鉄平氏が、自らの名を冠して名付けました。

「地産地消から更に一歩進み、全国に良いものを発信したい」と考えていることから、食材は九州をはじめ、全国から厳選。生産者の想いを受け取り、フレンチの枠にとらわれない「白水鉄平の料理」としてお客様の元へと届けます。窓の外のたおやかな那珂川の流れに癒されつつ、シェフ渾身の一皿に満たされてみては。

フランス料理

L’eau Blanche

福岡市地下鉄空港線・箱崎線 中洲川端駅 徒歩6分

15,000円〜19,999円

5.創業約70年、マリリン・モンローも訪れた福岡屈指の老舗フレンチ

花の木(福岡県/大濠公園駅)

福岡初の本格的なフランス料理店として、1953年11月に創業した「花の木」。女優のマリリン・モンローが新婚旅行の際に来店したことでも知られ、個室「Room1953」では、実際に使用されたテーブルと椅子が今でも現役で活躍しています。メインダイニングは窓を大きく取った開放感溢れる造りで、全席から自然豊かな大濠公園の景色を楽しめます。

こちらでいただけるのは、開店以来こだわり続けてきた正統派のフランス料理。近海の魚介類をはじめとする福岡県産の旬の食材を使用し、フランス料理の伝統を引き継ぎながらも、素材の持ち味や季節感を楽しめる様々な料理でおもてなしします。

フランス料理

花の木

福岡市営地下鉄空港線 大濠公園駅 徒歩約5分

12,000円〜14,999円

6.遊び心のある新感覚フレンチで魅了する住宅街の一軒家レストラン

restaurant mamagoto(福岡県/貝塚駅)

貝塚駅から徒歩で約13分。「restaurant mamagoto」は、東区筥松の住宅街の中にひっそりと佇む一軒家レストラン。店内は、美しい一枚板のカウンター席のみ。本場フランスをはじめ、国内外の店舗で経験を積んだシェフの調理風景や会話を楽しみつつ、寛ぎのひとときが過ごせます。

故郷を盛り上げたいという想いから、食材は、シェフの故郷・志賀島で獲れたものを使用。最新の調理器具を取り入れ、自由な発想で仕上げる独創性に満ちた料理は、新しいだけでなく味も折り紙つきです。「オマールが桃、背負ってやってきた」や「白いけど実は…」など、ゲストの想像をかき立てる料理のネーミングも魅力のひとつです。

フランス料理

restaurant mamagoto

西鉄貝塚線 貝塚駅 徒歩13分

8,000円〜9,999円

今回は福岡にある、人気のフランス料理店をご紹介しました。料理もさることながら、空間やおもてなしも魅力的なレストランばかり。九州の食材をシェフの技で美しく仕立てた一皿と相性抜群のワインで、美食のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2023年06月07日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika Tsuboi

一休.comの宿泊営業アシスタントから編集部へ。ワインと一緒に、美味しいものを少しずついただくのが最高の幸せ。こぢんまりとしたフレンチやネオビストロがお気に入り。
最近は日本ワインにも興味を持ち、旅先で出会った好みのワインを自宅で愉しむのが日課。パンやスイーツなどにも目がなく、週末にはカフェやパン屋巡りをし日頃の情報収集も欠かさない。
・最近行ったお店:Restaurant Fermier/六雁/Varmen
・好きなお店:広尾 ぺりかん/RESTAURANT MAMA./LATURE
・得意ジャンル:ビストロ
・好きな食材:ジビエ/蛤/伊勢海老/キノコ

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