食通なら一度は耳にしたことがある「ASIA’S 50 BEST RESTAURANTS(アジアのベスト50レストラン)」。「食のアカデミー賞」とも例えられ、ランキングの内容が食のトレンドに影響を与えるとも言われています。2024年の最新ランキングは、2024年3月26日に発表されたばかり!2024年は日本からはどのようなレストランがランクインしたのでしょうか。最新ランキングをご紹介します。
目 次
1.「アジアのベスト50レストラン」とは
イギリスのメディア会社「William Reed Business Media」が発行しているグルメ雑誌「レストラン」で2002年から始まったレストランランキング「世界のベスト50レストラン」のアジア版として2013年に新設されました。影響力のあるフードライター、グルメ評論家、シェフ、レストラン経営者、料理専門家など、合計318名のメンバーから構成される「アジアのベスト50レストラン評議委員会」の投票により決定します。
レストランのランキングの他に「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞」「サステイナブル・レストラン賞」などの個別賞もあり、毎年話題を集めています。
2.2024年版「アジアのベスト50レストラン」が発表!
世界的なウォーターブランド「S.Pellegrino & Acqua Panna」主催で、2024年3月26日に2024年版「アジアのベスト50レストラン」の授賞式が韓国・ソウルにて行われました。アジア圏内合計19の都市から、8軒の新規エントリーを含む素晴らしいレストランがラインナップ。日本からは、9軒のレストランが受賞を果たしました。
3.「SÉZANNE(セザン)」が1位を獲得!受賞した日本のレストラン
1位に輝き「アジアのベストレストラン賞」を受賞したのは、東京にある「SÉZANNE(セザン)」。シェフのダニエル・カルバート氏が率いる同店は、高品質の日本の食材を活用し、卓越した調理技術で、新鮮な解釈のフレンチ料理を提供しています。2022年度の「アジアのベスト50レストラン」で初登場17位にランクイン、2023年に2位にまでランクを上げ、ついに2024年、名誉あるNo.1の座を獲得しました。
東京からはさらに4軒のレストランがランクイン。2位に選ばれたのはシェフの川手博康氏が腕を振るう「Florilege(フロリレージュ)」。オリジナリティ溢れる、フレンチ・ジャパニーズ料理を提供し、国内外のゲストを喜ばせています。リストの常連となっている「傳」は8位、「Narisawa(ナリサワ)」は14位、「茶禅華」は39位となりました。
日本の東京以外の4都市からは、それぞれ1軒のレストランがリスト入りを果たしました。大阪の「La Cime(ラ シーム)」は9位、和歌山の「Villa Aida(ヴィラ アイーダ)」が35位にランクイン。福岡の「Goh(ゴウ)」が45位に初登場し、京都の「Cenci(チェンチ)」が47位に選ばれ、地方の有名店にも注目が集まりました。
4.レストランだけではない!個人賞カテゴリーでも表彰
Valrhona(ヴァローナ)社がスポンサーを務める「アジアのベスト・ペイストリー・シェフ賞」には、東京の「Faro(ファロ)」のパティシエである加藤峰子氏が受賞。イタリアで訓練を受けた加藤氏は食を通じ、人間と自然の調和した共存関係を創造できるという信念を抱いています。
以上、2024年版「アジアのベスト50レストラン」のランキング速報でした。2025年版はどのようなレストランがランクインするのか、楽しみですね。
公式情報はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000114764.html
2023年の記事はこちら:https://www.kiwamino.com/articles/columns/17617
※こちらの記事は2024年10月21日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。