世界中で高い人気を誇る日本料理。旬の素材と匠の技が織りなす繊細な一皿は、料理だけでなく、細部までこだわった空間の中で楽しみたいもの。そこで今回は、大阪から一流の味を堪能できる日本料理の名店をご紹介します。
目 次
1.ミシュラン三つ星を10年以上獲得し続ける大阪を代表する名店
太庵(大阪府/長堀橋駅)
大阪の中心地・ミナミの繁華街から徒歩圏内にある長堀橋駅。そこから徒歩5分ほどのところに位置する「太庵」。2011年より10余年にわたってミシュランで三つ星を獲得し続ける大阪を代表する日本料理の名店です。
店主・高畑均氏が織りなすのは、見た目はシンプルですが、とことん味わいを追求した逸品の数々。外見の美しさに囚われず、丁寧な匠の仕事で本当の美味しさを探求します。国内外から厳選した食材を使用するなど、柔軟な発想と挑戦し続ける姿勢は、多くのゲストを魅了し続ける所以の1つでしょう。
2.出汁と地元食材にこだわる懐石料理を五感で味わう
幽玄(大阪府/大阪上本町駅)
かつては首都が置かれた大阪・上本町。昔ながらの神社・仏閣が数多く残る閑静なエリアに佇む「幽玄」は、名店「味吉兆」で研鑽を積んだ店主・三船桂佑氏が腕を振るう懐石料理店です。存在感のある一枚板の大きなカウンター席では、店主の巧みな技を間近で楽しめます。
供するのは、出汁と地元野菜で彩る珠玉の逸品の数々。“旬の食材を使い、素材の持ち味を活かす”を基本とし、調理技法をはじめ“味付け”や“野菜を炊く”ことに徹底的にこだわります。見た目・温度・香り・歯ごたえ・味の深みなどを五感で堪能する口福なひとときを楽しんで。
3.名店のエッセンスと、出汁へのこだわりが光る正統派日本料理
天神橋 青木(大阪府/天神橋筋六丁目駅)
長さ日本一といわれる天神橋筋商店街から近く、喧騒から少し離れたところに佇む「天神橋 青木」。木目を基調とした落ち着いた空間に足を踏み入れると、樹齢約250年のタモ材の一枚板で造られた立派なカウンターが迎えてくれます。
店主は、同じく大阪にある日本料理の名店「本湖月」で、長年にわたって修業を積んだ実力者。正統派日本料理を、二十四節気や五節句に合わせた器でもてなします。なかでも出汁にはこだわりあり。4年間寝かせた囲い昆布に、予約の30分前に削る香り高い鰹節を合わせます。深いコクのある出汁が作る芳醇な味わいを満喫してみませんか。
4.和情を感じる数寄屋造りの空間で味わう四季折々の逸品
柏屋 大阪千里山(大阪府/千里山駅)
大阪・関大駅前駅から徒歩10分ほど、住宅街の一角に佇む「柏屋 大阪千里山」。数寄屋建築の名匠・中村利則が設計した、数寄屋造りの美しさに思わず目を奪われること請け合いです。建物の中には、茶室を含めそれぞれ広さも趣も異なる7つの客間を用意。和の心を感じさせる空間で、四季折々の料理を楽しめます。
茶道を嗜み、滋賀の名店「招福楼」で研鑽を積んだ主人・松尾英明氏が織りなすのは、伝統を重んじながら、現代的な趣向を取り入れた会席料理。日本の伝統文化、そして四季を表現した月替わりのコースを通して、その時季の旬を五感で堪能しましょう。
今回は大阪にある、一流の味を堪能できる日本料理の名店を4軒紹介しました。こだわりの食材を使った季節の料理を楽しめるばかりでなく、空間やおもてなしといった細部までこだわりぬいた名店の数々。そこでの体験は必ず、素敵な思い出として心に刻まれるでしょう。
※こちらの記事は2024年06月11日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。