極みの店|

「鮨きむら」青森・八戸直送の魚を丁寧な仕事でいただく大人の和み空間

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古き時代の名残と現代の景観が調和した日本橋・人形町。交通の便が良いビジネスエリアで、老舗の名店から話題の新店など食事処が充実した活気ある街です。
水天宮前駅や人形町駅から徒歩4分ほど、蛎殻町の一角に佇む「鮨きむら」。名店が集う日本橋エリアで存在感を放つ話題の鮨店です。

NYの鮨ブームを牽引してきた職人が握る、渾身の鮨

店主の木村 浩司氏は青森県八戸市出身。18歳で鮨の世界を目指して上京、東京の有名店で7年修業したのち、25歳でニューヨーク支店へ転勤、本場の江戸前寿司を10年間握り続けたご経歴をもちます。帰国後東京の有名鮨店での修業を重ねて独立し、日本橋・人形町の地に「鮨きむら」をオープンしました。
季節を感じさせる旬の味を、伝統的な江戸前寿司をベースに、余韻と記憶に残る一貫を提供されています。日本とニューヨークという異なる場所での経験に裏打ちされた丁寧な仕事ぶりからは、古き良き鮨文化を大切にし、鮨の醍醐味を愛する客人を心からおもてなしする心意気を感じます。

しっとりとした店構えの引き戸を引き、石畳を通り抜けると檜の一枚板のカウンターが目の前に広がります。カウンター越しに職人の所作を眺められる特等席に腰を下ろせば、これから始まる美食のひとときに心が躍ることでしょう。一組一組に目を配れるよう10席で営業されているところに、常連のお客様はもちろん、初訪問の記念日利用でも温かく迎え入れる接客を心掛けられていることを印象付けられます。

鮨は、「握りのみおまかせコース」、つまみと握りで存分に旬の味覚を味わえる「おまかせコース」。
お酒が好きな方なら、四季折々の食材を繊細に活かした一品を肴に一献傾けるのもまた一興。ビールやワインはもちろん、独自にセレクトした日本酒を、その日の一品に合わせてオーダーできます。つまみはひと口サイズで数品提供され、一つ一つの丁寧な仕事の深みに浸れます。

魚介の仕入れは、大将の出身地である青森・八戸から直送。東京では珍しい、鮮度抜群の貴重な魚に出会えることも。素材を引き立てる味付けに仕事の丁寧さを感じます。

握りは、江戸前寿司の伝統技法に忠実に、口に含んだ時に広がる「香り」とネタとシャリが繊細にほどけゆく「一体感」から生まれる余韻深さを含んだ鮨。
甘エビの昆布〆は、ねっとりとした濃厚な甘みが口の中に広がります。山形産のコシヒカリに、赤酢と塩を使った繊細な味わいの酢飯が、厳選した上質な鮨ダネの味わいを引き出しています。

特筆すべきは、ウニやイクラを始めとする軍艦。出されてすぐにいただくと、パリパリの海苔の旨味と深い香りを愉しめます。ぜひ写真を撮る手を止めて、すぐに頬張ることをおすすめします。

次々出てくる握りは、どれも口に運んだ時にネタとシャリが馴染む丁度良い温度や厚みを感じます。ネタごとにシャリの温度やバランスを絶妙に見極めているからこそ、噛みしめるごとに魚介本来の旨味と甘味の印象を強く感じます。

そして何より、美味しいと感じるのは大将の配慮から生まれる空気感の作り方。
ゲストの食すスピードを見ながら程よい頃合いで握る姿と、物腰柔らかな大将の笑顔での応対に、カウンターに集ったゲスト同士が程よく和む一座建立の空間を体感できることでしょう。

二十四節気の旬を活かす「鮨きむら」流の鮨。日常の忙しさを忘れ、肩肘張らず愉しみたい時に、大事な方との宴席に、あるいは、カウンターの鮨にやや抵抗のある方に、ブックマークしていただきたいおすすめのお店です。

寿司

鮨きむら

東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅 徒歩4分

15,000円〜19,999円

Airi Ishikawa

一休コンシェルジュ メディア事業部長。高級旅館のお取り寄せが最近のマイブーム。インタビューを中心に、地産地消や、生産者に近い距離で食材と向き合う極みのシェフがいる店をご紹介します。
【MY CHOICE】
・最近行ったお店:座屋 / 東麻布 天本 / のぐち 継 / エスペランス
・好きなお店:ベージュ・アラン・デュカス / ブラマソーレ / 美伶
・自分の会食で使うなら:六雁 / 中国飯店 富麗華 / 鮨 みうら
・得意ジャンル:フレンチ / バー
・好きな食材: 鯖寿司にはまり中

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