秋と言えば、紅葉の美しさが目を引きます。赤や黄色に染まった木々を見ながら、美味しい料理に舌鼓を打つのはいかがでしょうか。今回は、紅葉を眺めながら食事を楽しめる、京都のレストランを5店舗ご紹介します。
目 次
1.紅葉が彩る京都を眺めながらいただく“ひらまつ流”絶品フランス料理
レストランひらまつ 高台寺(京都府/河原町駅)
東山・高台寺のほど近く、二寧坂の通りを一本入った先にある「レストランひらまつ 高台寺」。歴史と風情溢れる街並みに溶け込む瀟洒な4階建ての館は、まるで美術館のような佇まいです。
最上階のメインダイニングからは京都の街並みを一望でき、秋になれば眼下に広がる庭や「八坂の塔」の周りにある紅葉を眺めながら食事を楽しめます。
いただけるのは、伝統の技法をベースにした“ひらまつ流”のフランス料理。旬のものや京都ならではの食材が用いられ、素材本来の旨みや香りが最大限に引き出された一皿は、優しさの中にも力強さを感じる至高の味わいです。「ひらまつ」だからこそ味わえるフランス料理の真髄を堪能しに、ぜひ足を運んでみては。
2.庭園の紅葉をカウンターから望み、王道の日本料理に舌鼓を打つ
白山(京都府/七条駅)
東山七条交差点から東へ進み、坂道を上った先の住宅街に佇む日本料理店「白山」。古きよき日本家屋を改装した店内には、ゆったりしたL字形のカウンターが用意されています。
カウンター席から窓越しに望むのは、お店自慢の庭園。紅葉の時期には赤く色づいた木々を眺めながら、しっぽりと季節の味覚を楽しめます。
いただけるのは「美山荘」などで修業経験のある大将・山城和彦氏が織りなす、まっすぐで美味しい和食のコース。「変化球はなく、地道に作る」という大将の言葉どおりの、澄んだ味のお椀に、季節の取り肴が豊かに盛り込まれた八寸や絶妙な焼き加減の魚など、王道の日本料理を堪能することができます。
3.四季を映す広大な庭園と、美意識に溢れた邸宅でイタリアンを満喫
THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO(京都府/河原町駅)
東山「八坂の塔」の隣、約1,700坪の空間にお店を構える「THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO」。昭和のはじめに日本画の巨匠・竹内栖鳳が建てた私邸を改装した、イタリアンレストランです。
広大な敷地内は、優美な佇まいの日本家屋と四季の彩りを映す庭園で構成され、秋になると店内から真っ赤に色づいた一面の紅葉を望むことができます。
提供されるメニューは、京都の新鮮な食材を使用したイタリアン。伝統的なイタリア料理をベースに、時代性や素材の旬を掛け合わせて仕立てた、クリエイティブな一皿をいただけます。美意識に溢れた優雅な空間と、美味しい食事を心ゆくまで満喫しましょう。
4.「南禅寺」に佇むオーベルジュで、和・洋の料理と京都の四季を堪能
南禅寺参道 菊水(京都府/蹴上駅)
京都を代表する観光スポット「南禅寺」の参道に佇むオーベルジュ「南禅寺参道 菊水」。敷地内には、明治時代の名庭師が作庭した「池泉廻遊式庭園」が今も残り、四季折々の表情でゲストを魅了します。
数寄屋造りの建物1階にはダイニングルームとテラス席があり、秋には紅葉に彩られた庭園を眺めながら贅沢な気分で食事を楽しめます。
“食と時を味わう別邸”というテーマを掲げるこのお店では、季節を取り入れた和・洋それぞれの料理を堪能できます。日本古来の伝統と新しい試みを融合した和会席と、京都近郊の旬の食材を使用した洋食は、どちらも京都の四季を感じられる彩り豊かな逸品揃い。都会の喧噪を離れた落ち着きある空間の中で、ゆったりと食体験に興じましょう。
5.壮大な庭園の溢れる紅葉を眺めながら、滋味深い京料理を風流に味わう
高台寺 十牛庵(京都府/河原町駅)
「ひらまつグループ」が手掛けた初めての料亭「高台寺 十牛庵」。約2,000坪の敷地には、壮大な庭園と、築約110年の数寄屋造りの館が立ちます。館の1階では、春夏秋冬で表情を変える庭園を、2階の客室からは京都の街並みを望みます。
秋になると、客席から真っ赤に色づく庭の紅葉を眺められ、風流な雰囲気の中、食事を堪能することができます。
「ミシュランガイド京都・大阪2023」で一つ星を獲得しているこのお店でいただけるのは、四季や節会がふんだんに盛り込まれた滋味深い京料理。旬の食材を用い、丁寧な仕事で作られた料理は、瑞々しさや力強さに溢れた一品ばかりです。京の伝統や文化を大切にしている「十牛庵」でしか味わえない一皿を、ぜひ五感で体感してみてください。
紅葉の美しさに魅了される秋。今回は、鮮やかに色づいた紅葉を眺めながら食事を楽しめる、京都のレストランを5店舗ご紹介しました。美味しい食事と風情ある特別な空間で、思い出に残る素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2024年10月31日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。