機会があれば行ってみたい、そんな憧れの高級リストランテが皆様にもありませんか。前菜からメインディッシュまで、どれを食べても間違いのない美味しさ。そして、そんな料理にピタリと合うワインを心ゆくまで楽しめる時間は、かけがえのないひとときです。今回は東京都内にある、おすすめの高級リストランテを5軒、ご紹介いたします。
1.盛り付け・香り・味わいの三位一体で仕上げる珠玉の料理
アロマフレスカ (Aroma Fresca)(東京都/銀座一丁目駅)
イタリア料理好きであれば、その名前を知らない人はいないと言っても過言ではないであろう、銀座一丁目駅至近の立地にお店を構える「アロマフレスカ (Aroma Fresca)」。シェフ・原田慎次氏は多くの後進を育てており、巣立っていった料理人もまた人気店を開業しています。
「フレッシュな香り」を意味する店名にふさわしく、訪れたゲストに香りを楽しんでもらえるよう、原田氏のこだわりがお店のそこかしこに散りばめられています。テーブルや椅子のバランスは勿論、料理を載せるお皿の高さや厨房の配置まで、心地よいおもてなしを実現するための思いであふれています。
使用する食材も原田氏自ら産地に足を運び、生産者と対話しながら吟味を重ねた素材のみを仕入れ。長年多くのゲストに愛されているのも納得です。
2.豊富なワインと料理に酔いしれる、日本家屋リストランテ
Ristorante La Barrique Tokyo(東京都/江戸川橋駅)
オーナーソムリエである坂田真一郎氏の生家だった、築70年の日本家屋を改装してオープンした「Ristorante La Barrique Tokyo」。欄間や床の間などがそのまま活かされた和の設えに対して、赤い絨毯と白いテーブルクロスとのコントラストが絶妙の和洋折衷を演出し、華やかさと個人宅に招かれたかのような落ち着いた温かさが同居しています。
シェフ・伊藤敏浩氏の料理は、日本の旬の食材をふんだんに使用した、絶品が並び揃うコース料理。どのお皿も素材そのものの美味しさがはっきりと感じられ、繊細かつ食べ応えのある仕立てになっています。
ワインはほぼイタリア全州のものが揃っており、坂田氏が多様な料理に合わせて最適なワインをチョイス。この提案力の見事さには同業者も思わず感嘆してしまうほどです。
3.驚きと楽しさに満ちた、イノベーティブなイタリア料理
ファロ(東京都/銀座駅)
東京銀座資生堂ビル10階という絶好のロケーションにお店を構える「ファロ」。現代イタリア料理が備える伝統と先進性に、日本の豊かな食材や文化を重ね合わせた、イタリアンの枠にとらわれない、オリジナリティーあふれる料理を提供し続けています。
現在特に力を入れているのが、エグゼクティブシェフ・能田耕太郎氏が「制限ではなく、新しい表現。日本の精進料理にも通じる」と語る、ヴィーガンコース。ヴィーガンのゲストだけではなく、“美味しく食べて、体の中から美しく”を求める多くの方々にぜひご体感いただきたいという、自信のコースメニューです。
食後のデザートは、イタリアの名だたる名店でペイストリーシェフを務めた、シェフパティシエの加藤峰子氏が腕を振るいます。日本の自然や和のハーブをリスペクトした料理は、好評を博しています。
4.2人のシェフが織り成す、日比谷の優雅な社交場
サローネ トウキョウ(東京都/日比谷駅)
イタリア現地で楽しめる最新リストランテの味を追求してきた「サローネグループ」。文明開化となった明治時代には、鹿鳴館など国賓や外交官などをもてなすサローネ(社交場)であった歴史ある地の日比谷に「東京ミッドタウン日比谷」のオープンに合わせ「サローネ トウキョウ」は開業しました。
シェフを務めるのは永島義国氏と高井登氏によるダブルシェフ体制。イタリア料理の伝統や地域性を尊重しながらも、現地と齟齬のない最新のリストランテの味を提供することがコンセプト。二人のシェフによる、感性を刺激する皿の数々を楽しめます。
大きな窓やテラスから自然あふれる日比谷公園の緑を眺める事ができ、優雅であり開放感に満ちた設えは、多くのゲストから高い評判を集めています。
5.その日一番の食材を、一番美味しく食べて欲しいという思い
リストランテ濱崎(東京都/原宿駅)
南青山の閑静な住宅街にひっそりとお店を構える「リストランテ濱崎」。オーナーシェフの濱崎龍一氏の料理は舌の肥えたグルマンたちからの信頼が厚く、期待を裏切りません。生産者と対話を深めながら厳選した旬の食材を仕入れ、素材の香りや持ち味を活かした調理法で次々と料理が仕上げられていきます。
人気メニューは枚挙に暇がありませんが「ウズラのグリル ハチミツとバルサミコ風味 ニンジンのスフレ添え」は、ぜひ召し上がっていただきたい逸品です。
コースの中でおすすめなのは、何と言っても「厳選キャビアの冷製パスタ」が含まれた「シェフおまかせコース」。濱崎氏の料理の魅力がこれでもかという位に詰め込まれたコースは、どのお皿も絶品で、多幸感に包まれる高い完成度には脱帽の一言です。
いかがでしたでしょうか。ご紹介したお店はどちらも食材を活かし、お酒を活かし、おもてなしを活かし、ありとあらゆる角度からゲストを美味しさで幸せにしてくれる素敵なリストランテばかり。大切な事を守りつつ、更なる美味しさのために飽くなき挑戦を繰り返す姿勢が、私たちをいつも満たしてくれるのでしょう。これからも皆様が幸せに包まれるお店を、沢山ご紹介してまいります。
※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。