名店紹介「御成門はる」。鉄人の技を継承する今話題の人気店

昨年のオープン以来、美食家たちの注目を一身に集める話題の割烹「御成門はる」。日本料理の名店「くろぎ」出身の店主が、確かな技を駆使してこの上なく丁寧な旬の味わいを届けています。白木のカウンターに並ぶ限られた席を求めて夜な夜な熱心なゲストが足を運ぶ、新たな名店をご紹介します。

凛としたカウンターで楽しむ

御成門はるの玄関

最寄りの御成門駅や大門駅から徒歩5分ほど。オフィスビルが立ち並ぶ一角で、犬矢来を施した風情ある京町家風の外観が目に飛び込んできます。

小さな間口に誘なわれる「御成門はる」は、凛とした雰囲気にピンと心地よく背筋が伸びる、洗練された割烹。

カウンターに並ぶ7席をメインに、テーブル席と掘りごたつ席の個室、2室を備えています。とりわけ店主との対話が楽しいカウンター席は、割烹の醍醐味を味わえる特等席。料理に凝らされた趣向や器に見え隠れする店主のこだわりなど、味わい深いひとときを彩る会話の糸口には事欠きません。様々な用途で、訪れていただきたい一軒です。

名店「くろぎ」で活躍した逸材

東京都出身の店主・小川晴行氏は、高校卒業後に「辻調理師専門学校」に学び、料理の道へ。「銀座 朱雀」や、昨年末惜しまれつつ閉店した西新橋の京料理店「京味」などで修業を重ね、名店の呼び声高い芝大門の日本料理店「くろぎ」で活躍しました。

その後一流店で培った技術や感性を携え、満を持して独立。2019年3月に「御成門はる」をオープンし、日々調理場を一人で切り盛りする奮闘ぶり。日本中から若き料理人たちが集うコンペティションにおいて受賞するなど、次世代を担う料理人としてさらなる活躍が期待される一人です。

スペシャリテは香り高い旬野菜の胡麻和え

「御成門はる」では、季節の素材を用いたおまかせのコース一本のみを提供。

高級な食材に限らず、質が高く食味の良い素材を産地から広く取り寄せ、常に新しい味の追求に余念がありません。

食材が最も輝きを放つ一瞬を切り取ることに砕心し、丁寧な仕事を施します。

ワラビやインゲン、糸瓜や小松菜といった折々の旬の野菜を用い、ゲストの目の前で煎った胡麻で仕上げる『胡麻和え』は、店主が修業時代から温めていたシグネチャーディッシュとも言うべき評判のスペシャリテ。煎りたての胡麻の香り高さに一瞬にして虜になること請け合い、控えめながらも鮮烈な印象を残す一品です。

この他にも、砕いた自家製のおかきを昆布締めしたスズキに散らし、室町時代に端を発する幻の調味料・煎り酒や醤油を添えて供される一皿など、その時々で深く心に刻まれる料理が振る舞われます。絶妙なセレクトに通も唸る店主こだわりの銘酒をお供に、正統派ながらも新しさを感じる日本料理を楽しみたいですね。

名店で磨いた店主の確かな腕が冴え渡る割烹「御成門はる」。旬の食材が鮮烈な美味しさを放つ瞬間を逃さない、日本料理の真髄が息づいています。洗練と落ち着きを湛えた心地よい空間で、丁寧な仕事が光る四季折々の料理を楽しんでみませんか?

お店の衛生対策について

平素より御成門はるをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
当店では、新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、お客様およびスタッフの健康と安全を考慮し、感染拡大の防止策を強化しております。

・従業員のマスク着用
・アルコール対策
・ご来店の人数制限をさせていただき三密を避けるようにしております

割烹料理

御成門はる

都営地下鉄三田線 御成門駅 徒歩5分

15,000円〜19,999円

アクセス
住所: 東京都港区芝大門1-2-2 中川ビル 1F

※こちらの記事は2024年08月06日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika Muroi

旅と食べ歩きと文章を書くことが好きで、プレミアム・グルメメディア「KIWAMINO」のライターに。フレグランスラボでの勤務経験から、香りやフレーバーにこだわりが。選りすぐりのレストランを、スマートな日本語に乗せてお届けします。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:DAZZLE
・好きなお店:嘉禅
・自分の会食で使うなら:麻布淺井
・得意ジャンル:イタリアン、ビストロ
・好きな食材:野菜全般、鴨、チーズ

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