今年2月のオープン以来、連日食通たちがこぞって足を運んでいる話題の鮨店「恵比寿えんどう」。気鋭の職人が卓越したセンスと確かな技術で握る鮨は、一度味わえば虜になる人続出と評判。早くも予約が困難になるほどの人気を誇っています。店主がこだわって作り上げた洗練の空間に身を置いて、注目度満点の鮨を堪能してみませんか?
店主のこだわりが息づく、洗練された店内
恵比寿駅から徒歩5分ほど。閑静な界隈にあるモダンな建物の4階に構える「恵比寿えんどう」。暖簾をくぐると、白い布張りの椅子や一枚板のカウンターがきりっと折り目正しい、清潔感ある店内に迎えられます。
洗練と木の温もりが同居する上質な設えに、背筋がぴんと伸びる心地よさに包まれる空間。カウンターに並ぶ8席全てが、珠玉の鮨を味わうための特等席です。目の前で無駄のない所作が美しい職人技を堪能しながら、店主がこだわる旬の味覚満載のコースに舌鼓を。
サッカー留学経験あり!異色の鮨職人
店主の遠藤記史(のりひと)氏は、実家が鮨店を営んでいたこともあり、幼い頃から鮨や様々な魚に親しんで育ったそうです。まさになるべくして鮨職人になったのだろうと思いきや、実は18歳から25歳にかけて、イギリスにサッカー留学をしていた異色の経歴の持ち主でもあります。
この時に日本や実家の家業について、外から眺める機会を得たことによって、自らも鮨を追求する道へ進むことに。帰国後は六本木の3つ星店「鮨 さいとう」や、広尾のイノベーティブレストラン「長谷川稔」などで修業し、今年2月、満を持して「恵比寿えんどう」開店に至りました。
ティーペアリングも楽しめる至福の鮨コース
昼夜ともに、その日のおまかせで提供するコースは、お椀で供される鰹と昆布のシンプルな出汁で幕を開けます。
その後は、店主の目利きが光るとっておきの魚介を駆使したつまみが続々と。タコや毛蟹、鮑など、旬に合わせた食材を用いて、お酒を飲む方にはもちろん、そうでない方にも魅惑の一品料理が振る舞われます。
数ある中でも、産地の違う天然鰻の食べ比べは特に好評だとか。次いで供されるのが、お待ちかねの握り。細部まで行き届いた仕事が名店仕込みの腕のほどを存分に伺わせ、思わず虜になるような絶品の鮨が続きます。
お供には厳選した日本酒の他、ぜひ試してみたいのが中国茶や日本茶の『ティーペアリング』。ソーダで割ったものや水出しなど、料理に合わせた多彩なお茶のペアリングが楽しめます。
そして、店主こだわりの器類も必見。鮨とつまみ、それぞれに専用の二膳の箸が各席に用意されているのも特徴的です。いずれも、新風を積極的に取り入れる同店らしいおもてなしの心が伺えますね。
今をときめく話題の鮨職人が、こだわりや飽くなき探究心貫いて放つ魅惑の鮨。一度味わえば、リピーター続出の訳がきっとわかるはずです。魅力ある鮨店が続々オープンしている東京でまた一軒、大切な人を誘ってじっくり舌鼓を打ちたい店が誕生しました。
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アクセス
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-17-2 4F
※こちらの記事は2024年08月06日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。