「そのお店へ行くためだけに、わざわざ足を運びたい」。そんな名店が、全国には数多く存在します。どのお店もその土地ならではの食材を使用した、匠の技が光る一流のお店ばかり。今回はその中でも「KIWAMINO」が厳選する全国にある中国料理の名店5店舗をご紹介します。
目 次
1．京都の広東料理の名店で、滋味溢れる逸品に舌鼓
仁修樓（京都府／大宮交通公園前）
京都・北大路駅から車で約9分、市バス・大宮交通公園前から徒歩約1分。住宅街に佇む「仁修樓」は食通達が注目する、完全予約制の広東料理の名店です。シックで落ち着いた雰囲気の店内には個室エリアと、カウンターエリアを用意。厨房に備えられた特注の焼炉を見れば、これから提供される料理への期待が高まります。
数々のホテルで研鑽を積んだオーナーシェフ・上岡誠氏が繰り出すのは“滋味”を大切にする逸品の数々。活け鮑の蒸しステーキと6日間かけて戻した吉浜産干し鮑を一皿で楽しめる「双極原汁鮑」や広東料理を代表する「焼味（シャオ・ウェイ）」（肉のロースト料理）などのスペシャリテはぜひ味わいたい一品。上岡氏こだわりの中国茶や紹興酒と合わせれば口福な時間を過ごせること請け合いです。
仁修樓
線 駅 市バス：46系統「大宮交通公園前」駅徒歩1分
2．親子2代で紡ぐ、創作中華で食通を魅了する岐阜の名店
開化亭（岐阜県／名鉄岐阜駅）
近年、観光スポットとしてもにぎわいを見せる「柳ヶ瀬商店街」を抜け、少し落ち着いた場所に佇むのは、創作中華が味わえる名店「開化亭」。初代店主・古田等氏が1978年に創業し、2代目・古田貴達氏が店を引き継いだ今もなお、国内のみならず海外の美食家達を魅了しています。シンプルでスタイリッシュな店内には、1階に8席のカウンター、2階にはテーブル席があり、デートや家族との食事などシーンに合わせて利用できるのも嬉しいポイント。
いただけるのは“中国料理”という枠にとらわれない自由な発想を活かした品々。調味料を最小限にして食材から取った出汁を使うなど、古田氏ならではの工夫が光ります。「キャビアの冷製ビーフン」をはじめとする長年のスペシャリテは、調味料や調理方法を変えるなど日々進化しているのだとか。コースはもちろん、アラカルトでも楽しめる「開化亭」ならではの味を堪能しに訪れてみては。
開化亭
線 駅 JR岐阜駅、名鉄岐阜駅よりタクシーで6分、徒歩で20分(JR名古屋駅からJR岐阜駅まで在来線で20分ほどです)
3．“杜の都”仙台で地産地消にこだわった中国料理を満喫
クロモリ（宮城県／仙台駅）
仙台駅から車で約15分。 “杜の都”仙台のシンボルでもある広瀬川の畔にある「クロモリ」は、宮城県産を中心に日本各地の厳選食材を使用した新感覚の中国料理を味わえる名店です。店内はカウンター10席のみ。完全予約制ではありますが、劇場型カウンターでコースをいただけば、忘れられない体験を叶えてくれるはず。
オーナーシェフの黒森洋司氏は震災後の2011年秋に「料理人としての復興支援」を模索し同地に移住。世界的ブランドで名高い宮城の特産品であるフカヒレ・乾鮑・干しナマコのほか、新鮮な食材が手に入るこの地ならではの料理を提供します。気仙沼の職人と作り上げたフカヒレを使用した「フカヒレの姿煮」は地鶏のスープのみで煮込み、素材本来の味を引き出した逸品に。宮城県の魅力溢れる一皿をぜひご賞味あれ。
クロモリ
各線 仙台駅 車で15分程度（仙台駅バス亭11番・12番乗り場より向山二丁目下車、バスの進行方向へ180M進む）
4．古都・鎌倉で遊び心溢れるヌーベルシノワに舌鼓
イチリンハナレ（神奈川県／鎌倉駅）
鶴岡八幡宮をはじめ、多くの神社仏閣がある鎌倉。鎌倉駅から徒歩15分ほど歩いた閑静な住宅街にひっそりと佇む「イチリンハナレ」はヌーベルシノワが楽しめる名店です。日本家屋を現代風にリノベーションした店内には、靴をぬいで上がります。鎌倉の季節が楽しめる中庭を背景に、料理人の手さばきが見えるカウンターは特等席。
料理のテーマは“分解と再構築”。斬新なアイディアと遊び心が加味された、独創的な一皿を創り上げます。三浦で採れた新鮮な野菜や駿河湾の魚介など、地元の食材を使用した見た目にも美しい料理は、コースで味わえます。ペアリングができるコースでは、ワインや紹興酒と一緒にいただきましょう。古都・鎌倉で新たな食体験を体感してみては。
イチリン ハナレ
JR横須賀線 鎌倉駅 徒歩15分
5．広東料理と上海料理の本場の味を一度に楽しむ、麻布十番の名店
中国飯店 富麗華（東京都／麻布十番駅）
老舗飲食店や名店が数多く並ぶ麻布十番。駅から歩いてすぐのところに店を構える「中国飯店 富麗華」は本格的な広東料理と上海料理が味わえる中国料理の名店です。上海の調度品やインテリアなどが至るところに配された豪奢な設えの店内は、ゲストを非日常の空間へと誘います。
香港や上海から現地のシェフを招き“本物の味”にもこだわっています。また、コースを通して、モダンで洗練された広東料理とクラシックな上海料理をいただけるのは、それぞれ専用のキッチンを備えているからこそ。「名古屋コーチンの姿揚げ」「仔豚の丸焼き」などのスペシャリテは大人数で楽しんで。専属点心師が作り出す、本場中国の技術と日本の四季などを融合させた独創的な点心も、同店を訪れたらぜひ味わいたい一品です。
中国飯店 富麗華
東京メトロ南北線 麻布十番駅 3番出口徒歩2分
今回は、一休レストランで掲載されている、全国の中国料理の名店を厳選して5店舗ご紹介しました。どのお店も、旅してでも訪れたい名店揃い。その土地ならではの食材を使った、そのお店ならではの美味に癒される贅沢な食旅に、出かけてみませんか。
※こちらの記事は2024年10月04日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。
