東京の中でも一味違う存在感を放つ街、神楽坂。江戸時代から続く花街の歴史と、現代のトレンドが融合した独特な雰囲気を持っています。そんな神楽坂の大通りから一本入った路地裏には、街の魅力を一層感じられる世界各国のガストロノミーのお店が点在しています。今回は街歩きが楽しい神楽坂の、路地裏にある隠れ家レストランをご紹介します。
目 次
1.和食のような優しい食べ心地と、しっかりした満足感が共存する中華料理
ENGINE(東京都/牛込神楽坂駅)
神楽坂・大久保通りから一歩踏み込んだ路地裏のビル1階に、ひっそりと看板を掲げる「ENGINE」。常連客も足しげく通う、中華料理の人気店です。オーナーシェフは、赤坂の名店「うずまき」で料理長を務めた松下和昌氏。日本の食材をふんだんに使用した、和の風情を感じさせる中華に定評があります。
食材には、一般的にあまり中華で用いられることのない鱧や、生麩、金山寺味噌など、日本の四季を感じられるものを絶妙に組み合わせています。また、素材本来の味を引き立てることを重視し、化学調味料を一切使用していないそう。食べ疲れせず、次の日にも残ることないヘルシーさが魅力です。和食のような優しい食べ心地と、しっかりとした中華の満足感が共存する一皿を、是非味わってみては。
2.独自の感性で織りなす、和洋様々な絶品の小料理
SHIGEtei(東京都/飯田橋駅)
神楽坂の小路の中でも、人が1人歩くのがやっとというほど細い裏道の奥に佇む「SHIGEtei」。まさに“隠れ家”という言葉がぴったりです。扉を開けると、和洋が組み合わさった独特な雰囲気が広がり、入り口横に置かれたアンティークの木製冷蔵庫が良い味を出しています。料理も店内と同じく、純和風から洋風、そして和洋を組み合わせた一品まで、様々。
食事は「おまかせコース」にて提供されます。スペイン料理から鮨まで、多彩な修業経験を持つ店主が独自の感性で仕立てる小料理は、どれも新しい美味しさを発見させてくれるものばかり。和洋の様々な料理が違和感なく共存する“路地裏の隠れた銘店”に、是非足を運んでみてください。
3.伝統をベースに遊び心を加えた、感性豊かなフランス料理
ラ・トゥーエル(東京都/神楽坂駅)
神楽坂上交差点から、住宅街に入る路地の奥に佇む隠れ家的フレンチ「ラ・トゥーエル」。お店は、ヨーロッパの街並みを模した一角に立つ洋館の2階にあります。店内は、白とダークブラウンを基調とした内装で落ち着いた雰囲気。クラシカルなムードが漂いますが、とくに格式張った堅苦しさはなく、温もりを感じられる照明がフロアを穏やかに照らします。
オーナーの山本シェフが作る料理は、伝統的なフランス料理をベースに、様々な調理法を取り入れたオリジナリティが光る逸品。多くの食材を使用し、複雑ながらも一体感のある味わいは、見た目の華やかさとも相まって「食べ飽きることがない」と評判です。感性豊かなシェフが生み出す遊び心あるフレンチを、目と舌で心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。
4.スペイン各地の郷土料理とロゼワインを満喫できるレストラン
エスタシオン(東京都/飯田橋駅)
飯田橋駅から神楽坂方面に歩いて3分ほど、風情ある路地裏にある石畳の階段の途中にお店を構える「エスタシオン」。スペインの郷土料理とロゼワインのペアリングを楽しめるレストランです。店内には、シェフのダイナミックな調理風景が見られる、開放的なオープンキッチンが。臨場感溢れる空間が魅力的です。
オーナーシェフの野堀貴則氏は、スペインで食べ歩いた各地の珍しい郷土料理に感銘を受け、日本でその美味しさを紹介したいという想いから、同店のメニューを考案。鉄鍋で料理する米料理や、バレンシアやアリカンテといった地方の郷土料理などを満喫できます。また、スペイン料理と相性抜群のロゼワインの品揃えも豊富。行くたびに様々なペアリングを楽しんでみては。
5.選りすぐりの国産黒毛和牛と、旬の新鮮魚介を楽しめる鉄板焼
神楽坂 鉄板焼 向日葵(東京都/神楽坂駅)
神楽坂駅から徒歩で約5分。神楽坂のシンボルとなる寺“毘沙門様”から一本脇に入った、裏通り沿いのビル3階にある「神楽坂 鉄板焼 向日葵」は、温かいサービスと、熟練シェフの確かな技術で焼き上げられる鉄板焼が人気です。店内は、温もりある木のインテリアで揃えられ、洗練された中にもどこか懐かしさを感じる和モダンな空間。
仕入れるお肉は、厳選した国産黒毛和牛。なかでも、きめ細やかなサシの入った上質なサーロインは絶品。ミディアムレアで焼き上げたサーロインステーキの、口いっぱいに広がるジューシーな甘みと旨みは感動的です。他にも、毎朝豊洲市場から買い付け、生け簀で管理している新鮮魚介も大人気。選りすぐりのお肉と“今が旬”の食材をふんだんに使用した贅沢な鉄板焼を、是非一度ご賞味あれ。
今回は、神楽坂の路地裏で食事を楽しめる隠れ家レストランをご紹介しました。一つのお店を訪れたら他のお店も探してみたくなる、神楽坂の路地裏にはそんな好奇心をくすぐる世界が広がっています。探索して是非、神楽坂の食の魅力を堪能してみてください。
※こちらの記事は2024年10月28日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。