一休社員に聞いた、心に残るあの名店の一皿 東京編

厳選されたレストランの取材を重ねる一休社員。話題のレストランに関する情報をゲットするために、美味しいレストラン巡りもかかせません。今回は、日々グルメトレンドを発信するKIWAMINO編集スタッフに、東京にあるレストランの中から、心に残る逸品を紹介してもらいました。早速チェックしていきましょう。

今回教えてくれた人はこちら!

左からメディア事業部の須藤さん、上野さん、柴崎さん、阿部さん、石川さん。

1.上野さんが選ぶのは「帰燕」の「季節の土鍋炊き込みご飯」

帰燕(東京都/溜池山王駅)

私が心に残る逸品に出会ったのは、繊細な正統派日本料理を提供する「帰燕」です。店内に広がるのは、都会の喧騒を忘れさせてくれるような、静謐な和空間。店名である「帰燕」に込められた、“燕が巣に帰り羽を休めるように、お客様にくつろぎのひと時を過ごして欲しい”、その思いが体現されていました。

どのお料理も素晴らしかったのですが、特に印象に残っているのは名物の「季節の土鍋炊き込みご飯」。3月に訪れ、メインはたけのこでした。蓋を開けた瞬間、春を思わせるたけのこの香りがふわり。一口食べると、出汁の優しい風味と、土鍋によって引き立った米の甘味と旨味が広がりました。お酒好きの店主がすすめてくださった、辛口の日本酒とも相性ぴったりでした。

懐石・会席料理

帰燕

東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅 12番出口より徒歩3分

20,000円〜29,999円

2.石川さんが選ぶのは「TexturA」の「よだれ鶏」&「を、三段活用」

TexturA(東京都/有楽町駅)

鎌倉の人気中国料理店「イチリン ハナレ」を始め、常に独自の世界観を表現してきたシェフ・齋藤宏文氏が手がける「TexturA」。中国料理とスペイン料理の珍しいコラボによる多様なアプローチが魅力です。レストランエリアではコースを、カジュアルダイニングではアラカルトを楽しめる有楽町にある人気店です。

私が何度も食べたくなるほど好きなお料理は、名物の「よだれ鶏」&「を、三段活用」。まず出てくる「よだれ鶏」は、ラー油と黒酢などを配合した特製ダレ、ゴマ、ピーナッツとの相性が抜群!さらにその特製ダレを活用する「を、三段活用」でのサプライズは必見。初めて訪れる方はきっと驚くことでしょう。お料理としての美味しさはもちろん、エンターテインメントとしても魅力的で、定期的に食べたくなります。

中国料理・スペイン料理

TexturA

JR線 有楽町駅 徒歩1分

12,000円〜14,999円

3.阿部さんが選ぶのは「L’ARGENT」の「セルダニョー」

L’ARGENT(東京都/虎ノ門駅)

2023年秋に銀座から虎ノ門へ移転し、がらりと雰囲気を変えた「L’ARGENT」。開放感溢れるオープンキッチンでは、目の前で繰り出される調理風景を楽しめます。正統派フレンチをベースに北欧のエッセンスをプラスしたお料理の数々は、どれもシェフの感性が光る逸品揃い。

中でも美味しかったのが、ラムチョップより繊細な部分・セルダニョーをパイで包んだウェリントン風のお料理。「こんなに臭みがないラムお肉ってあるんだ」と衝撃を受けました。パセリオイルとラムの出汁で作ったソースは、敢えて分離させるスタイル。サクサクのパイに包まれた驚くほど柔らかいお肉、そのハーモニーが絶妙でした。

モダンフレンチ

L’ARGENT

東京メトロ 銀座線 虎ノ門駅 11番出口徒歩3分

20,000円〜29,999円

4.須藤さんが選ぶのは「銀座 みかわや」の「タンシチュー」

銀座 みかわや(東京都/銀座駅)

私が心に残る一皿に出会ったのは「銀座 みかわや」です。なんと創業は明治20年!銀座屈指の老舗洋食屋さんです。西洋料理3大潮流の一つである、横浜「ホテルニューグランド」の総料理長・サリー・ワイルに学んだ初代より受け継ぐ伝統の味わいを楽しめます。

どのメニューも絶品ですが、中でも「タンシチュー」は忘れられない一品。初めて見た時は分厚いタンに驚きましたが、食べてみるととても柔らかくてホロホロ。とろけるようなタンと、コクはありつつもしつこすぎないデミグラスソースの相性が抜群です。ライスと付け合わせの御新香と併せていただくのがお決まり。ビーフシチューとのハーフ&ハーフにもできるそうなので、どちらも食べたいという方にはおすすめです。

洋食

銀座 みかわや

東京メトロ銀座線 銀座駅 A7出口を出てすぐ「銀座三越新館」の1階です。

12,000円〜14,999円

5.柴崎さんが選ぶのは「Auberge TOKITO」の「月光百合根の茶碗蒸し」

Auberge TOKITO(東京都/西国立駅)

2023年にオープン以来、美食家の中で噂が絶えないオーベルジュ「Auberge TOKITO」。「京都吉兆 嵐山本店」で研鑽を積み、海外で活躍されていた総料理長・石井義典氏が新たな舞台に選んだ、注目のオーベルジュです。

いただいた日本料理のコースはどのお料理も絶品でしたが、特に「百合根の概念を変える」と絶賛される、幻の品種「月光」を使った茶碗蒸しは私の心に残る一品でした。なんとこちらの百合根はメロンよりも甘く、糖度約24度なのだとか。ほくほくとした百合根の食感と体験したことのない甘味に感動しました。シャンパンや日本酒などお料理に合わせて様々なお酒で展開されるペアリングはもちろん、個性溢れる器との組み合わせも楽しいディナーでした。

宿泊予約はこちら:https://www.ikyu.com/00003160/
公式:https://www.aubergetokito.com/

日々、色々なレストランを開拓している一休社員が選ぶ、心に残る逸品をご紹介しました。どれもそのお店ならではのこだわりが詰まったお料理ばかり!ぜひお店選びの参考にしてみてくださいね。

※こちらの記事は2024年05月28日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika.A

外食が何よりの楽しみな編集部メンバーです。
野菜へのこだわりは人一倍!好きが高じて
ベジタリアン・フルーツアドバイザーの資格を取得しました。

・好きなお店:CIRPAS/Sincére/Heritage by Kei Kobayashi
・好きなジャンル:フレンチ/鮨
・最近行ったフレンチ:ラルジャン/apothéose/渡辺料理店/フロリレージュ
・好きな美食宿:ホテルリッジ/sankara hotel&spa 屋久島

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