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食通が通う、東京のおすすめレストラン5選

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日々の息苦しさが拭えない世情ではありますが、この苦境を乗り越えて、これからの展開に注目していきたいと思うお店があります。
今回はフードライター・橋本恭一が通う、東京のレストランを5軒、ご紹介いたします。

1.心安らぐ空間の中、世界で磨いた調理技術に舌鼓

レストラン キエチュード(東京都/稲荷町駅)

「レストラン キエチュード」は、下谷神社のすぐそばという浅草に近い下町の中でも、静けさが漂う場所に、2015年オープンしました。
荒木栄朗シェフは幼少期からフランス料理のシェフに憧れ、料理人の道に。南仏の名店で修業を重ねた後、南米やアフリカ大陸など、様々な国で多様な料理の魅力を貪欲に吸収した、異色の経歴の持ち主です。

王道のフランス料理をしっかりと学んだ後のキャリアが、荒木氏の作る料理の斬新な美味しさに結実しています。特にスパイスは刺激を加える役割だけでなく、時にソースとして、時にメインディッシュの衣として使用するなど、その高い技術に裏付けされたセンスに感嘆の一言です。
気軽に楽しんでほしいという思いからコース料金も抑えめ。再訪されるお客様が多いのも頷けます。

フランス料理

レストラン キエチュード

東京メトロ銀座線 稲荷町駅 徒歩2分

6,000円〜7,999円

2.質実剛健、元気と喜びが伝わる美味しいフレンチ

Les Chanterelles(東京都/代々木八幡駅)

店名の「Les Chanterelles(シャントレル)」とはフランスのきのこの事で、見た目は地味でも味は抜群、という思いが込められています。2021年には10周年を迎え、中田雄介シェフの料理は益々冴えわたります。
“東京でしかできない日本人としてのフランス料理を表現する”というコンセプトの元、フランスから現地のレストランにも引けを取らない食材を輸入。さらに日本全国からも厳選した上質な食材を幅広く仕入れ、料理へと昇華します。

オープンキッチンで腕を振るう中田氏の語り口からは、食材を愛おしく思い、目の前のゲストに温かいフランス料理を提供するという事が、心の底から好きだという気持ちが伝わってきます。
ワインリストも充実しており、フランス・ブルゴーニュ産を中心に充実した品揃えに。
セラーの奥には、メニューに載っていない希少なワインもあり、ワイン好きにはたまりません。

フランス料理

Les Chanterelles

小田急小田原線 代々木八幡駅 徒歩5分

10,000円〜11,999円

3.肉が主役のイタリア料理屋さんで、肉料理のパレードに乾杯

アンティカ オステリア カルネヤ(東京都/牛込柳町駅)

カルネヤとはイタリア語で「肉」を意味し、店名が示すよう、厳選産地の肉料理を気心の知れた友人と、ワイン片手に食べ尽くすのにうってつけな「アンティカ オステリア カルネヤ」。
長沼剛司シェフが焼き上げる肉はどれも一級品。熟成肉のパイオニア「さの萬」や、滋賀の名門「サカエヤ」など、各地の確かな仕入れ先から極上の肉を揃えているのが、大きな強みになっています。

看板メニューの一つでもある「スーパーCARNEYAオールスターズ」は、5種類の肉の炭火焼きステーキの盛り合わせ。熟成肉や新鮮な牛肉、仔羊などを、一度に食べ比べる事が出来る肉好きが悶絶する逸品です。
その他にランチではハンバーガーも人気ですが、肉以外のメニューも勿論手抜きは一切なし。パスタやデザートもお代わりしたくなる一皿ばかりで、食後酒もグラッパを始め多数揃います。

イタリア料理

アンティカ オステリア カルネヤ

都営地下鉄大江戸線 牛込柳町駅 東口から徒歩6分

8,000円〜9,999円

4.素材に向き合い人に向き合う、天与のイタリア郷土料理

DiVino(東京都/麴町駅)

店名「DiVino(ディヴィーノ)」は、イタリア語で「神からの」「天与の」の意味。そして「Di Vino」とスペースを入れると「ワインの」という意味にも。長岳志シェフがイタリア・パルマのトラットリアで出会った一皿のパスタが美しく、そして鮮烈であるのに優しい味わいであった事は、まさに天与だったのでしょう。

イタリア各地を訪れその料理文化を体感した上で、伝統のレシピを重んじつつも、日本人の料理人がイタリア料理を作る意味を、徹底的に突き詰める。そんな真摯な長氏が「DiVino」をオープンした2010年以来、多くのイタリア料理愛好家が足を運んでいます。
肉料理や魚料理にも定評がありますが、自家製のタリオリーニやトルテローニのパスタは絶品。麺と具材とブロードが渾然一体となった美味しさは、一度味わうとすっかり虜になってしまいます。

イタリア料理

DiVino

東京メトロ有楽町線 麹町駅 5番出口より徒歩5分

6,000円〜7,999円

5.中国料理に和食の調理技術を取り入れた、軽やかな融合

の弥七(東京都/四谷三丁目駅)

皿鉢料理に代表される、伝統的な和食文化が色濃い高知県に生まれた山本眞也シェフ。実家が中国料理店を営んでいた事も、中国料理と和食の融合を想起するのに、自然な流れだったのかもしれません。
中国料理を食べたという満足感がありながらも、軽い食後感を与える料理を。その実現のために、食材自体の持ち味を生かす和食の調理技術が、山本氏の料理には随所に盛り込まれています。

例えば料理のベースとして使用する清湯スープは、通常鶏ガラを用いますが、昆布を使用。これによって鶏ガラ独特の風味の代わりに、食材に寄り添った清湯スープが完成します。
食材そのもののポテンシャルを最大限に引き出す、それこそが最高の調味料になるのだというメッセージが、山本氏の料理から軽やかに伝わってきます。類希なるバランスの新しい中国料理、食べない手はありません。

中国料理

の弥七

東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅 徒歩3分

15,000円〜19,999円

今回は、私が今すぐにでも再訪したいと思うお店をご紹介しました。
どのお店にも共通して思うのは、外食の楽しさ、素晴らしさを改めて教えてくれる名店ばかりという点。
料理をする事が大好きな料理人が、温かくて美味しい食事を用意してくれる。私達ゲストが喜びの時間を過ごすために、最高の準備をして出迎えてくれる。こんな幸せなひととき、何度でも味わいたくなりますよね。

橋本 恭一

美味しいお酒とお料理を求め続ける 都内屈指の胃袋&肝臓フル回転系ライター。 和洋中ジャンル問わず、王道の古典料理から イノベーティブ系のお料理にどんなお酒が合うかを ひたすらに追い求めており、食前食後などのバーの 楽しみ方も皆様にお伝えしてまいります。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:ナスキロ/サエキ飯店/赤坂 らいもん/鮨 みうら
・好きなお店:レストラン キエチュード/ラ クレリエール/私厨房 勇/トラットリア ダディーニ
・自分の会食で使うなら:くろ﨑/Les Chanterelles/日本料理 晴山/の弥七
・得意ジャンル:フレンチ/イタリアン/バー
・好きな食材:サルミソース/真鱈の白子/生トリ貝

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