豊富な魚介類や山の幸など、素材本来の味を活かしたダイナミックな料理が多いスペイン料理。バラエティ豊かな魅力にあふれ、日本でも人気の高い料理ジャンルのひとつです。今回は、そんなスペイン料理を堪能できる東京のレストランをご紹介。ぜひ一度は訪れてみたい、名店ばかりを厳選しました。
目 次
1.和を取り入れた繊細な技と研鑽が活きる、実力派スペイン料理店
ZURRIOLA(東京都/銀座駅)
食の中心地とも言える銀座。有名店を複数構える交詢ビル4階に位置する「ZURRIOLA」は、ミシュラン二つ星掲載店として名の知れた実力派スペイン料理店です。店内にはメインダイニングのほか、カウンター席やプライベート感を重視した完全個室の用意も。
こちらでは、フランスとスペイン、そして日本の名だたる名店で研鑽を積んだシェフ・本多誠一氏が手掛ける、繊細なモダンスパニッシュを楽しめます。
ランチ・ディナー共にコーススタイルとなり、日本の四季の恵みを活かしてアレンジしたコース料理を提供。
旬の食材を丁寧に使い、シンプルな調理法が施された一皿は、どこか日本食のテイストを感じさせます。そんな料理の美味しさを引き立てる多彩なスペインワインにも注目です。各国の料理文化が美しく調和した品々を、心ゆくまで堪能しましょう。
2.清澄白河から発信する、伝統と新しさが共存した本格派スペイン料理
eman(東京都/清澄白河駅)
新しいものと古いものが混在する街・清澄白河の駅すぐ近くにある「eman」は、築60年程の古民家をリノベーションしたスペイン料理店です。腕を振るうのは、本場スペインの星付きレストランなどで修業を重ねてきたシェフ・小林悟氏。“古き良きものを大切に”というコンセプトのもと、スペインの郷土料理をベースにオリジナリティを加えた一皿を創り出しています。
スペイン料理の道に進んだ原点であり、シェフ自身も好むパエリアは、お店のスペシャリテとも言える渾身の逸品。季節の食材を使って華やかに仕上げることにこだわっています。
また、料理に合わせるワインも種類豊富に揃い、スペイン料理店ではまだ少ないペアリングができるのも、ゲストから好評なのだそう。居心地の良い空間で、美酒と美食を満喫してみませんか。
eman公式HP:https://eman.jp/
3.伝統料理を独創的に表現した、バスクガストロノミーを体感
ENEKO Tokyo(東京都/六本木駅)
スペイン最年少でミシュラン三つ星シェフとなったエネコ・アチャ氏が手掛ける、西麻布のレストラン「ENEKO Tokyo」。エネコ氏による料理は、美食の街として知られるバスク地方の伝統料理を、新しい素材や調理技法を駆使して独創的に表現しています。食材は本場スペインの生ハム以外、日本の生産者から仕入れた選りすぐりのものを使用。
開放感あふれる店内は、空間演出にも遊び心あるこだわりが。メインダイニングへ行く前に案内されるのは、バスク本店「アスルメンディ」にもあるグリーンハウス。こちらでピクニックをイメージしたパフォーマンスからコースが始まるという、驚きと楽しさを感じさせる特別な食体験が叶います。
芸術的な料理と非日常の空間で、記憶に残るひとときを過ごせることでしょう。
4.歴史ある優雅な邸宅レストランで、心弾むスペイン料理を
小笠原伯爵邸(東京都/若松河田駅)
新宿・河田町の閑静な街並みの中に佇むスパニッシュ様式の邸宅レストラン「小笠原伯爵邸」。昭和初期建築の歴史ある洋館でいただけるのは、シェフの確かなテクニックと感性から生み出されるモダンスパニッシュ。
スペインと日本各地から取り寄せた厳選食材を融合させた、季節感やストーリー性のある鮮やかなコース料理です。
ぜひ堪能したい逸品が「Condesa」「Princesa」コースに登場する、イベリコ豚ベジョータ。イベリコ豚全体のわずか数パーセントしか存在しない希少なベジョータは、柔らかくジューシー。また、どんぐりを食べて育ったため、ほんのりとナッツの香りが広がります。優雅な空間で、スペインの食文化のエッセンスを取り入れた品々を味わいましょう。
今回は、一度は訪れてみたい、東京にあるスペイン料理の名店をご紹介しました。
気になるお店はありましたか?どれも個性と魅力にあふれたレストランばかりです。スペイン料理の魅力をたっぷり堪能しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。
※こちらの記事は2024年02月21日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。