名店紹介「Ostu」。イタリア通も唸る!ピエモンテ料理を楽しめる代々木のオステリア

代々木公園に隣接し、豊かな緑を満喫しながらイタリアの郷土料理を楽しめるレストラン「Ostu」をご紹介します。シェフが修業を積んだピエモンテ州は、イタリアでも屈指のグルメな地。手間のかかる内臓料理を始めとしたバリエーション豊富な肉料理や伝統のパスタなど、他ではなかなか味わえない本場ピエモンテの味覚が評判を呼ぶ人気店です。

春には桜の特等席も

都心のオアシス、代々木公園が目の前に広がる緑豊かなロケーション。エントランスに連なる壁一面がガラス張りになっており、公園の緑を借景に、都会にいながらにしてどこか長閑な時間が過ごせるレストラン「Ostu」。

温かみのある色調でまとめられた店内には、シェフが修業時代を過ごしたピエモンテの写真などが飾られ、現地の言葉で“オステリア(=食堂)”を意味する店名通りのアットホームさや活気が感じられます。

毎年春には、店の前を彩る桜の開花に合わせて窓際の席を外向きに配置。この時季の風物詩にもなっている“さくら席”が登場し、訪れるゲストを楽しませます。

ピエモンテでじっくりと修業を積む

オーナーシェフの宮根正人氏は埼玉県の出身。調理師学校を卒業した後、南青山の「アントニオ」 を皮切りに、「ロニオン」(現在は閉店)や「アル・ソリト・ポスト」(現在は閉店)、「イル・ルシェッロ」(現在は閉店)といった都内のイタリアンレストランでの勤務を経て、本場イタリアへ。

ロンバルディア州マントヴァの「アル・ベルサリエーレ」で1年、ワインで有名なピエモンテ州バローロ村の1つ星店「ロカンダ・ネル・ボルゴ・アンティーコ」で5年に渡り修業を重ねました。滞在中、現地の肉屋やチーズ工房なども巡って研鑽を積み、2006年11月に帰国。翌2007年6月、「Ostu」開店と同時にシェフに就任し、2011年8月からはオーナーシェフとして腕を振るっています。

グルメな州の郷土料理を存分に

周囲を山に囲まれ、豊富なバリエーションを誇る肉料理など、重厚な郷土料理が知られるピエモンテ州。

イタリア北部に位置することもあって、ピエモンテ料理はフランスの宮廷料理の流れも汲んでおり、イタリアでもとりわけグルメな州であると言われています。

代々木公園の四季折々の表情を愛でながら、本場で学んだシェフのピエモンテ料理の奥深さと厳選したワインを楽しむことができる「Ostu」。

コースのメイン料理には本場ピエモンテの味に忠実な肉料理を据え、現地に伝わる素朴な細打ちパスタ『タヤリン』や特産のヘーゼルナッツを使ったデザートなど、シェフ自慢の名物料理が数々並びます。また、毎日焼かれる自家製『フォカッチャ』も、根強い人気を誇る一品です。

代々木公園の緑を望む恵まれたロケーションで、心豊かなひとときが過ごせるレストラン「Ostu」。丁寧な接客と正統派ながら肩肘張らない料理が迎えてくれ、ほっとする居心地の良さは抜群。大切な人との記念日や、温かな美味に浸りたい日のお食事に、ぜひ訪れていただきたい一軒です。

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北イタリア料理

Ostu

東京メトロ千代田線 代々木公園駅 徒歩2分

10,000円〜11,999円

アクセス
住所: 東京都渋谷区代々木5-67-6 代々木松浦ビル1F

※こちらの記事は2023年04月20日更新時点での情報になります。最新の情報は一休ガイドページをご確認ください。

Mika Muroi

旅と食べ歩きと文章を書くことが好きで、プレミアム・グルメメディア「KIWAMINO」のライターに。フレグランスラボでの勤務経験から、香りやフレーバーにこだわりが。選りすぐりのレストランを、スマートな日本語に乗せてお届けします。
【MY CHOICE】
・さいきん行ったお店:DAZZLE
・好きなお店:嘉禅
・自分の会食で使うなら:麻布淺井
・得意ジャンル:イタリアン、ビストロ
・好きな食材:野菜全般、鴨、チーズ

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