日本には、世界的に有名な高級レストランの支店がいくつもあるのをご存じでしょうか。
特に東京は、他の国々と比べても類を見ない程に人気店が集結しています。
今回は東京都内にある憧れを集める海外の高級レストランを4軒、ご紹介いたします。
1.古城のようなグランメゾンで味わう、皿の芸術
ガストロノミー ジョエル・ロブション(東京都/恵比寿駅 徒歩7分)

フランス料理界で最も高名な料理人の一人として、ジョエル・ロブション氏は外せません。
世界各国で展開している系列のレストランの中でも、最高峰のブランドとして位置づけられる「ガストロノミー ジョエル・ロブション」。フランスの古城をそのまま日本に持ってきたかのような豪奢なシルエットは、恵比寿ガーデンプレイス内にて一際目を引くものがあります。
スペシャリテ「キャビア・アンペリアル・ロブションスタイル」はあまりにも有名で、その見惚れる程の美しさは、まったく隙のない一皿。
キャビアと甲殻類のジュレ、カリフラワーのクリームの組み合わせは、その美味しさを表現する言葉が見つからずにしばらく黙ってしまいます。綿密に計算されたコース料理は、人生に刻まれる忘れられない食体験となるでしょう。
2.次世代へと受け継がれる伝統と、心に響く味わい
ドミニク・ブシェ トーキョー(東京都/銀座駅 徒歩5分)
ジョエル・ロブション氏の右腕として頭角を現し「トゥール・ダルジャン」「ホテル・ド・クリヨン」といった名店の総料理長を歴任したドミニク・ブシェ氏。
パリに自身のお店を開業された後に「エリタージュ(継承)」をテーマに「ドミニク・ブシェ トーキョー」として、日本にも出店。
伝統的なフランス料理の神髄を大切にしながらも“時代に合わせた料理の再構築”という、エスプリが随所に散りばめられた料理を楽しめます。
傑作の誉れも高い「オマールブルーのパルマンティエ ブールキャビア」は、バターや脂に頼りすぎず、食材の濃厚な美味しさを見事に引き出しています。
オマールブルーを嚙み締めると、口の中でブールブランソースと混ざり合い、そこにキャビアが贅沢な塩気を添える。至福と言える時間に包まれる事でしょう。
3.ニューヨークからやって来た、心奪われる革命の味
Jean-Georges Tokyo(ジャン ジョルジュ トウキョウ)(東京都/六本木駅 徒歩5分)
各国から高い評価を得ている、ジャン・ジョルジュ氏の日本出店「ジャン ジョルジュ トウキョウ」は、大きな話題になりました。
生クリームやバター、コンソメスープなどを多用するのが定石であるフランス料理において、野菜の水分やフルーツのエッセンスなどを、調理の中で効果的に活かす手法が多くの食通達の心を捉えました。そこには今までになかった味の複雑性が生まれ、確実に新たな潮流を生み出したのです。
独創的な仕立ての「スクランブルエッグキャビア」は、バターを控えめにしたスクランブルエッグの上に、ウォッカとレモンジュースを加えた酸味のあるクリーム、キャビアが加わった一皿。冷たいクリームと温かいスクランブルエッグが混ざり合った時の味の変化に、後から塩味のあるキャビアがプチプチと弾ける食感。喉を流れていくまでの間に何度も複雑に味が遷移しつつ、見事な調和が生まれます。
一口ごとの驚きと感動には、何度も足を運びたくなる魔力が秘められているのでしょう。
海外の高級レストランを訪れるのが自分への最大級のご褒美、という方も多いのではないでしょうか。
支払い金額はいつもの食事より、どうしても大きいものになります。それでも多くの人が足を運ぶのは、この場所でしか得られない経験を、大切な人と分かち合いたいから。
いつまでも胸の中で輝き続けるような食事の時間が、これからも皆様に沢山訪れますように。
※こちらの記事は2025年01月31日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。