宮崎の迎賓館としても名高い、鮨の名店「一心鮨 光洋」。先代が築いたお店を、オーナーソムリエである店主・木宮一光氏が継承し、鮨とワインのペアリングを打ち出すお店へと進化を続けています。国内外の食通が宮崎まで食べに来る「一心鮨 光洋」の魅力をご紹介します。
宮崎に名店ありとその名を轟かせた「一心鮨 光洋」

宮崎市内の閑静な住宅街に佇む「一心鮨光洋」。先代の木宮一高氏が創業以来、国内外のゲストから人気を博しています。
石畳から茶香炉の香り漂う入口へ進むと、街中ながら静寂な空間が広がります。木の温もりが溢れる佇まいは、まるで別荘にいるかのよう。
店内は美しい桜材を使用したカウンターが存在感を放ちます。一枚ガラス越しには、四季折々の景色を眺めることができ、自然の息吹を愛でながら、次第にリラックスした気分になることでしょう。
個室は5つあり、掘り炬燵席や、2人様用などプライベートを確保した客席も。接待からデート、慶事でも利用され、ハレの日に選ばれるお店です。
父・兄弟・母。それぞれの働く姿から四男が選んだ「ソムリエ」の道
現在、お店はオーナーソムリエである店主・木宮一光氏が継承し、鮨職人の空久保晴義氏と共に新境地を築いています。
4人兄弟の末っ子だった木宮氏。父も兄弟も料理人として店を切り盛りする中、サービスを手伝うことで母親をサポートしたいと思い、お店の手伝いから横浜のイタリアンの名店「SALONE2007」でサービスマンとして働くように。そこでイタリアの自然派ワインと出会い、「食べ物とお酒でここまで味が広がるんだ」という発見から、ワインと鮨の組み合わせに興味を持つようになったそう。
「一心鮨 光洋」では、気軽に試せるようボトルだけでなくグラスワインやワイン・日本酒のペアリングも提供しています。自然派ワインのみならずグランヴァンも使い、お鮨を際立たせる美味しいワインのセレクトに余念がありません。
可能性を求め、進化する「鮨torante」へ
兄弟が独立しお店を継ぐ際に、職人を大切にして守っていこうと決意した木宮氏。今までの仕事を一から全て見直し、生産者様や食材、手間や表現にいたるまで掘り下げていきました。
それらの挑戦は全て美味しいという一言のため。妥協せず良い食材があると聞けば、地元や地方の生産者様を訪ね、納得したものだけを仕入れます。素材が持つ可能性を求め何度もチャレンジし、手腕の技術だけではなく、目利きや人間力についても追求・探究をし続けているとのこと。
地元宮崎の食材をふんだんに取り入れた鮨と、ワインや日本酒のペアリングによる唯一無二の世界。先代の想いを引継ぎ、鮨文化の発展を目指して日々進化する「一心鮨 光洋」の味を求めて、宮崎を目指してみてはいかがでしょうか。
▼インタビュー記事はこちら:
「一心鮨 光洋」木宮一光氏に聞く、宮崎の迎賓館として挑む「鮨の魅力」の再構築
※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。