ブックマークしたい、うなぎの名店のスペシャリテ 東京編

美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、夏に食べたいうなぎ料理店の名物料理をご紹介します。とっておきのスペシャリテは、お店のこだわりを表現する代名詞となるもの。他ではいただけない特別な一皿を、是非味わってみませんか?

1.うなぎ はし本(東京都/江戸川橋)のスペシャリテ

鰻重、串(肝焼き、向骨、ひれ)

江戸川橋駅から徒歩約3分の、神田川に架かる石切橋のたもと。「うなぎ はし本」は、天保6年(1835年)の創業以来、同じ場所で暖簾を掲げ続けてきた老舗のうなぎ屋です。うなぎ問屋で目利きの修行をした6代目店主が、180年前と変わらない味わいを守り続けています。

創業当時から同じ原料、製法で作る秘伝のタレに合わせるうなぎは、店主自らが皮の艶や触った感触・弾力で品質を見分け、しっかりとうなぎの味が感じられるものを厳選。伝統の味を楽しめる「鰻重」は、うなぎの質によって蒸し時間を変え、備長炭の上でタレをつけながら2、3度ひっくり返して焼くことで、外は少しパリッと、中は柔らかくふわっとした食感に仕上げています。蓋を開けると炭で焼かれたタレの香りが食欲を刺激し、一口食べればうなぎの味わいとタレの風味で箸が止まりません。

「肝焼き」をはじめとする串の種類も豊富。骨の周りの身を20匹分使用した「向骨」は、うなぎの旨味が凝縮された贅沢な1本。「ひれ」は、3匹分のひれを丁寧に串に巻いたもので、ほどよい苦みと脂の旨味がクセになる味わいです。

うなぎ

うなぎ はし本

東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅 4番出口 徒歩3分

8,000円〜9,999円

2.わたべ(東京都/後楽園)のスペシャリテ

特上うな重、自家製フォアグラのテリーヌと鰻の蒲焼き

地下鉄春日駅、後楽園駅から徒歩圏内の、下町情緒溢れる文京区小石川にある「わたべ」は、1947年創業のうなぎ料理専門店。「ミシュランガイド東京」に2018年から4年連続 でビブグルマンの店として掲載されている、うなぎの名店のひとつです。

この店のうなぎの特徴は、口の中で溶けるような軟らかい身。日本有数のうなぎの生産地、愛知県一色町の漁業組合から直接仕入れたうなぎを背開きにしてから白焼きし、蒸した後に焼き上げる関東風に仕上げます。
ひとつひとつ手作業で丁寧に骨抜きをし、蒸し置きではなく注文を受けてから約30分かけて蒸したものをそのまま焼き上げることで、他にはないふわとろの食感に。さっぱりとした味わいの70余年継ぎ足してきた自慢のタレと合わせれば、季節を問わず美味しくいただけること請け合いです。店の一推しメニューの「特上うな重」には、身が厚く、しっかりと脂が乗った太目のうなぎを1匹まるごと使っています。

季節の刺身や一品料理も豊富で、中でも「自家製フォアグラのテリーヌと鰻の蒲焼き 」は、フレンチ出身の3代目店主のスペシャリテ。さっぱりとしたうなぎの旨味と脂の乗ったフォアグラの組み合わせは、日本酒にもワインにもよく合う贅沢な逸品です。

うなぎ

わたべ

都営地下鉄三田線 春日駅 A5出口より徒歩1分

8,000円〜9,999円

3.炭焼 うな富士 有楽町店(東京都/有楽町)のスペシャリテ

肝入りうなぎ丼、肝入りひつまぶし

「炭焼 うな富士 有楽町店」は、銀座コリドー街に並行する「日比谷OKUROJI」に2020年9月にオープンしたうなぎ専門店。創業25年ながら、うなぎ激戦区・愛知県で行列の絶えない人気店として知られる「うな富士」の東京初進出店舗として、食通たちから注目を集めている1軒です。

元飼料メーカー勤務の創業者・水野氏が、確かな信頼関係を持つ各地の養鰻業者から仕入れるのは、幻の高級魚「青うなぎ」。中でも一般的なサイズより3割以上大きく、脂が乗った「特大青うなぎ」のみを使用しています。関東地域で一般的な「蒸し焼き」ではなく、1,000度を超える高温の炭火で「地焼き」することで、身の厚い青うなぎの旨味や脂肪分が閉じ込められ、外はパリパリ、中はふっくらと仕上がります。

細部にまでこだわりを尽くしたこの店の名物は、職人技を要する腹開きによって綺麗に取り出された肝を使った数量限定の「肝入りうなぎ丼」や「肝入りひつまぶし」。丸々と肥えた肝の濃厚な味わいは、うなぎとの相性抜群!門外不出のタレが食欲をいっそう掻き立てます。

うなぎ料理

炭焼 うな富士 有楽町店

JR線 有楽町駅 日比谷口徒歩6分

8,000円〜9,999円

素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。

※こちらの記事は2023年04月17日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika Tsuboi

一休.comの宿泊営業アシスタントから編集部へ。ワインと一緒に、美味しいものを少しずついただくのが最高の幸せ。こぢんまりとしたフレンチやネオビストロがお気に入り。
最近は日本ワインにも興味を持ち、旅先で出会った好みのワインを自宅で愉しむのが日課。パンやスイーツなどにも目がなく、週末にはカフェやパン屋巡りをし日頃の情報収集も欠かさない。
・最近行ったお店:Restaurant Fermier/六雁/Varmen
・好きなお店:広尾 ぺりかん/RESTAURANT MAMA./LATURE
・得意ジャンル:ビストロ
・好きな食材:ジビエ/蛤/伊勢海老/キノコ

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