美味しいレストランには、こだわりの「スペシャリテ」あり!今回は、トラットリアの名物料理をご紹介します。とっておきのスペシャリテは、お店のこだわりを表現する代名詞となるもの。他ではいただけない特別な一皿を、是非味わってみませんか?
イル・ボッカローネ(東京都/恵比寿)
パルミジャーノのリゾット/炭焼きTボーンステーキ
1989年のオープン以降、イタリア伝統の調理法を守り、本場の味を気軽に楽しめると多くの人に愛され続ける「イル・ボッカローネ」。温かな空気感が漂う店内は、“古き良きイタリアの食堂”を再現。オーナー自らイタリアのワイナリーを訪ねて厳選したワインと共に、現地を訪れたかのような感覚で食事をお楽しみいただけます。
「パルミジャーノのリゾット」は、巨大なパルミジャーノをくり抜いたお皿にリゾットを注ぎ、目の前でチーズを絡めて提供してくれるお店の看板メニュー。まるで溶けたチーズをそのまま食べているかのような濃厚な味わいがたまりません。このスタイルでチーズリゾットを出したのは、日本でこのお店が初めてだとか。
当時ステーキハウスでしか食べることができなかったTボーンステーキを、イタリアンで初めて提供したのもこのお店。炭火で香ばしく焼き上げられた「炭焼きTボーンステーキ」は、塩胡椒のみのシンプルな味付けで、食べるごとに力強い肉の旨味が口いっぱいに広がります。老舗トラットリア発祥ならではの歴史ある一品をぜひお召し上がりください。
ラ・ビスボッチャ(東京都/広尾)
花ズッキーニの水牛モッツァレッラ詰めフライ/カジキマグロの燻製カルパッチョ
広尾にある「ラ・ビスボッチャ」は、イタリア国外における「イタリア政府公認レストラン」に選出されたトラットリア。オープンキッチンから繰り広げられる活気の中で、イタリア全土の郷土料理を季節毎にいただけます。
「花ズッキーニの水牛モッツァレッラ詰めフライ」は、1993年の開業当時から人気を博すメニュー。国内で朝咲いた花ズッキーニを当日に直送してもらい、2日以内に調理。モッツァレッラチーズと細かく刻んだアンチョビのフィレを混ぜ合わせ、花びらで包んで高温で揚げます。フォークで切ると中から濃厚チーズがとろり。サクッとした花びらやアンチョビのスパイスなど、様々な触感と味のアンサンブルが楽しめます。
「カジキマグロの燻製カルパッチョ」も同様に人気の定番メニュー。開業当時、イタリア人シェフから伝授された古典的な燻製カルパッチョです。カジキマグロの水分を3日間かけて吸収し、燻製してマリネ。絞ったレモンとイタリア産の自然海塩を使ったドレッシングをかけていただきます。カジキマグロの香ばしさと濃縮された旨味がやみつきになる一皿です。
ラ スフォリーナ(東京都/乃木坂)
リコッタチーズとほうれん草を詰めたトルテッローネ
東京ミッドタウンや新国立美術館の程近くに佇む、レンガ造りの一軒家レストラン「ラ スフォリーナ」。桜の木でできた一枚板のカウンターやゆったりとしたテーブル席、テラス席など、シーンに合わせて選べる店内で、肩肘張らずにイタリアンを堪能できます。
カジュアルな雰囲気でありながらも、提供される料理はイタリアの星付きレストランで修行を積んだシェフが手掛ける本格派。生パスタやニョッキ発祥の北イタリア、エミリア=ロマーニャ地方で生パスタの生地づくりを仕事とする、働きものの女性達の事を指す“ラ・スフォリーナ”という言葉を店名に持つこのお店の自慢は、何といっても生パスタです。
中でも「リコッタチーズとほうれん草を詰めたトルテッローネ」は昔からの定番メニュー。平たいパスタを巻いたような形状のトルテッローネというパスタの中に、リコッタチーズとほうれん草を詰め、さらに上からもリコッタチーズをたっぷりとかけた一品です。口に入れた瞬間にチーズの濃厚な旨味がじゅわっと広がり、口福のひとときに。ふらりと立ち寄り、美味しい料理と共にゆったりとした時間を過ごせるお店です。
素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。 素敵なお店のスペシャリテは、ここでしか出会えない特別な食体験を堪能できる一品。気になるお店があったら、ぜひブックマークしてみてくださいね。
※こちらの記事は2023年04月17日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。