一度は行きたい!素材にこだわる焼鳥の名店5選 東京編

近年、スタイリッシュな内装で素材や焼き方にこだわる焼鳥店が話題を集めています。今回、プレミアム美食メディア「KIWAMINO」では、東京で一度は行きたい焼鳥の名店をご紹介。お店選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.匠の技、もてなしの心による珠玉の鶏料理を味わう

おみ乃 神谷町(東京都/神谷町駅)

神谷町の大通りから一本入った路地に佇む「おみ乃 神谷町」。店主は数多の食通を唸らせる押上の名店「焼鳥 おみ乃」の小美野正良氏とあって、連日ファンが詰めかける人気店です。焼き場をコの字で囲む白木のカウンターが14席並ぶ店内は、清潔感のある凛とした雰囲気の設えと、黒を基調とした大人な和空間。

コース料理でいただくのは、焼鳥にとどまらない多彩な鶏料理。また、旬の食材を使った一品、ご飯物といった構成で一つのストーリーが奏でられます。小美野氏が焼き場に立ち、福島県産「伊達鶏」を使った串焼きが楽しめるのも醍醐味の一つ。熟練された職人の所作を目の前で眺め、紀州備長炭の燃える音と仄かな香りを感じながら、心のこもった鶏料理を堪能しましょう。

焼鳥

おみ乃 神谷町

東京メトロ日比谷線 神谷町駅 B3出口より徒歩3分

12,000円〜14,999円

2.銀座の地下に佇む名店で奥久慈軍鶏を堪能

バードランド 銀座(東京都/銀座駅)

銀座駅C6出口から直結のビルの地下1階に佇む「バードランド 銀座」。木の温もりが感じられる店内にはワインセラーが常備され、ワインと焼鳥のマリアージュを楽しめるお店としても話題。焼き台を囲むように作られたカウンター席では、料理が焼き上がるまでの音や様子を間近で楽しめます。また、4名様用と6名様用のテーブル席もあり、用途に応じて使い分け可能。

鶏は茨城県北西部で育てられた「奥久慈軍鶏」を使用。弾力のある食感と脂肪分が少ない肉質が特徴で、備長炭の絶妙な火加減で焼き上げられる串焼きは香ばしく、肉汁があふれます。奥久慈軍鶏の卵を使った「親子丼」や「プリン」も人気の一品。

焼鳥・鳥料理

バードランド 銀座

東京メトロ丸ノ内線 銀座駅 C6番出口 徒歩1分

8,000円〜9,999円

3.焼鳥店の雄「鳥しき」の技と思いを受け継ぐ分店

鳥おか(東京都/六本木駅)

六本木ヒルズのウエストウォーク5階にある「鳥おか」は、東京で最も予約が取れない焼鳥屋の一つと言われる「鳥しき」の分店。店主の白石優太氏は、「鳥しき」の池川義輝氏の下で3年間の研鑽を積み、2021年より「鳥おか」を任されています。本店同様、店主が“焼鳥に適した鶏”と見込んだ伊達鶏を使用し、備長炭の高温でギュッと旨味を閉じ込めます。

「【お任せコース】人気の串が愉しめる全11本」では11本の串が出された後、自由に単品を注文するスタイル。ゲストの好みや体調を確認して最適な串を出すのも名店たる所以。締めの土鍋ごはんは、タイミングを調整し、艶やかで粒が立った炊き立ての状態でいただけます。

焼鳥

鳥おか

東京メトロ日比谷線 六本木駅 1C出口より徒歩5分(コンコース内直結) 六本木ヒルズのウエストウォーク5階となります。

10,000円〜11,999円

4.唯一無二の“薪焼”でいただく焼鳥に魅了される

薪鳥 新神戸(東京都/麻布十番駅)

炭火ならぬ薪火で焼く焼鳥が麻布十番で食べられるのをご存じですか?「薪鳥 新神戸」は、店主の疋田豊樹氏が薪火を巧みに扱った“薪焼き鶏”で、多くの食通を唸らせる話題店。
やや照明を落とした大人な雰囲気の店内は、7席のみのプレミアムシート。カウンターの向こうに薪の炎が赤々と燃えるさまを見ながら、おまかせコースを楽しめます。

薪に合う鶏を探し、20羽以上の鶏から選んだのが秋田の「高原比内地鶏」。肉質がしっかりとして旨味があり、薪の香りをよく纏うのがその理由。さらにお店で約10日程度熟成させることで肉質が柔かくなり、旨味が増幅するそう。部位ごとに鶏の種類や焼き方を変え、薪火ならではのジューシーさと香ばしさが折り重なる味はまさに唯一無二といえます。

焼鳥

薪鳥 新神戸

東京メトロ南北線、都営大江戸線 麻布十番駅 2番出口から徒歩1分

15,000円〜19,999円

5.素材と向き合った、シンプルかつ独創的な鶏料理

YAKITORI 燃es(東京都/六本木駅)

六本木駅にほど近い場所に佇む「YAKITORI燃es」。2021年6月のオープン以来、早くも話題を呼ぶ人気店として注目されています。シックで落ち着いた雰囲気の店内は、ゆったりとしたカウンター席と個室の計16席。

使用する鶏は愛媛県の「媛っこ地鶏」、京都「七谷鴨」、茨城県産「ホロホロ鳥」を丁寧に切りつけ、串打ち。コース仕立ての料理は、高級食材に頼らず、野菜の旨味で勝負する繊細な一皿から始まり、火入れにこだわった焼鳥が続きます。ペアリングで供されるワインと共に、新しい焼鳥スタイルを堪能しましょう。

焼鳥

YAKITORI 燃es

東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩3分

15,000円〜19,999円

こだわりの素材を絶妙な火入れでいただく焼鳥。一度は行きたい焼き鳥の名店の味を、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Airi Ishikawa

一休のメディア事業部長。日本全国を旅しながら、その道のプロにインタビューや取材をしています。休みには足をのばして国内ワイナリーを巡るのが好き。地産地消や、生産者に近い距離で食材や料理に向き合う「極みのシェフ」がいる店をご紹介します。
【MY CHOICE】
・最近行ったお店:銀座 しのはら / 南青山 まさみつ / サエキ飯店 / コートドール
・好きなお店:鮨 梢 / フランス料理 エステール / コンチェルト / エンボカ 京都
・注目しているお店:SeRieUX / プルサーレ / bistronomie Avin
・得意ジャンル:フレンチ / バー
・好きな食材:山菜 / 鴨

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