ブックマークしたい、東京の人気スペイン料理店のスペシャリテ

美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、海外旅行に行けない今だからこそ訪れたい、食で旅気分を味わえるスペイン料理店の名物料理をご紹介します。とっておきのスペシャリテは、お店のこだわりを表現する代名詞となるもの。他ではいただけない特別な一皿を、是非味わってみませんか?

1.小笠原伯爵邸のスペシャリテ

イベリコプルマ アモンティリャドソース 青梅 青茄子 野菜のパウダー

新宿区河田町の閑静な街並みの中に佇む「小笠原伯爵邸」は、小笠原長幹伯爵の邸宅として使われていたスパニッシュ様式の洋館を甦らせた一軒家レストラン。歴史ある建物と空間の素晴らしさはもちろんのこと、2007年の「ミシュランガイド東京」創刊以来14年連続で一つ星に掲載され続けている、東京を代表するスペイン料理店のひとつです。

長い歴史を刻んだ洋館のテーブルを彩るのは、最先端のモダンスパニッシュ。日本の食材にも造詣が深いシェフ、ゴンサロ・アルバレス氏が、スペインと日本から厳選した食材を融合させ、季節感やストーリーのある華やかな料理に仕立てます。

特に人気のコース「Condesa」では、 「イベリコ豚ベジョータ」の希少部位でジューシーな肉質の「プルマ」を使用した季節のメイン料理が楽しめます。夏のメニューは、 「イベリコプルマ アモンティリャドソース 青梅 青茄子 野菜のパウダー」。ドングリの実を食べて育ち、イベリコ豚の中でも上位ランクに位置する「イベリコ豚ベジョータ」は、上品な肉の味わいと芳醇な香りが特徴。絶妙な火入れで焼き上げた肉の柔らかさは、クチコミでも高い評価を得ています。

スペイン料理

小笠原伯爵邸

都営大江戸線 若松河田駅 改札右側・河田口 出口より地上すぐ

15,000円〜19,999円

2.エスタシオンのスペシャリテ

アロスメロッソ

飯田橋駅から徒歩3分のところに店を構える「エスタシオン」。店主の野堀シェフが、スペイン各地で出会った郷土料理と豊富なロゼワインに感銘を受け2015年に店をオープン。その後「ミシュランガイド東京2017」以来、5年連続でビブグルマンに掲載され続けている、注目のスペイン料理店です。

基本のメニューは「シェフのおまかせコース」。日本では珍しい様々な郷土料理をベースに、シェフのアイディアが詰まったオリジナリティ溢れる料理の数々が並びます。仕込みから仕上げまで全て野堀シェフが1人で調理を担当するため、カウンター席では、臨場感溢れる雰囲気とともに食事を楽しめます。

特に人気が高いのは、鉄鍋を使い、たっぷりのスープでお米を炊き上げるスペイン風の雑炊「アロスメロッソ」。パエリアと並ぶスペインの定番米料理で、魚介の旨みが溶け込んだスープと、程好く食感を残したお米のバランスが絶妙。時間が経つほどにお米がスープを吸い込み、凝縮された魚介の旨みを余すことなく堪能できる、まさにコースの締めに相応しい一品です。

スペイン料理

エスタシオン

東京メトロ有楽町線・南北線 飯田橋駅 徒歩3分

10,000円〜11,999円

3.ABASQUE Itsas eta Mendiのスペシャリテ

バカラオのピルピル

「ABASQUE Itsas eta Mendi」は、渋谷駅・表参道駅から徒歩で約10分、六本木通りの渋谷二丁目交差点近くにあるバスク料理店。シェフを務めるのは、ヨーロッパ各国で約6年修行を積んだ柴田淳一氏。バスク地方の海と山の郷土料理をベースに、東京ならではの表現を加えた新しいスタイルのバスク料理で、舌の肥えた大人たちを魅了しています。

多くの種類の料理を楽しんでもらえるように、コースはアミューズからメイン、デザートまで全9品のデギュスタシオンスタイル。美食の地・バスクの郷土料理をたっぷりと堪能できる構成になっており、毎月メニューが変わるのも訪れる楽しみのひとつです。

なかでも柴田シェフ渾身の一品が、バスクの伝統料理「バカラオのピルピル」。塩鱈を、ニンニク・唐辛子を入れた低温のオリーブオイルでゆっくりと火入れし、鱈から染み出る旨みやエキスでオイルを乳化させたソースと共にいただきます。シンプルな料理だけに、シェフの腕が際立つ滋味深い一品です。シニアソムリエのオーナーが、バスク産のものを中心に厳選したワインとのペアリングで堪能してみては。

バスク料理

ABASQUE Itsas eta Mendi

JR線 渋谷駅 16番口 徒歩7分

10,000円〜11,999円

素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。

※こちらの記事は2021年10月18日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika Tsuboi

一休.comの宿泊営業アシスタントから編集部へ。ワインと一緒に、美味しいものを少しずついただくのが最高の幸せ。こぢんまりとしたフレンチやネオビストロがお気に入り。
最近は日本ワインにも興味を持ち、旅先で出会った好みのワインを自宅で愉しむのが日課。パンやスイーツなどにも目がなく、週末にはカフェやパン屋巡りをし日頃の情報収集も欠かさない。
・最近行ったお店:Restaurant Fermier/六雁/Varmen
・好きなお店:広尾 ぺりかん/RESTAURANT MAMA./LATURE
・得意ジャンル:ビストロ
・好きな食材:ジビエ/蛤/伊勢海老/キノコ

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