冬に行きたい、冬の味覚を堪能できる東京のレストラン特集

冬の味覚と言えば、カニ・フグ・伊勢海老などの旬を迎える海の幸をはじめ、身体をほっこり温めてくれるお鍋など様々。美味しく、たくさん食べて寒さを乗り切りたいですね。今回は、そんな冬ならではの味わいを楽しめる東京のレストランを、記事別でご紹介します。

1.美しい日本庭園を愛でながら、旬食材の鉄板焼きを五感で満喫

石心亭/ホテルニューオータニ(東京都/赤坂見附駅)

「ホテルニューオータニ」の敷地内にある「石心亭」は、400年以上の歴史を有する日本庭園に囲まれた鉄板焼きレストランです。庭園を見渡せる円形のカウンターを配した店内からは、四季折々に移ろいゆく自然を愛でながら食事を楽しむことができます。

鉄板カウンターでは、シェフが旬の食材を華麗な手さばきで焼き上げていきます。いただけるのは、神戸牛などの黒毛和牛の他、新鮮な魚介類や全国の旬な野菜をはじめ、こだわり抜かれた厳選素材の数々。なかでも「活伊勢海老」は、上質な伊勢海老を丸ごと一尾焼いて調理する豪快なメニュー。たっぷりと詰まったぷりぷりの身を、出来立ての状態でいただける贅沢な一品です。焼き上げる音と香りとともに、ライブ感溢れる鉄板焼きを五感で満喫しましょう。

鉄板焼

石心亭/ホテルニューオータニ

東京メトロ丸ノ内線・銀座線 赤坂見附駅 D紀尾井町口から徒歩3分

30,000円〜39,999円

2.六本木の歴史あるレストランで、熟練シェフが調理する伊勢海老を味わう

六本木モンシェルトントン(東京都/六本木駅)

六本木駅から歩いて約1分、裏通りのビル地下1階に店を構える「六本木モンシェルトントン」。同じく六本木にある日本料理店「瀬里奈」が1961年から手掛ける、鉄板焼きの老舗店です。国内外の各界著名人を含め、多くのゲストに愛されてきた同店では、熟練のシェフによって開業時からの味が大切に受け継がれてきました。

店の自慢は、選び抜かれた和牛だけでなく、新鮮なシーフードや季節の野菜など旬の素材をふんだんに使った鉄板焼き。素材そのものの美味しさを最大限に引き出すため、各席の担当シェフがゲストに合わせて一品ずつ丁寧に調理するスタイルをとっています。なかでも、様々なディナーコースで味わえる「伊勢海老の鉄板焼」は、伊勢海老を目の前で焼き上げる豪快な一皿。食材の味を引き立てるこだわりのソースとともに、その濃厚な風味と食感を存分に味わいましょう。

鉄板焼き

六本木モンシェルトントン

都営地下鉄大江戸線 六本木駅 徒歩1分

20,000円〜29,999円

3.毎朝市場で仕入れる新鮮なカニを、好みのスタイルで満喫

吉星(東京都/人形町駅)

昭和30年、小料理屋として創業した「吉星」。人形町、甘酒横町から一本入った路地裏に位置し、現在は割烹料理屋としてゲストより愛されています。下町感のある女将の接客や、付かず離れずのおもてなしが心地よい、接待にも最適なお店です。

料理は、毎月変わる四季折々のコースを提供。食材は、毎朝市場で旬の天然素材を厳選して仕入れるこだわりよう。春は桜鯛や京筍、夏は鱧や天然鮎。秋は国産松茸、冬はふぐや松葉ガニなど、季節毎の味を堪能ください。なかでも松葉ガニは、刺身、焼き、カニすき、カニしゃぶ、炊き込みご飯などゲストの好みに合わせて調理が可能。カニ好きには堪らないでしょう。

ふぐ料理、松葉かに、すっぽん

吉星

東京メトロ日比谷線 人形町駅 A1出口より徒歩3分

20,000円〜29,999円

4.匠の技が活きるこだわりのカニ料理に舌鼓

哲庵(東京都/麻布十番駅)

麻布十番の路地裏に静かに佇む日本料理店「哲庵」。茶室をイメージした簡素で品のある店内では、店主・後藤哲壮氏が仕入れから仕込み、調理、接客まですべてを一人でこなし、ゲストをもてなします。店主が手間を惜しまず、丁寧に創り上げる季節の料理の数々を満喫ください。

冬の季節は、焼きガニが登場。店主自ら豊洲市場に足を運び、その時期に旬を迎えるカニを仕入れます。生きたまま捌き、素早く火を通して仕上げる新鮮な焼きガニは、完全に火を通さなくても美味しくいただける逸品。匠の技が活きるこだわりのカニ料理からは、カニ本来の旨味を存分に感じられるでしょう。

割烹・小料理

哲庵

東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口 徒歩7分

12,000円〜14,999円

5.食通を唸らせる、滋養に富んだすっぽん鍋に舌鼓

澤いち (東京都/六本木駅 徒歩2分)

六本木通りに面した割烹料理店「澤いち」。和にこだわった店内は、白木のカウンター席のほか、ゆったりとした個室が用意され、都会の喧騒を感じさせない大人の空間となっています。メニューは基本、おまかせコース。北海道から九州まで、様々な漁港から直送した旬の厳選食材を、惜しみなく使った料理を提供してくれます。

なかでも「すっぽんコース」は山口県から仕入れたすっぽんを、すっぽん鍋をはじめ、刺身や唐揚げなどでとことん堪能できる全8品の贅沢なコース。食通が最後にたどり着く料理と言われるその味わい深さはもちろん、栄養価が高く、滋養強壮の妙薬とされるすっぽんのエキスがたっぷり詰まった鍋は、免疫力を高めてくれそうです。

割烹

澤いち

都営地下鉄大江戸線 六本木駅 徒歩2分

30,000円〜39,999円

6.江戸伝統野菜と共に新鮮なあさりの旨味を味わう

亀戸升本(東京都/亀戸駅 徒歩7分)

明治38年創業、東京・亀戸の蔵前橋通りに面した「亀戸升本」は、下町の粋を感じられる老舗日本料理店。お店の自慢は、江戸中期から明治にかけて亀戸で盛んに栽培され、今では“幻の大根”と言われる江戸伝統野菜の亀戸大根を使用した料理。

名物の「亀戸大根あさり鍋」は契約農家で栽培された亀戸大根を、たっぷりの新鮮なあさりと共に味わえる味噌仕立ての鍋です。あさりの旨味が染み込んだ大根や野菜に、思わず箸が進むことでしょう。具材を楽しんだ後は、汁を麦菜飯にかけていただく“ぶっかけ飯”で豪快に締めるのが升本流。下町で愛され続ける伝統の味を、和の空間で寛ぎながら存分に味わいましょう。

鍋・懐石・会席料理

亀戸升本

JR線 亀戸駅 徒歩7分

6,000円〜7,999円

7.鴨出汁の‟西麻布風おでん”をコース仕立てで楽しめる隠れ家レストラン

おでんとわいん びのむ(東京都/広尾駅)

広尾駅から徒歩5分程の「おでんとわいん びのむ」は、西麻布の住宅街に佇む隠れ家レストラン。鴨のコンソメの出汁を使用したおでんとワインが自慢の一軒です。おでんと言えば、冬の屋台の食べ物というイメージが強いですが、こちらでは旬の食材を取り入れ、1年を通して楽しめるコース仕立てで提供しています。

フレンチと和食の経験を持つシェフが生み出すおでんは、毎日6時間かけて取る出汁と、できるだけ手造りにこだわったおでんダネの数々。人気の半熟玉子やフルーツトマト、贅沢なフォアグラ大根などが一皿ずつ供されます。厳選ワインと共にここならではのおでんを堪能しましょう。

おでん

おでんとわいん びのむ

東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩6分

12,000円〜14,999円

8.日本橋のおでん屋レストランで季節を感じるおでんのフルコースを堪能

平ちゃん(東京都/三越前駅)

「平ちゃん」は「ミシュランガイド東京」で5年連続一つ星に掲載され、フレンチの名店として名を馳せる「ラペ」が手掛けた、おでん屋レストラン。“季節を感じるおでん”をコンセプトに掲げ、古き良き老舗が軒を連ねる日本橋エリアに佇んでいます。

こちらでいただけるのは、オーナーの実家が営むおでん割烹を原点に、フレンチの技法を掛け合わせた“進化系おでん”。おでん出汁は、昆布や鰹節をじっくりと炊き上げたものをベースに白醤油を加えた、上品な味わい深さが特徴です。“季節を感じる”とあって、おでんは全国各地から仕入れる旬の食材をふんだんに活かし、素材ごとの風味や香りにこだわって火入れと薬味を変え、一品一品丁寧に仕上げています。

おでん

平ちゃん

東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 A1出口より徒歩3分

15,000円〜19,999円

9.西麻布の隠れ家店で味わう、新鮮なふぐと季節の料理

とく山(東京都/広尾駅)

1978年に創業した西麻布のふぐ料理店「とく山」が佇むのは、西麻布交差点から徒歩1分ほどの場所。店名には「徳のある方が山ほど集まるお店になるように」という願いが込められています。ビルの地下にある扉の先には、カウンター席をメインとした隠れ家的な空間が広がり、都会の喧騒を忘れて肩肘張らずにリラックスして過ごせることでしょう。

お店では、新鮮なふぐを存分に満喫できる3つのコースや、季節の食材を使った一品料理を提供しています。さらに「【一休限定】料理長のおまかせコース」のお得なコースのご用意も。ふぐ本来の味わいを堪能できる厚切りの刺身は、お店おすすめの一品。弾力のある食感は、噛めば噛むほどふぐの旨味が口いっぱいに広がります。そのほか、リピーター続出の「中おち焼き」や「皮しゃぶ鍋」など、他店ではなかなか味わえない料理にも注目です。

割烹・小料理・ふぐ

とく山

東京メトロ日比谷線 広尾駅 徒歩15分

20,000円〜29,999円

10.臨場感たっぷりのカウンターで、冬の味覚と美酒に酔いしれる

人形町 やま田(東京都/人形町駅)

江戸の面影を今も色濃く残す町、日本橋・人形町に店を構える日本料理店「人形町 やま田」。こぢんまりとした入口から階段で地下に下りると、存在感を放つ約20メートルの檜のカウンターがお目見えします。熟練職人の見事な手さばきを間近で楽しめるカウンター席は、お店がおすすめする特等席。和モダンな個室も多数あり、様々なシーンで利用できます。

こちらでいただけるのは、季節の色どり豊かな食材を主役に見立て、繊細に盛りつけされた滋味溢れる料理の数々。全8品の「たらば蟹と焼きふぐのコース」は、冬の味覚・タラバガニと焼きふぐの両方を堪能できる贅沢なコースです。また、料理と合わせるお酒は約50種のワインや約20種の日本酒からプレミアム焼酎まで、多彩なラインナップが魅力。人形町で美酒美食に酔いしれる、至福のひとときを過ごしましょう。

割烹・小料理/肉/うなぎ/蟹/ふぐ

人形町 やま田

東京メトロ日比谷線 人形町駅 A2出口より徒歩1分

15,000円〜19,999円

今回は、冬ならではの味わいを楽しめる、東京のレストランを記事別にご紹介しました。冬ならではの味わいを求めてお出かけしてみはいかがでしょうか。

※こちらの記事は2025年01月15日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

KIWAMINO編集部

KIWAMINO編集部です。食通の読者が気になるグルメ情報をお届けします。

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