カウンター席でライブ感と共に食事を楽しめる東京のイタリア料理店5選

テーブルを囲んで大人数で食事をするイメージがあるイタリアンですが、最近では、カウンター席があるお店も増えてきています。一人や少人数で気兼ねなく食事ができるのはもちろん、シェフのパフォーマンスや会話も楽しめるのが、カウンター席の魅力。
今回は東京にあるイタリアンレストランの中から、カウンター席があるお店を厳選してご紹介します。

1.“小さな劇場”のようなカウンター席で味わう季節を感じる月替わりのコース

イル テアトリーノ ダ サローネ(東京都/広尾)

「イル テアトリーノ ダ サローネ」は、港区南青山の日赤通りにあるイタリアンレストラン。イタリア語で“小さな劇場”を意味する店名の由来となった8席のカウンターは、お店のメインダイニングとも言える特等席です。エレガントな空間で、料理の背景やシェフならではのエピソードを聞きながら味わえば、美味しさもひとしおです。

日本やイタリアで経験を積んだ2人のシェフが生み出す料理は、イタリア料理の伝統と地域性をベースに、シェフの感性を感じられます。メニューは、昼・夜共通の月替わりのおまかせコースで、毎月1日にその月のコースがスタート。毎月吟味を重ねてセレクトされたワインとペアリングでいただけば、料理がより印象深い味わいになること請け合いです。

イタリア料理

イル テアトリーノ ダ サローネ

東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩15分

20,000円〜29,999円

2.カウンター席メインの洗練された空間でシェフオリジナルのイタリア料理に舌鼓

マンサルヴァ(東京都/恵比寿)

恵比寿駅から徒歩約6分の「マンサルヴァ」は、オープンキッチンのカウンター席をメインとした開放的な雰囲気のイタリアンレストラン。白を基調とした温もりを感じられる空間は、ゆっくりと食事を楽しむ癒しの時間を引き立てます。

ヨーロッパ各国の名店で修業を積んだシェフ・高橋恭平氏が生み出す料理は、イタリア郷土料理をベースに、イギリスやスペイン料理のエッセンスを取り入れたオリジナル。自慢の料理の数々を、アラカルトやコースでいただけます。スペシャリテのひとつ「アーティチョーク フォアグラ 黒トリュフ」は、煮込んだアーティチョークとフォアグラを鶏で蓋をして蒸し上げ、フォンドボーと黒トリュフのソースで仕上げた贅沢な一皿。ワインを片手に、好みの料理を心ゆくまで堪能しましょう。

イタリア料理

マンサルヴァ

JR線 恵比寿駅 東口より徒歩6分

12,000円〜14,999円

3.イタリアンと和食のコラボレーションをシェフズテーブルで堪能

RAMA(東京都/白金台)

「RAMA」は、白金台の裏路地にある隠れ家レストラン。“シェフズテーブル”をコンセプトに掲げ、オープンキッチンを囲むように弧を描いたカウンターに8席のみ。イタリアで修業を重ねたシェフ・青木克大氏の臨場感あふれるプレゼンテーションを、目の前で堪能できます。

毎月内容が変わる「季節食材のシェフおすすめコース」は全11品。厳選された旬の食材を使用し、イタリアの郷土料理と和食を融合した料理が並びます。イタリア料理のメニューの中でひときわ目を惹く「寿」というメニューは、なんと握り寿司。酢飯にシェリー酒酢を効かし、ドライトマトの自家製醤油でいただく逸品で、もちろんシェフが目の前で握ってくれます。ここでしか味わえない料理の数々は、感動と驚きを与えてくれることでしょう。

創作イタリアン

RAMA

東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩12分

10,000円〜11,999円

4.モダンなバーカウンターで老舗イタリアンの味を気軽に楽しむ

ヴィノ ヒラタ(東京都/麻布十番)

「ヴィノ ヒラタ」は、麻布十番駅近くのビル2階にある隠れ家のようなレストラン。白を基調とした店内はバーカウンターとテーブル席で構成され、緩やかなBGMが流れる心地良い空間です。オーナーシェフの仁保州博氏が、イタリアンの草分け的存在である「クチーナ ヒラタ」の元オーナーシェフ・平田勝氏の味を受け継いでいます。

料理はイタリアンでありながら、日本の四季をイメージした素材や調理法を採用。築地で仕入れた魚や野菜を使い、素材の良さを活かしたシンプルな料理が好評です。コースの他にアラカルトメニューも多数あり、老舗イタリアンの味を気取らない雰囲気で楽しめるのも魅力のひとつ。イタリア産を中心にワインも豊富に取り揃え、ワインバーとしても楽しめる1軒です。

イタリア料理

ヴィノ ヒラタ

都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口徒歩3分

8,000円〜9,999円

5.シェフのセンスが光る唯一無二の料理をカウンター席で楽しむ野菜イタリアン

草片(Cusavilla)(東京都/西麻布)

美食の激戦区・西麻布にある「草片(Cusavilla)」は、外苑西通りを一本脇に入ったビルの地下にある隠れ家のようなお店。オーナーシェフの中東俊文氏は「ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022」で二つ星に掲載された草喰料理の名店「草喰 なかひがし」の店主・中東久雄氏の次男。名店のDNAを受け継ぎ、野菜の仕立てにアイディアが光る独創的な料理が注目を集めています。

コースを構成する料理は、日本の伝統文化である24節気と72候になぞらえた野菜料理。あきる野をはじめ、シェフ自らが東京の野山へ足を運び、食材を厳選しています。シグニチャーディッシュの「ミネストローネ」は、48種類もの野菜を一皿に盛り込み、生ハムの骨などから抽出したスープを注ぎこんだ一皿。独創性あふれる盛り付けや器と共に、目と舌で堪能しましょう。

イタリア料理

草片(Cusavilla)

東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩8分

12,000円〜14,999円

今回は、カウンター席がある東京のイタリアンレストランをご紹介しました。
食事を一層楽しめる特等席とも言えるカウンター席。お店の雰囲気や目の前で繰り広げられるプレゼンテーション、シェフとの会話が、料理の味わいをより印象深いものにしてくれることでしょう。

Mika Tsuboi

一休.comの宿泊営業アシスタントから編集部へ。ワインと一緒に、美味しいものを少しずついただくのが最高の幸せ。こぢんまりとしたフレンチやネオビストロがお気に入り。
最近は日本ワインにも興味を持ち、旅先で出会った好みのワインを自宅で愉しむのが日課。パンやスイーツなどにも目がなく、週末にはカフェやパン屋巡りをし日頃の情報収集も欠かさない。
・最近行ったお店:Restaurant Fermier/六雁/Varmen
・好きなお店:広尾 ぺりかん/RESTAURANT MAMA./LATURE
・得意ジャンル:ビストロ
・好きな食材:ジビエ/蛤/伊勢海老/キノコ

このライターの記事をもっと見る

この記事をシェアする