旅してでも訪れたい、宮崎の名店4選

「そのお店へ行くためだけに、わざわざ足を運びたい」。そんな名店が、全国には数多く存在します。どのお店もその土地ならではの食材を使用した、匠の技が光る一流のお店ばかり。今回はその中でも「KIWAMINO」が厳選する宮崎にある名店を4店舗ご紹介します。

1.生産者の情熱と延岡の魅力が詰まったイタリアンに舌鼓

チェルカ トローヴァ(宮崎県/延岡駅)

延岡駅から徒歩約5分。住宅街の一角に佇む「チェルカ トローヴァ」はイタリアンがいただける一軒家レストラン。石畳の道を進み、入口の扉を開けると静そこにはグレーで統一された「チェルカ トローヴァ」独自の雰囲気が広がります。煤を混ぜた漆喰の壁、イタリアから取り寄せた床にアンティークの棚など各所にセンスが光ります。

シェフ・横山恵春氏が大切にしているのは、産地にこだわらず“どんな人のどんな思いが込められた食材か”ということ。寝ている間に捕らえた獲物をすぐに解体したジビエや、堆肥にこだわったスーパーオーガニックの野菜など、生産者の情熱が注がれた食材を使用。横山氏により、延岡の深い魅力が溢れる一皿へ昇華します。

メニューはおまかせコースのみ。その日に仕入れた食材で構成される、ここでしか味わえない逸品を堪能しに足を延ばしてみては。

イタリアン

チェルカ トローヴァ

JR線 延岡駅 徒歩5分

2.“宮崎前”の寿司とワインで特別な時間を過ごす

一心鮨 光洋(宮崎県/宮崎駅)

宮崎駅から歩いて約10分。住宅街に店を構える「一心鮨 光洋」は昭和48年の創業から国内外からも食通が訪れる名店です。先代から店を引き継いだオーナーソムリエの木宮一光氏が打ち出す、宮崎ならではの寿司とワインのペアリングが大きな反響を呼びました。

茶香炉の香りがただようエントランスを抜けた先にあるのは、宮崎の季節を楽しめるようにと趣向を凝らした空間。木の温もりを感じられる店内には、桜材のカウンター席とテーブル席、趣の異なる個室も完備しているので様々なシーンで利用できます。

同店では、握りのみのコースのほか、寿司と日本料理が楽しめる「鮨会席」など、地元の幸を使った一皿を幅広くコースで提供。宮崎で水揚げした魚介と、地元産の希少な地蜜を合わせたこだわりのシャリで握ります。江戸前ならぬ“宮崎前”の寿司とワインで特別なひとときを過ごしましょう。

一心鮨 光洋

JR線 宮崎駅 東口から徒歩10分

30,000円〜39,999円

3.奇をてらわない、ありのままの料理で郷土の味を堪能する

ただの料理屋 きたうら善漁。(宮崎県/延岡駅)

延岡駅から車で約6分。飲食店が点在する住宅街の一角にあるのは「ただの料理屋 きたうら善漁。」。漁業の町として栄えてきた宮崎県北部に位置する北浦町の郷土料理がいただけます。

北浦町で生まれ育った、店主・吉田善兵衛氏の座右の銘は“ただ理(ことわり)を料(はか)るだけ”。地元の漁港で朝獲れしたイカをはじめ、アジの丸干しや無塩汁(あら汁)など、この地で日ごろから食べられている料理がコース仕立てで提供されます。

カウンター席は吉田氏の思いを間近に感じられる特等席。ゲストの想像の邪魔にならないようにと料理や食材、酒の説明は一切なし。黙食を推奨し、写真撮影も不可。ただただ、料理に向き合うひとときを過ごしましょう。奇をてらわない、ありのままを大切にした逸品を食しに訪れたい名店です。

日本料理/家庭料理

ただの料理屋 きたうら善漁。

JR九州線 延岡駅 延岡駅 徒歩約20分 タクシーでお店の名前を伝えてわからない場合は「本町の愛甲ウナギの右隣」とおっしゃっていただければわかります。

4.隠れ家のような日本料理店で、季節を感じる料理に舌鼓

喜泉(宮崎県/宮崎駅)

宮崎駅から徒歩約10分、宮崎市の中心市街地でもある橘通の裏にひっそりと佇む「喜泉」は完全予約制の日本料理店。隠れ家のような一軒家の暖簾をくぐり店内に入ると、木の温もりと心地よい雰囲気がゲストを優しく迎えます。

店主・石橋辰明氏は京都や福岡、オランダなどで料理人としての経験を積んだ実力派。そんな同氏のモットーは“宮崎で理想の日本料理を提供すること”。「長浜鮮魚市場」や長崎・五島列島の漁師から直送された魚介、全国各地の厳選食材を使用したおまかせコースは食通を唸らせます。

宮崎の焼酎はもちろん、日本各地の日本酒やナチュラルワインなど、酒類のラインナップも豊富に用意。石橋氏の細やかなおもてなしと、日本の季節を感じる料理で素敵なひとときが過ごせること請け合いです。

懐石・会席料理

喜泉

JR線 宮崎駅 徒歩10分

12,000円〜14,999円

今回は、宮崎にある名店を厳選して4店舗ご紹介しました。どこも、旅してでも訪れたい名店揃い。その土地ならではの食材を使った、そのお店ならではの美味に癒される贅沢な食旅に、出かけてみませんか。

※こちらの記事は2024年09月26日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Michiko.E

グルメ媒体の編集、飲食店のWEBコンサルを経て編集部へ。おいしいお酒と楽しむ食事の時間が大好き。最近は子どもと一緒に楽しめる少し贅沢なレストランをチェック中。KIWAMINOでは「行ってみたい!」と思っていただけるような素敵な記事をお届けいたします。

このライターの記事をもっと見る

この記事をシェアする