名店紹介「Convivio」。千駄ヶ谷の隠れ家イタリアンで独創的な味を楽しむ

昨今人気の“ダガヤサンドウ”エリアに構え、まるで友人宅に招かれたような落ち着きが迎えてくれるイタリアンレストラン「Convivio」。シェフの独創的な料理が人気を博し、訪れるたびに新鮮な驚きがあると評判の一軒です。

“ダガヤサンドウ”の温かな隠れ家

北参道駅から徒歩5分ほどの住宅街の一角。角地に建つ白い建物の1階に「Convivio」はあります。中世のような趣の重厚な木のドアを開けた向こうには、暖かみある色調にまとめられ、席間をゆったりととったダイニングスペースが。

上質な中にもほっとするような寛ぎ感に満ちた雰囲気は、店名の「Convivio」がイタリア語で“饗宴”を意味するように、人々が集い、共に楽しむ場にぴったり。落ち着いた設えの個室も用意されており、記念日や会食、接待など、特別な日の利用にもおすすめです。

人気イタリアンを率いた敏腕シェフ

シェフを務めるのは、京都府出身の辻大輔氏。2001年にイタリアへ渡り、トスカーナ地方の古都シエナの語学学校にて、まずは語学の習得に邁進。翌年からトスカーナの魚介料理レストラン「Ristorante da Antonio」を始め、キャンティの「Antica trattoria La Torre」やミラノの「Ristorante Locanda Vecchia Pavia」といった、数々のレストランで修業を重ねました。

2006年に帰国した後、白山のイタリアンレストラン「Volo Cosi」に勤務。2009年からは渋谷の「BIODINAMICO」のシェフに就任し、同店を押しも押されもせぬ人気店へと導いた後、2012年に当時新宿にあった「Convivio」のシェフに就任。2015年の北参道への移転を経て、現在に至ります。

絶品!生パスタの『カーチョ・エ・ペペ』

トスカーナ州の郷土料理をベースにした独創的な料理を、月替わりのおまかせコースで提供している「Convivio」。全国から選りすぐった旬の食材を使用し、本場イタリアで腕を磨いた辻シェフならではのエッセンスを加えた料理が魅力です。

前もって決まったメニューはなく、コース内容は来店してからのお楽しみというのも期待感が高まりますね。軽やかな中にもしっかりと満足感のある料理が次々と振る舞われ、時にあっと驚くような楽しさが印象的です。

そんな辻シェフの数あるレパートリーの中でも、真っ先にその名が挙がるスペシャリテが『カーチョ・エ・ペペ』。一般にチーズと黒コショウのシンプルなパスタとして知られているもの。
しかし、こちらではシェフ自慢の生パスタにペコリーノ・トスカーノとグラナ・パダーノの2種類のチーズや、香り豊かな黒コショウを合わせるなど、シンプルでありながらも手の込んだ一皿に仕上げています。

豊富に揃ったイタリアの自然派ワインをお供に、旬のこだわり食材が活きた独自のイタリアンを、心行くまで堪能したいですね。

イタリアで腕を磨き、人気店で活躍したシェフがあっと驚くような旬のイタリアンを振る舞うレストラン「Convivio」。閑静でいて気取りのない街の表情をそのまま切り取ったかのような、大人が肩の力を抜いて楽しめる一軒です。話題の“ダガヤサンドウ”エリアの散策がてらに訪れるのも一興。ここだけの旬の味に出会いに、早速予約を入れてみませんか?

イタリア料理

Convivio

東京メトロ副都心線 北参道駅 徒歩5分

15,000円〜19,999円

アクセス
住所: 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-17-12 カミムラビル 1F

※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika Muroi

旅と食べ歩きと文章を書くことが好きで、プレミアム・グルメメディア「KIWAMINO」のライターに。フレグランスラボでの勤務経験から、香りやフレーバーにこだわりが。選りすぐりのレストランを、スマートな日本語に乗せてお届けします。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:DAZZLE
・好きなお店:嘉禅
・自分の会食で使うなら:麻布淺井
・得意ジャンル:イタリアン、ビストロ
・好きな食材:野菜全般、鴨、チーズ

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