昔ながらの町家が今も多く残る京都・俵屋町。数々の名店が軒を連ねる場所としても知られるこの地にひっそりと佇む「Restaurant MOTOI」は、大正時代の呉服商の邸宅をリノベーションしたモダンフレンチレストランです。開業以来ミシュランの星に輝き続ける名店のおもてなしを、ぜひ体験してみませんか。
1.中華料理のテイストを散りばめた唯一無二のフレンチ
風情溢れる空間で腕を振るうのは、オーナーシェフの前田元氏。「リーガロイヤル京都」にて約10年間、中華料理を学んだ後に渡仏。帰国後は「京都ホテルオークラ」や大阪のフレンチの名店「HAJIME」での修業を経て「Restaurant MOTOI」をオープンしました。
中華のエッセンスを取り入れた料理の数々は、コース全体の流れとストーリー性を大切にした、目にも楽しい一品ばかりが並びます。
加茂川で天然のクレソンを摘んだり、できる限り産地に赴き、自らが仕入れた食材でおもてなしをすることが“ご馳走”であるという考えも、前田氏ならでは。
そんな選りすぐりの食材と真摯に向き合い、温度計などは使用せず、自身の目で判断する絶妙な火入れで仕上げていく料理は必食です。
さらに店内には、世界各国から厳選した350種以上のワインのご用意も。一皿一皿に合わせたワインとのペアリングを楽しみましょう。
2.築100年の歴史ある町家をリノベーションした一軒家レストラン
美食をいただく建物も「Restaurant MOTOI」ならではの素敵な空間です。
大正時代に呉服屋の邸宅として使われていた町家をリノベーションした建物は、大正ガラス越しに望む庭や網代天井、菊文様の欄間など、日本の建築美が息づきます。
丁寧に手入れされた中庭を正座した時と同じくらいの目線で楽しめるよう、床を少し下げた設計にしているなど、細かなこだわりが散りばめられています。
古き良き日本の伝統と、現代的でスタイリッシュなデザインが心地良く融合した、情緒溢れる空間に心癒されることでしょう。
1室のみ個室のご用意もあるので、シーンに合わせて利用してみてはいかがでしょうか。
3.名店の味を自宅でも……こだわりのデリバリーメニュー
コロナ禍だからこそ生まれたデリバリーメニューも、ぜひチェックしてみて。
「パパ餃子」は、ご自身のお子様に向けて作った一品から生まれたという、心温まるエピソードも。
ニンニクを使わずに豚肉と海老、キャベツやニラ、少量のパクチーを加えた餃子は、添加物を使用していないので、小さなお子様も安心していただくことができます。
「ブイヤベース鍋」は、鍋にスープを注いで具材と合わせて温めるだけの手軽さも嬉しい商品。
締めにはご飯とリゾット用チーズを入れて、チーズリゾットとしていただきましょう。
これからの季節、心も身体も温めてくれそうな一品です。
旬食材を使用した、シェフオリジナルのクリエイティブに溢れた料理を、京都らしい風情ある空間でいただくことができる「Restaurant MOTOI」。
京都フレンチの先駆け的名店で、他では味わえないひとときを過ごしてみませんか。