キャビアやフォアグラとともに世界三大珍味とされるトリュフ。その独特の芳香は多くの人々を魅了します。なかでも「白いダイアモンド」とも呼ばれ、世界一高額なキノコとして知られる「白トリュフ」は、イタリアを代表する秋の味覚です!今回は、そんな「白トリュフ」を堪能できる東京のレストラン4軒を厳選してご紹介します。
目 次
「白トリュフ」とは
数十種類あるトリュフの中でも、イタリアのみで産出される「白トリュフ」。最も香り高く、世界一高額なキノコとして世界中の美食家を虜にしています。採取可能期間は基本的に毎年9月21日~翌年1月31日のみですが、各州ごとにも期間が厳格に定められています。加熱により香りが失われるのを避けるため、基本的に生で食べられる「白トリュフ」は、食べる直前にスライスしていただくのが王道のスタイルです。
1.シェフのこだわりが詰まったタヤリンを引き立てる、「白トリュフ」の芳香
BOTTEGA(東京都/広尾駅)
広尾駅より徒歩約5分。閑静な路地に佇む「BOTTEGA」は、イタリア郷土料理を味わえる大人の隠れ家です。オーナーシェフ・笹川尚平氏は、20代半ばにイタリア・ピエモンテに渡り、カンパーニャ、トスカーナなど各地で研鑽を磨いた実力者。「BOTTEGA」では、シェフが本場イタリアで学んだ郷土料理の数々を、ライブ感溢れるカウンター席やゆったりしたテーブル席で楽しめます。
なかでも、シェフのこだわりが詰まった「トリュフとフォンティーナチーズのタヤリン」は、ぜひとも食べておきたい1品。仕入れにもよりますが、秋~冬の期間は「白トリュフ」をたっぷりスライスしていただきます。卵黄のみで練って作られるプツンという独特な歯切れが特徴的なタヤリンと、官能的に香る「白トリュフ」の組み合わせは、ゲストを虜にしてやまみません。
2.日本唯一のトリュフ料理専門店で「白トリュフ」を堪能
テール・ド・トリュフ 東京(東京都/外苑前駅)
フランス・ニースに本店がある「テール・ド・トリュフ」の姉妹店として、南青山に店を構える「テール・ド・トリュフ 東京」。フランス料理をベースに前菜からデザートに至るまで、全ての料理にトリュフを使用する日本で唯一のトリュフ料理専門店です。
季節ごとに黒・白・夏の3種のトリュフを楽しめるのもトリュフ専門店ならでは。週に1〜2回、その時に最も高品質なトリュフを仕入れ、トリュフの特徴を生かした料理でもてなします。秋の季節には「白トリュフ」専用のコースや、通常コースに有料のオプションとして「白トリュフ」を提供。世界各国からトリュフとその料理と相性の良いワインを厳選しているので、ワインとのマリアージュを満喫するのもおすすめです。
3.新鮮な「白トリュフ」で作る本場のタヤリンは絶品
ラ・ビスボッチャ(東京都/広尾駅)
広尾駅より徒歩8分のビル1階に、1993年より店を構える「ラ・ビスボッチャ」。本場の雰囲気を感じる非日常感が漂う店内では、歴代シェフの技術と伝統が生きるダイナミックな料理を堪能ください。テーマは“ローマを中心とした中部料理”ですが、季節ごとにイタリア全土の郷土料理も提供しています。
メインダイニングにある炭焼き窯で作るグリル料理をはじめ、バラエティーに富んだメニューが自慢ですが、秋といえば「白トリュフのタヤリン」。卵黄をたっぷり使ったタヤリンとバターソース、そして「白トリュフ」の組み合わせは食べた人を魅了します。トリュフは3日間で使い切り、コンスタントにイタリアから空輸するこだわりよう。季節限定の本場の味を、満喫してみませんか?
4.秋限定の香りを五感で満喫するひととき
アロマフレスカ (Aroma Fresca)(東京都/銀座一丁目駅)
銀座に位置する大人のリストランテ「アロマフレスカ」。店内に足を踏み入れると、“爽やかで涼しさのある香り”を意味する店名に相応しく、白を基調とした透明感溢れるエレガントな空間が広がります。オーナーシェフ・原田慎次氏が織りなすのは、香り・盛り付け・味わいの三位一体で仕上げたイタリアン。運ばれた瞬間からふわりと漂う香りで五感を心地良く刺激します。
香りと言えば、その芳醇な香りが魅力のトリュフ。秋にはオプションとして「白トリュフ」をパスタやリゾットに追加して味わえます。「白トリュフ」は、目の前で削ってくれるので、削りたての香りを満喫して。香りを楽しむレストランで、秋限定の香りを堪能ください。
今回は「白トリュフ」をいただける東京のレストランを4軒ご紹介致しました。
1年の中でも限られた期間にしか味わえない、その芳醇な香りをぜひご堪能ください。
※こちらの記事は2023年09月05日作成時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。