「TexturA」実食レポ。独創的な料理が溢れ出す、中華とスペインの融合

有楽町駅から徒歩2分。連日多くの大人が集まる場所に、多彩なアプローチで中華料理とスペイン料理のマリアージュが楽しめるレストラン『TexturA』があります。

中華料理、スパニッシュ、そしてフレンチなど、様々なジャンルの料理人たちが一つの厨房に集まり、新たな食体験を提供しているんです。

ここは2013年築地に『東京チャイニーズ一凛』、2017年鎌倉に『イチリンハナレ』と、これまで独特な世界観をもつレストランを創り上げてきた、齋藤シェフが手掛ける新店。

次々と提供される独創的な料理の数々はエネルギーに溢れていて、食の経験値の高い大人でもワクワクしてしまうほど。

「TexturA」の玄関

ラグジュアリーな入口からは、シャンデリアに照らされてキラキラ輝くハイカウンターが見え、スタートから心躍らされます。一歩店内へ足を踏み入れれば、まずはカジュアルなダイニングエリアがお目見え。食べたいものをアラカルトで好きなだけ食べてほしいということで、ふらっと気軽に入りやすい雰囲気に仕上げています。

そこを抜けると、広がるのはハイエンドなレストランエリア。キッチンから聞こえてくる活気ある音、まわりのゲストが楽しむ声、様々な音が店内に響き渡り、大人の空間を創り上げています。

お料理はコース、アラカルトどちらでも楽しめますが、今回はコース料理の一部をご紹介します。
こちらのコースでは、中華料理とスペイン料理を交互に楽しめる構成になっていて、お酒もそれに合わせて提供してくれます。まず乾杯はシャンパーニュ。

お料理の1品目は、スペイン料理。「パン・デ・クリスタル」というスペインの料理で、ザクザクとした食感のパンの上にイベリコ豚の生ハムが乗っています。手でつまんで、パクっといただきましょう。

続く2品目は、中華料理の登場。中華の定番「よだれ鶏」です。お酒はもちろん、紹興酒をいただきます。

胡麻がたっぷり入った刺激的な麻辣ソースの中に、鶏もも肉と胸肉が隠れています。ジューシーな食感の後から、辛みがやってくる刺激的な一品。

「よだれ鶏のソースは、残しておいてください」とシェフ。
鶏肉を食べ終わった後に登場したのは、大きな餃子。これを、よだれ鶏の残ったソースにたっぷり絡めていただきます。豚肉がぎっしり詰まった甘くてジューシーな餃子に、ピリ辛のソースが絡んで美味しい。

餃子を食べたら、さらに山椒麺を投入。まぜそばスタイルでつるっといただけば、同じソースの3段活用として楽しめるんです。

ザ・中華料理を楽しんでいると、目の前には大きなパエリアが運ばれてきました。こちらはコースには含まれていないのですが、お店から幸せのおすそ分け。ジャンボマッシュルームがたっぷり乗ったパエリアを、お店のゲストみんなでシェア。こんなサプライズも人気の秘密かもしれませんね。

中華料理のメニューとして、定番の春巻きが登場。でもただの春巻きではありません。鮎と大葉、ショウガを春巻きの皮で巻いて揚げたもの。ふんわり香る和の風味に、どこかほっとします。

さらに酢豚は、豚肉を黒酢ソースで仕上げ、豪快にパンで挟んでカツサンドにしてしまうアイデア。
ザクザクとした歯触りの豚肉は脂まで甘く、マスタードの粒々した食感と合わさって口の中が楽しくなります。

一方で、スペイン料理には欠かせないタコが登場。煮汁をつぎたして旨味を凝縮したタコに添えられているのは、魚のスープで煮たインゲン豆。パプリカパウダーで描かれた「タコ」の文字も遊び心たっぷり。

コースの途中でパエリアをいただきましたが、〆は冷たい担々麺。日本の味噌と豆乳を使って仕上げた、日本人好みの味。ひんやりさっぱり食べられる麺は、これからの季節にもぴったりです。

最後のデザートまで遊び心たっぷり。
中華料理とスペイン料理の両方を、斬新なスタイルで楽しめるこちらのお店。

デートはもちろん、カジュアルな会食にも喜ばれること間違いなし。1日を最高の瞬間で締めくくれるでしょう。

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中国料理・スペイン料理

TexturA

JR線 有楽町駅 徒歩1分

12,000円〜14,999円

アクセス
住所 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル 1F

※こちらの記事は2020年01月27日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

ハツ

年間400軒のレストランを食べ飲み歩くグルメブロガー。美味しいものを食べて飲んで楽しむオンラインサロン「東京グルメサロン」主宰、約140人のメンバーで毎月20回以上のオフ会を開催中。 その他、さまざまなグルメメディアでグルメライターとして活動しながら、自身もインフルエンサーとしてグルメ情報をSNSで発信している。

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