美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、暑い夏にぴったりな蕎麦の名物料理をご紹介します。とっておきのスペシャリテは、お店のこだわりを表現する代名詞となるもの。個性あふれる蕎麦屋の特別な一皿を、是非味わってみませんか?
手打ち蕎麦 汐見 (東京都/早稲田)
『お造り盛り合わせ/茄子おろし蕎麦・すだちそば』
「手打ち蕎麦 汐見」は、夏目漱石や森鴎外ゆかりの地・早稲田にある人気の手打ち蕎麦・日本料理店。親しみやすい雰囲気の店内には、白木の一枚板が立派なカウンターと、ゆったりとしたテーブル席、プライベートな空間を意識した半個室席があり、用途に応じて席を選べます。
旬の食材を用いた日本料理がいただけることで有名な、「手打ち蕎麦 汐見」。季節ごとに変わるコース料理がメインですが、夜はアラカルトでも楽しめます。特に店主自ら築地に通い仕入れたこだわりの「お造りの盛り合わせ」は、ぜひいただきたい一品。
料理の締めには手打ち蕎麦を。群馬県赤城産の蕎麦の実を、毎朝店内で自家製粉しています。夏限定のメニューで人気が高い「茄子おろし蕎麦」は、揚げ浸しにした茄子のコクとおろしがさっぱりと涼しげなメニュー。
旬の時期だけの名物「すだちそば」は、輪切のすだちがインパクト大。爽やかな柑橘の酸味に、白醤油で作るお出汁がよく合います。
流石 (東京都/銀座)
『桜海老のかき揚げ/名物・ひやかけそば』
銀座・歌舞伎座の路地裏にひっそりと佇む「流石」は、大人が憩える蕎麦屋として、食通に人気のお店。シックな雰囲気の店内は、テーブル席の他に個室が2つ。白木のゆったりしたカウンターは店の奥まった場所にあり、静かで落ち着くと好評です。
コースでは名物料理を少しずついただけます。中でも「桜海老のかき揚げ」は海老の香りがふわっと込み上げ、サクサクの食感が楽しめる人気の一品。塩でさっぱりといただきましょう。
「流石」はつなぎを使わず、極細に仕上げた手打ち蕎麦が自慢。香り豊かな石臼挽きの自家製粉を使った十割蕎麦は繊細で腰があり、蕎麦好きが唸るのも納得です。名物の「ひやかけそば」は、喉越しの良い蕎麦に冷やしたつゆをたっぷりかけていただきます。優しく澄んだ薄味の自家製つゆは、最後の一滴まで飲み干せると好評。ぜひ夏に食べてみたいですね。
そばがみ (東京都/日比谷)
『鮨おまかせ三貫/からすみそば』
日比谷ミッドタウン3階にある蕎麦処「そばがみ」。懐石料理に蕎麦や寿司を組み込んだ「日本料理 神谷」の神谷昌孝氏が手掛け、日本料理と本格的な手打ち蕎麦が気軽にいただけると評判。木の温もり溢れるカウンターや個室、テーブル席の優美な和の空間は、性別や年代問わず過ごしやすい雰囲気です。
季節感あふれる食材を用いた職人技が光る神谷ならではの料理を、夜はコースとアラカルトで楽しめます。蕎麦の前に、旬の魚を用いた「鮨」をつまめるというのもユニークですね。
手打ち蕎麦は福島県産と山形県産の蕎麦粉を使用し、毎日手打ちしています。あらびき、田舎、十割、更科と趣の異なる味わいの蕎麦で食べ比べしてみるのもまた一興。
人気の「からすみそば」は、更科の蕎麦にからすみが絡まった変わり蕎麦。まったりとしたからすみの濃厚な味と香りは、シャンパンや日本酒との相性もばっちりです。
素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。大人の舌も心も満足させる名店の蕎麦。涼やかな蕎麦を味わって、暑い夏を乗り切りましょう。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。
※こちらの記事は2023年04月17日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。