古くから多彩な食文化が息づく大阪。味にもコスパにもシビアな人々に育くまれてきた“食い倒れ”の街ならではの、上質なグルメを楽しみませんか。今回は、そんな大阪にあるフランス料理の名店を5軒ご紹介します。
目 次
1.緻密な計算から生まれる、まるで美術品のような一皿
HAJIME(肥後橋駅 7番出口より徒歩3分)
日本を代表するイノベーティブフュージョンの名店「HAJIME」。オーナーシェフを務める米田肇氏は、大学で電子工学を修め、電子部品メーカーでエンジニアとして活躍した後に料理人に転身した、珍しい経歴の持ち主です。
そんなシェフならではの料理は“究極に完成度を高める”という信念の元、0.1度単位で温度を調整するこだわり様。
なかでも「Chikyu 地球」は、お店のテーマでもある“地球との対話”を象徴する料理の一つ。青い釉薬で海を表した直径60センチの有田焼のお皿に、陸を表現したという100種類の野菜が並びます。
シェフの美意識から生まれる壮大な世界観に浸りつつ、緻密な計算によって生まれる美食を召し上がれ。
2.その日しかいただけない、料理哲学に沿った唯一無二の料理
La Becasse(淀屋橋駅 11番出口から徒歩5分)
大阪のガストロノミーを代表する「La Becasse」は、厳しい審査をクリアした世界中の高級ホテルや一流レストランが加盟する「ルレ・エ・シャトー」の一員。
オーナーシェフ・渋谷圭紀氏は、「ポール・ボキューズ」や「ホテル クリヨン」「ムーラン・ドゥ・ムージャン」など、名だたるフランスの名店で修業をした実力者です。
シェフの料理哲学でもある“ユニークかつ完成形を作らない唯一無二の一皿”を体現するメニューに決まった品書きはなく、その日一番美味しいと見込んだ素材を仕入れ、即興で調理します。
その他に「鮎のリエット」や「オマールエビのサラダ」「仔羊のピカタ」などのスペシャリテも必食の一品。厳選されたワインとのマリアージュを味わいましょう。
3.伝統と革新が生み出す料理と美酒に酔いしれるひとときを
プレスキル(淀屋橋駅 10番出口直結)
“不易流行(ふえき りゅうこう)”をコンセプトに、古典的な調理法を守りながら新しいエッセンスも取り入れた料理を提供する「プレスキル」。
日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」を有しており、甲州ワインやフランスワインとのマリアージュが楽しめる、ワイン好きには堪らないレストランです。
腕を振るうのは「料理界のダ・ヴィンチ」の異名をもつ、アラン・シャペルの愛弟子としても知られる佐々木康二氏。
師の教えや伝統をベースに、佐々木シェフならではの繊細なセンスを反映した料理は、オリジナリティー溢れるものばかりです。
上質な空間の中で、ここだけの一皿とワインに酔いしれるひとときを過ごしてみませんか。
4.新鮮な食材の味を活かした本格フランス料理を優雅な空間で楽しむ
レスプリ・ドゥ・クゥー・ドゥ・フランス(北浜駅 徒歩1分)
「レスプリ・ドゥ・クゥー・ドゥ・フランス」は、フランス料理の重鎮「シェ・イノ」の井上旭シェフの弟弟子でもある坂口俊郎氏が手掛ける本格フランス料理店。
北浜駅に直結する好アクセスな場所にあり、高い天井高の店内は開放感抜群。クラシックのBGMが、より気分を高めてくれます。
全国各地から仕入れた新鮮な魚介や上質な肉、旬の野菜をふんだんに使用し、ライトなフランス料理へと昇華。伝統的な技法とシェフの感性で織りなす素材本来の美味しさを活かした料理の数々は、舌で味わい、目で見て楽しめるものばかりです。
都会の喧騒から一線を画す優雅な空間で、美味しい時間に浸りましょう。
どのお店も美しい一皿と共に上質な時間を過ごすことができるレストランばかり。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。