新富町駅からほど近くにある予約困難な人気店として名を馳せる「東京チャイニーズ 一凛」。まわりの建物に静かに溶け込む店の前には、予約なしで提供する平日ランチメニューを求めて、開店前から大行列ができ、道ゆく人々を驚かせるほど。
新富町からほど近くに佇む、モダンな雰囲気が自慢の店内
店内に足を踏み入れると、北欧風のランプやアートが飾られたスタイリッシュなインテリア。まるでカフェかバルといった雰囲気です。
昼・夜共に「季節食材の紹興酒漬け」や点心、さらに「フカヒレ」「白子麻婆豆腐」などが入ったコースがあります。
中国酒のセレクションも充実しており、紹興酒はもちろん、アルコール度53度の白酒や「おすすめ中国酒3種デギュスタシオン〜飲み比べ〜セット」など、この店ならではのラインナップも。グラスシャンパンのほかワインは赤白各2種類ほど、さらにおすすめ自然派ワインとして、イタリア・プーリアのオレンジワインや、スペイン・カタルーニャの赤白なども用意されています。日本の津軽シャルドネ&ピノノワールスパークリングも、ぜひ試してみたいレアものです。また、中国茶は定番の「凍頂烏龍茶」に加えて「東方美人」といった高級茶や、珍しい安雲省の紅茶「邪門」など7種ほどが、ポットでサーブされます。
(仕入れ状況によってメニュー内容が異なることがあります)
一度と言わず何度も食べたい、絶品スペシャリテの数々
その時季に一番おいしい食材を使ったこだわりのお料理の数々が自慢の「東京チャイニーズ 一凛」で腕を振るうのが、料理長・石塚元太氏です。
なかでも「よだれ鶏」はなんといっても、この店ならではの技術の高さを物語る逸品でしょう。使用する鶏肉は、名シェフがこぞって使う兵庫丹波産の髙坂地鶏。柔らかく、しっとりとジューシーな鶏の食感、熟成させて凝縮された旨みは格別のもの。さらに、蒸し鶏の白レバーの風味を加え、胡麻、ナッツ、パクチーで深みを加えます。おいしさを引き立てるのは、醤油と黒酢をベースに2種類の辣油、胡麻、パクチー、カシューナッツで作られる上品な味わいのタレ。この組み合わせが極めつけの特別感を醸し出します。
定番の麻婆豆腐は、大き目にカットされた豆腐が絶妙な柔らかさ。粗めのひき肉の存在感と相まって、食べ応えもたっぷりです。花椒が効いて品のある辛さに、唐辛子がほどよく柔らかく全体を締めています。
ライブ感たっぷりのカウンター席に、ゆったり座れるテーブル席、会食にも重宝する半個室もあり、貸切も可能。日常使いから会合まで、さまざまなシーンに使える絶品中華の一軒です。